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複合培養による二次代謝産物の製造方法 新技術説明会

国内特許コード P09P006734
掲載日 2009年9月18日
出願番号 特願2008-052002
公開番号 特開2009-207385
登録番号 特許第5643475号
出願日 平成20年3月3日(2008.3.3)
公開日 平成21年9月17日(2009.9.17)
登録日 平成26年11月7日(2014.11.7)
発明者
  • 尾仲 宏康
  • 五十嵐 康弘
  • 森 夕希子
出願人
  • 富山県
発明の名称 複合培養による二次代謝産物の製造方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明は,スクリーニング菌株の新たな二次代謝産物生産能力を引き出し得る新たな培養方法を用いた二次代謝産物のスクリーニング方法,その製造方法及び培養物に関する。
【解決手段】本発明は,ミコール酸を細胞壁に含有する微生物及び少なくとも1種の被検菌を複合して培養し、培養液中に二次代謝産物が含まれているかを確認する二次代謝産物のスクリーニング方法であり,また,ミコール酸を細胞壁に含有する微生物に属する少なくとも1種の微生物及び少なくとも1種の放線菌又は糸状菌を複合して培養し,培養液中に生産される二次代謝産物を採取する製造方法であり,更に,培養液中に二次代謝産物を蓄積させた培養物である。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



微生物培養において,純粋培養は,コッホ以来の基本的概念とされている。抗生物質スクリーニングにおいても,純粋培養された菌株からこれまでに多くの有用物質が発見されている。





自然環境下での微生物は,外部の様々な環境要因の影響を受けて生育するため,純粋培養状態で自然環境下と全く同一の生育を再現することは困難である。医薬品をはじめ,天然物からの抗生物質スクリーニングには,純粋分離された菌株を使用するのが一般的である(例えば,非特許文献1及び2参照)。





現在,ミコール酸を含有する細菌として知られている微生物には,コリネバクテリウム(Corynebacterium) 属,ロドコッカス(Rhodococcus) 属,ゴルドニア(Gordonia)属,ダイエットジア(Dietzia) 属,ノカルジア(Nocardia)属,スケルマニア(Skermania) 属,ウィラムジア(Williamsia)属,マイコバクテリウム(Mycobacterium) 属,及びツカムレラ

(Tsukamurella)属が知られている(例えば,非特許文献3参照)。

産業上の利用分野



この発明は,複合培養による二次代謝産物であって,特に,細胞壁にミコール酸を含有する微生物との複合培養を用いる二次代謝産物である抗菌性抗生物質,制癌性抗生物質,抗寄生虫物質,又は酵素阻害剤の二次代謝産物の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも1種の微生物, 及び少なくとも1種の被検菌である放線菌又は糸状菌を複合して培養し,培養液中に生産される二次代謝産物を採取することから成る二次代謝産物の製造方法において,
前記微生物は,細胞壁にミコール酸を含有することによって,共存する前記放線菌又は前記糸状菌の二次代謝産物産生を誘導する能力を持ち,ストレプトマイセス・リビダンス(Streptomyces lividans) の色素産生を誘導する能力を持っており,
前記細胞壁に前記ミコール酸を含有する前記微生物は,コリネバクテリウム
(Corynebacterium) 属,ロドコッカス(Rhodococcus) 属,ゴルドニア(Gordonia)属,ダイエットジア(Dietzia) 属,ノカルジア(Nocardia)属,スケルマニア(Skermania) 属,ウィラムジア(Williamsia)属,又はマイコバクテリウム(Mycobacterium) 属に属することを特徴とする二次代謝産物の製造方法。

【請求項2】
コリネバクテリウム(Corynebacterium) 属,ロドコッカス(Rhodococcus) 属,又はゴルドニア(Gordonia)属に属する前記微生物は,シーエフィシエンス(C.efficiens),シーグルタミカム(C.glutamicum),ジールブリペルティンクタ(G.rubripertincta),アールコプロフィラス(R.coprophilus),アールエリスロポリス(R.erythropolis),アールウラチスラビエンシス(R.wratislaviensis),又はアールゾプフィイ(R.zopfii)に属することを特徴とする請求項1に記載の二次代謝産物の製造方法。

