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モーフィング楽曲生成装置及びモーフィング楽曲生成用プログラム コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P09P006092
整理番号 K077P19
掲載日 2009年8月21日
出願番号 特願2008-025374
公開番号 特開2009-186671
登録番号 特許第5051539号
出願日 平成20年2月5日(2008.2.5)
公開日 平成21年8月20日(2009.8.20)
登録日 平成24年8月3日(2012.8.3)
発明者
  • 浜中 雅俊
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 モーフィング楽曲生成装置及びモーフィング楽曲生成用プログラム コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】音楽知識が乏しいユーザであっても二つの異なる楽曲の中間的なモーフィング楽曲を簡単に生成することができるモーフィング楽曲生成装置を提供する。
【解決手段】第1の中間タイムスパン木データ生成部6で共通タイムスパン木データと第1のタイムスパン木データの非共通部分を第1のタイムスパン木データから選択的に除去する。第2の中間タイムスパン木データ生成部7においても、第2のタイムスパン木データに関して、同様のことを行って第2の中間タイムスパン木データを得る。データ統合部は、第1の中間タイムスパン木データと第2の中間タイムスパン木データを統合して統合タイムスパン木データを生成する。楽曲データ生成部は、統合タイムスパン木データによりモーフィング楽曲を生成する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


音楽というメディアの認識や表現は曖昧なため、音楽知識が乏しいユーザが思い通りに計算機に作曲させたり演奏させたりすることは一般に困難である。音楽知識が乏しいユーザが操作可能な音楽システムを実現する上で重要なのは、1)音楽をいかにして操作するのか、2)ユーザの意図をいかに反映するのか、の2つである。その際に注意すべきなのは操作対象の抽象度をあげると操作は容易になる反面、ユーザの意図を反映しにくくなる可能性がある点である。



例えば、楽譜エディタやシーケンサ(非特許文献1)が市販されている。しかしながら操作できる対象は、音符、休符、和音名など曖昧性の低い表層的な構造に限定されている。一方、非特許文献2(http://www.apple.com/jp/ilife/garageband/)で公表されているシステムでは、システムが予め多くのループ素材を用意することで、それらを組み合わせというシンプルな操作のみで作曲を行うことができる。



また、非特許文献3には、相対擬補元を用いた2つのコンテンツのモーフィング手法が提案されていた。
【非特許文献1】
佐藤天平著、「コンピュータ・ミュージックスーパー・ビギナーズマニュアル」,ソフトバンククリエイティブ,1997.
【非特許文献2】
http://www.apple.com/jp/ilife/garageband/
【非特許文献3】
平田圭二及び東条敏著の「相対擬補元を用いたメディアデザイン操作の形式化について」第19回人工知能学会全国大会, 2B3-08, 2005.

産業上の利用分野


本発明は、二つの異なる楽曲の中間的なモーフィング楽曲を生成するモーフィング楽曲生成装置及びモーフィング楽曲生成用プログラムに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1の楽曲と第2の楽曲の中間的なモーフィング楽曲を生成するモーフィング楽曲生成装置であって、
前記第1の楽曲の第1の楽曲データを分析して得た第1のタイムスパン木についての第1のタイムスパン木データと、前記第2の楽曲の楽曲データを分析して得た第2のタイムスパン木についての第2のタイムスパン木データとに基づいて、前記第1のタイムスパン木と前記第2のタイムスパン木の共通部分を抽出して得られる共通タイムスパン木についての共通タイムスパン木データを生成する共通タイムスパン木生成部と、
前記第1のタイムスパン木データと前記共通タイムスパン木データとに基づいて、前記第1のタイムスパン木と前記共通タイムスパン木との複数の非共通部分を前記第1のタイムスパン木から選択的に除去するか、前記複数の非共通部分を前記共通タイムスパン木に選択的に追加して生成される第1の中間タイムスパン木についての第1の中間タイムスパン木データを生成する第1の中間タイムスパン木データ生成部と、
前記第2のタイムスパン木データと前記共通タイムスパン木データとに基づいて、前記第2のタイムスパン木と前記共通タイムスパン木との1以上の非共通部分を前記第2のタイムスパン木から選択的に除去するか、前記1以上の非共通部分を前記共通タイムスパン木に選択的に追加して生成される第2の中間タイムスパン木についての第2の中間タイムスパン木データを生成する第2の中間タイムスパン木データ生成部と、
前記第1の中間タイムスパン木データと前記第2の中間タイムスパン木データとに基づいて、前記第1の中間タイムスパン木と前記第2の中間タイムスパン木とを統合して得られる統合タイムスパン木についての統合タイムスパン木データを生成するデータ統合部と、
前記統合タイムスパン木データに基づいて、前記統合タイムスパン木に対応する楽曲データを前記モーフィング楽曲の楽曲データとして生成する楽曲データ生成部とを備えていることを特徴とするモーフィング楽曲生成装置。

