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エタノール混合ガソリンの成分分析装置および方法

国内特許コード P09P006277
整理番号 21308
掲載日 2009年7月3日
出願番号 特願2007-319492
公開番号 特開2009-145057
登録番号 特許第5086787号
出願日 平成19年12月11日(2007.12.11)
公開日 平成21年7月2日(2009.7.2)
登録日 平成24年9月14日(2012.9.14)
発明者
  • 大谷 知行
  • 林 伸一郎
  • 宮丸 文章
  • 保科 宏道
  • 小川 雄一
  • 阿部 香織
出願人
  • 独立行政法人理化学研究所
発明の名称 エタノール混合ガソリンの成分分析装置および方法
発明の概要

【課題】エタノール混合ガソリンに含まれる成分を非破壊かつ非接触で短時間に測定することができるエタノール混合ガソリンの成分分析装置および方法を提供する。
【解決手段】ミリ波・テラヘルツ波2の透過性の高い素材からなり、内部にエタノール混合ガソリン1を封入又は流通させる検査セル12と、検査セルを透過するようにミリ波・テラヘルツ波を照射する照射装置14と、検査セルを透過したミリ波・テラヘルツ波の強度を波数毎に分解して計測する分光光度計16と、検査セルにおけるミリ波・テラヘルツ波の透過率又は吸収率を演算して成分を分析する演算装置18とを備える。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


エタノールは、オクタン価が高く、芳香族分やオレフィン分を含まないため、再生可能なバイオマス燃料としての利点を有している。そのため、エタノール混合ガソリンは、地球温暖化の対策として世界的に普及が進んでおり、日本においても導入が予定されている。



かかるエタノール混合ガソリンは、例えば特許文献1,2に開示されている。またガソリンのような非水性の液体中のアルコール(例えばメタノールまたはエタノール)の含有量を検出する手段として特許文献3が開示されている。



特許文献1は、ガソリン層と水層に相分離せず、またRVPを適正な値に保ったエタノール含有ガソリンの提供を目的とする。
そのため、この発明は、ベースガソリンにエタノールを0.5~15容量%含有させたエタノール含有ガソリンであって、水分量(質量%)/エタノール(容量%)比が0.002~0.030であり、50%留出温度(T50)が75~110℃、60℃における気液比(V/L)が50.0以下、リサーチ法オクタン価(RON)が89~105であり、リード蒸気圧(RVP)が65kPa以下であるものである。



特許文献2は、相溶剤を使用せずに、ガソリンの性状を調整することでガソリン層と水層への相分離を抑制でき、また、相分離した場合でも、ガソリン車の適正な運転性が確保できるエタノール配合ガソリンの提供を目的とする。
そのため、この発明は、エタノール含有量が1容量%以上15容量%以下、芳香族含有量が15容量%以上40容量%以下、オレフィン含有量が5容量%以上30容量%以下、水分量が0.01容量%以上0.9容量%以下であり、かつ、リサーチ法オクタン価が89以上97未満、曇り点が0℃以下で、式(I)
T=1.6×10×(Wa)0.33×(Et)-0.46×(Ar)-0.07×(Ol)-0.07・・・・(I)
[式中、Waは水分量、Etはエタノール含有量、Arは芳香族含有量、Olはオレフィン含有量を示し、いずれも該エタノール配合ガソリン全量に対する量(容量%)である]で表される相分離指数Tが273以下であるものである。



特許文献3は、ガソリンのような非水性の液体中のアルコール(例えばメタノールまたはエタノール)の含有量を検出することのできるアルコールセンサを目的とする。
そのため、この発明は、図7に示すように、液体の水酸化炭素およびアルコールを含む混合物中に浸漬され、基体上に支持された少なくとも2つの導電性電極52,54と、それら2つの電極52,54を短絡させる導電性ポリマー被覆56とを具備しており、その導電性ポリマー被覆の抵抗がアルコール濃度の関数として変化することを特徴とする。導電性ポリマーは3-アルキル置換されたポリチオフェン等のポリチオフェンが使用される。2つの電極52,54間の電気抵抗は導電性ポリマー被覆56に接触する液体のアルコールの濃度の関数として変化する。電極52,54は図示のように交差指状に構成されており、温度保障のために第3の電極50が使用されるものである。




【特許文献1】特開2005-187520号公報、「エタノール含有ガソリン」

【特許文献2】特開2006-249310号公報、「エタノール配合ガソリン」

【特許文献3】特開平6-265503号公報、「燃料中のアルコール含有量のための電子センサ」

産業上の利用分野


本発明は、エタノール混合ガソリンに含まれる成分を非破壊かつ非接触で分析する成分分析装置および方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
テラヘルツ波の透過性の高い素材からなり、内部にエタノール混合ガソリンを封入又は流通させる検査セルと、
該検査セル内を透過するように波数50cm-1を超えるテラヘルツ波を照射する照射装置と、
前記検査セルを透過した前記テラヘルツ波の強度を波数毎に分解して計測する分光光度計と、
前記検査セルにおける前記テラヘルツ波の透過率又は吸収率を演算して成分を分析する演算装置と、を備えたことを特徴とするエタノール混合ガソリンの成分分析装置。

【請求項2】
テラヘルツ波の透過性の高い素材からなる検査セルの内部にエタノール混合ガソリンを封入又は流通させ、
該検査セルを透過するように波数50cm-1を超えるテラヘルツ波を照射し、
前記検査セルを透過した前記テラヘルツ波の強度を波数毎に分解して計測し、
前記検査セルにおける前記テラヘルツ波の透過率又は吸収率を測定して成分を分析する、ことを特徴とするエタノール混合ガソリンの成分分析方法。

【請求項3】
特定の周波数における前記透過率又は吸収率の差異を測定し、エタノール又は水分の濃度を決定する、ことを特徴とする請求項2に記載のエタノール混合ガソリンの成分分析方法。

【請求項4】
前記透過率又は吸収率の周波数依存性の差異を測定し、エタノール又は水分の濃度を決定する、ことを特徴とする請求項2に記載のエタノール混合ガソリンの成分分析方法。

【請求項5】
前記透過率又は吸収率の波数との関係の差異を測定し、エタノール又は水分の濃度を決定する、ことを特徴とする請求項2に記載のエタノール混合ガソリンの成分分析方法。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007319492thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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