【請求項3】
前記放線菌は,クリプトバクテリウム(Cryptobacterium) ,ルブロバクター
(Rubrobacter) ,アクチノバチュラム(Actinobaculum) ,アクチノマイセス
(Actinomyces) ,コリネバクテリウム(Corynebacterium) ,ゴルドニア(Gordonia),
マイコバクテリウム(Mycobacterium) ,ノカルディア(Nocardia),ロドコッカス
(Rhodococcus) ,ミクロスファエラ(Microsphaera),クリプトスポランギウム
(Cryptosporangium),ミクロコッカス(Micrococcus) ,アースロバクター
(Arthrobacter),ブレビバクテリウム(Brevibacterium),セルロモナス(Cellulomonas),ミクロバクテリウム(Microbacterium),アグロマイセス(Agromyces) ,クリオバクテリウム(Cryobacterium) ,ミクロモノスポラ(Micromonospora),アクチノプラネス
(Actinoplanes),ダクチロスポランギウム(Dactylosporangium) ,ノカルディオイデス
(Nocardioides),シュードノカルディア(Pseudonocardia),アクチノビスポラ
(Actinobispora) ,アミコラトプシス(Amycolatopsis) ,サッカロモノスポラ
(Saccharomonospora) ,アクチノシネマ(Actinosynnema) ,アクチノキネオスポラ
(Actinokineospora),ストレプトマイセス(Streptomyces),キタサトスポラ
(Kitasatospora) ,ストレプトスポランギウム(Streptosporangium) ,ミクロビスポラ
(Microbispora),ミクロテトラスポラ(Microtetraspora) ,ノノムラエ(Nonomuraea),ノカルディオプシス(Nocardiopsis),アクチノマデュラ(Actinomadura),キネオコッカス(Kineococcus) ,キネオスポリア(Kineosporia) ,及びサーモビスポラ(Thermobispora)からなる群より選択されるいずれかに属することを特徴とする請求項1又は2に記載の二次代謝産物の製造方法。

【請求項4】
前記糸状菌は,アクレモニウム(Acremonium),アルテルナリア(Alternaria),アスペルギルス(Aspergillus) ,ボーベリア(Beauveria) ,ボトリティス(Botorytis) カララ
(Chalara) ,セルコスポラ(Cercospora),セファロスフォリウム(Cephalosporium),クリソスポリウム(Chrysosporium) ,コクシジオイデス(Coccidioides),クリプトコッカス
(Cryptococcus),クルブラリア(Curvularia),シリンドロカルポン(Cylindrocarpon),シリンドロクラディウム(Cylindrocladium),カニングハメラ(Cunninghamella),ドレクスレラ(Drechslera),エピコッカム(Epicoccum),ユーペニシリウム(Eupenicillium) ,フザリウム(Fusarium),ジオトリカム(Geotrichum),グリオクラディウム(Gliocladium),グラフィウム(Graphium),ヘルミントスポリウム(Helminthosporium),ヒアロデンドロン(Hyalodendron),イサリア(Isaria),メタルヒジウム(Metarhizium),モニリア
(Monilia),モルティレラ(Mortierella),ムコール(Mucor),ノデュリオスポリウム
(Nodulisporium),パエシロマイセス(Paecilomyces),ペニシリウム(Penicillium),ピリキュラリア(Pyricularia),フィアロマイセス(Phialomyces),リゾクトニア
(Rhizoctonia),スポロスリクス(Sporopthrix),トリコヒートン(Trichophyton),トリコデルマ(Trichocderma),及びトリコセシウム(Trichothecium)からなる群より選択されるいずれかに属することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の二次代謝産物の製造方法。

【請求項5】
前記二次代謝産物は,抗菌性抗生物質,制癌性抗生物質,抗寄生虫物質, 又は酵素阻害剤であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の二次代謝産物の製造方法。

【請求項6】
前記細胞壁に前記ミコール酸を含有する前記微生物, 及び前記放線菌又は前記糸状菌がいずれも生菌体として共存した状態で培養することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の二次代謝産物の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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