【請求項2】
前記第1の中間タイムスパン木データ生成部と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部は、前記1以上の非共通部分を選択的に除去または追加するための指令を、マニュアル操作により発生するマニュアル指令発生部を備えている請求項1に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項3】
前記マニュアル指令発生部は、前記第1の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令とをそれぞれ別個独立に発生するように構成されている請求項2に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項4】
前記マニュアル指令発生部は、前記第1の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令とをそれぞれ相反的に発生するように構成されている請求項2に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項5】
前記第1の中間タイムスパン木データ生成部と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部は、予め定めた優先順位に従って前記1以上の非共通部分を選択的に除去または追加するように構成されている請求項1に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項6】
前記優先順位は、前記1以上の非共通部分の音符の重要度に基づいて定められる請求項5に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項7】
前記第1及び第2の楽曲は和音を含まない単旋律の楽曲であり、
前記楽曲データ生成部は、前記統合タイムスパン木が同じタイムスパンに異なる2音を含む場合に、前記2音をそれぞれ選択した複数種類の楽曲データを前記モーフィング楽曲の楽曲データとして出力するように構成されている請求項1に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項8】
予め前記共通タイムスパン木を生成できる関係を有する複数の楽曲についての前記楽曲データ及びタイムスパン木データを記憶する楽曲データベースと、
前記楽曲データベースから選択した一つの楽曲と該一つの楽曲のタイムスパン木と共通タイムスパン木を生成できる複数の楽曲を選択可能に提示する楽曲提示部と、
前記楽曲提示部に提示された複数の楽曲から選択された楽曲のタイムスパン木データと前記一つの楽曲のタイムスパン木データとを前記共通タイムスパン木データ生成部に転送するデータ転送部とをさらに備えている請求項1に記載のモーフィング楽曲生成装置。

【請求項9】
コンピュータにおいて実行されて第1の楽曲と第2の楽曲の中間的なモーフィング楽曲を生成するためのモーフィング楽曲生成用プログラムであって、
前記第1の楽曲の第1の楽曲データを分析して得た第1のタイムスパン木についての第1のタイムスパン木データと、前記第2の楽曲の楽曲データを分析して得た第2のタイムスパン木についての第2のタイムスパン木データとに基づいて、前記第1のタイムスパン木と前記第2のタイムスパン木の共通部分を抽出して得られる共通タイムスパン木についての共通タイムスパン木データを生成する共通タイムスパン木生成部と、
前記第1のタイムスパン木データと前記共通タイムスパン木データとに基づいて、前記第1のタイムスパン木と前記共通タイムスパン木との1以上の非共通部分を前記第1のタイムスパン木から選択的に除去するか、前記1以上の非共通部分を前記共通タイムスパン木に選択的に追加して生成される第1の中間タイムスパン木についての第1の中間タイムスパン木データを生成する第1の中間タイムスパン木データ生成部と、
前記第2のタイムスパン木データと前記共通タイムスパン木データとに基づいて、前記第2のタイムスパン木と前記共通タイムスパン木との1以上の非共通部分を前記第2のタイムスパン木から選択的に除去するか、前記1以上の非共通部分を前記共通タイムスパン木に選択的に追加して生成される第2の中間タイムスパン木についての第2の中間タイムスパン木データを生成する第2の中間タイムスパン木データ生成部と、
前記第1の中間タイムスパン木データと前記第2の中間タイムスパン木データとに基づいて、前記第1の中間タイムスパン木と前記第2の中間タイムスパン木とを統合して得られる統合タイムスパン木についての統合タイムスパン木データを生成するデータ統合部と、
前記統合タイムスパン木データに基づいて、前記統合タイムスパン木に対応する楽曲データを前記モーフィング楽曲の楽曲データとして生成する楽曲データ生成部とを前記コンピュータ内に実現するように構成されているモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項10】
前記第1の中間タイムスパン木データ生成部と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部は、前記非共通部分を選択的に除去または追加するための指令を、マニュアル操作により発生するマニュアル指令発生部を備えている請求項9に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項11】
前記マニュアル指令発生部は、前記第1の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令とをそれぞれ別個独立に発生するように構成されている請求項10に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項12】
前記マニュアル指令発生部は、前記第1の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部における前記指令とをそれぞれ相反的に発生するように構成されている請求項9に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項13】
前記第1の中間タイムスパン木データ生成部と前記第2の中間タイムスパン木データ生成部は、予め定めた優先順位に従って前記1以上の非共通部分を選択的に除去または追加するように構成されている請求項9に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項14】
前記優先順位は、前記1以上の非共通部分の音符の重要度に基づいて定められ請求項13に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項15】
前記第1及び第2の楽曲は和音を含まない単旋律の楽曲であり、
前記楽曲データ生成部は、前記統合タイムスパン木が同じタイムスパンに異なる2音を含む場合に、前記2音をそれぞれ選択した複数種類の楽曲データを前記モーフィング楽曲の楽曲データとして出力するように構成されている請求項9に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項16】
予め前記共通タイムスパン木を生成できる関係を有する複数の楽曲についての前記楽曲データ及びタイムスパン木データを記憶する楽曲データベースから選択した一つの楽曲と該一つの楽曲のタイムスパン木と共通タイムスパン木を生成できる複数の楽曲を選択可能に提示する楽曲提示部と、
前記楽曲提示部に提示された複数の楽曲から選択された楽曲のタイムスパン木データと前記一つの楽曲のタイムスパン木データとを前記共通タイムスパン木データ生成部に転送するデータ転送部とをさらに前記コンピュータ内に実現する請求項9に記載のモーフィング楽曲生成用プログラム。

【請求項17】
請求項9乃至16のいずれか1項に記載のプログラムをコンピュータ読みとり可能に記録した記録媒体。
国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 登録
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