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農業用植物の熱ショック処理装置及び熱ショック処理方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P09P006701
掲載日 2009年10月9日
出願番号 特願2008-074812
公開番号 特開2009-225715
登録番号 特許第4863305号
出願日 平成20年3月24日(2008.3.24)
公開日 平成21年10月8日(2009.10.8)
登録日 平成23年11月18日(2011.11.18)
発明者
  • 佐藤 達雄
出願人
  • 国立大学法人茨城大学
発明の名称 農業用植物の熱ショック処理装置及び熱ショック処理方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】生育しつつある植物に周辺温度環境の影響を受けずエネルギーロスの少ない熱ショック処理装置を提供する。
【解決手段】内部に圃場に生育し熱ショックを付与する植物を外部から覆うカバーと、該カバーの内部に所定の温度に温度制御された湯を熱い霧滴として噴霧する噴霧手段とから成り、該カバーの内部の前記植物に熱い霧滴を付着させることにより熱ショックを効果的に該植物に付与する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


従来、植物の熱ショック処理方法としては、植物種子をインキュベートすることで種子の寿命延長を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、生育しつつある植物の地上部分を温湯に浸漬することで植物温上昇を図ったものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、栽培施設を密閉し太陽熱または暖房機により施設内気温を上昇することで植物温上昇を図ったものも知られている(例えば、非特許文献2参照)。



非特許文献1には図4のごとき温湯浸漬による熱ショック処理方法が示されている。図において、18は熱ショック処理を施す対象である植物である。目的とする温度の温湯22を満たした水槽21に植物18を浸漬することで熱ショック処理を行う。



非特許文献2に示される図5,図6により栽培施設を密閉し太陽熱または暖房機により施設内気温を上昇することによる熱ショック処理について説明する。図5において、栽培施設23は側窓24、天窓25、暖房機26を有している。この栽培施設23を図6のように側窓24,天窓25を閉め、太陽熱あるいは温風を供給する暖房機26を運転することにより施設内気温を目的とする温度に上昇させ、植物18に熱ショック処理を行う。




【特許文献1】「処理種子」、特許公開平7-255218

【非特許文献1】「熱ショック処理がトマトに誘導する病害抵抗性機作の解析」、植物化学調節学会研究発表記録集、植物化学調節学会、2005年、p.33

【非特許文献2】「熱ショックによるキュウリ(Cucumis sativus L.)のサリチル酸応答系全身獲得抵抗性(SAR)遺伝子の誘導」、熱帯農業、2003年、p.77-82

産業上の利用分野


本発明は、生育しつつある植物に熱ショックを与えることにより植物の抗生耐性向上を図る熱ショック処理装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
圃場に生育する植物を外部から覆うように、前記圃場に列状に生育する植物に沿って移動する手段を有するカバーと、温湯発生装置と、前記カバーの内部に温湯を噴霧する噴霧手段とから成る植物の熱ショック処理装置。

【請求項2】
前記温湯発生装置は、前記温湯の温度と圧力を制御する温湯発生装置であることを特徴とする請求項1に記載の植物の熱ショック処理装置。

【請求項3】
前記カバーの進行方向の前部及び後部は切込みを入れた軟質カバーが配置されていることを特徴とする請求項1記載の植物の熱ショック処理装置。

【請求項4】
前記移動は温湯発生装置の湯温が所定値内になったら開始することを特徴とする請求項記載の植物の熱ショック処理装置。

【請求項5】
湯温の設定は植物に接して設置した温度センサーにより検出された温度と霧滴温度との差が所定値内になるように湯温を制御することを特徴とする請求項1記載の植物の熱ショック処理装置。

【請求項6】
圃場に列状に生育する植物に沿って移動する手段を有するカバーによって外気から隔離するように前記植物を覆い、前記カバーの内部に、与圧され温度制御された温湯を該温湯の霧滴が前記カバー内部で浮遊するように噴霧することによって前記植物に熱ショックを与えることを特徴とする植物の熱ショック処理方法。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008074812thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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