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楽音生成方法 実績あり

国内特許コード P09A014798
掲載日 2009年11月13日
出願番号 特願2006-528958
登録番号 特許第3978506号
出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
登録日 平成19年7月6日(2007.7.6)
国際出願番号 JP2005012539
国際公開番号 WO2006011342
国際出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
国際公開日 平成18年2月2日(2006.2.2)
優先権データ
  • 特願2004-220998 (2004.7.29) JP
発明者
  • 中村 俊介
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
  • 株式会社しくみデザイン
発明の名称 楽音生成方法 実績あり
発明の概要 座標データの変化量をベクトルとして算出し、算出されたベクトルに対応して楽音データを生成して楽音を出力するため、入力する座標平面の大きさや位置に制限されることなく楽音を自由に得ることができる。
楽音生成装置10は、座標データを入力する座標入力装置12と、主制御装置14と、音響装置16と、表示装置18を備える。主制御装置14は、所定の時間間隔で前後して入力された2つの該座標データのベクトルを算出する動き算出部20と、算出されたベクトルに基づいて楽音データを生成する楽音データ生成部22と、座標データに基づいて、楽器データを生成する機能と表示色データを生成する機能とを兼ね備える、楽器データ生成部兼表示色データ生成部24と、データ転送・保存部26と、楽音データによって制御されるMIDI音源28を備える。
従来技術、競合技術の概要


近年、コンピュータを利用した音楽演奏システムが急速に普及しつつある。音楽演奏システムは、一般的には、作曲や編曲を楽しむことを目的としたものであり、音楽の専門知識や習熟を必要とするものである。



これに対して、楽譜を図形や色に置き換えて画像として視覚的に表現するものや、音楽と画像の変化とを連動させるもの等、気軽に使用でき、娯楽性の高いシステムも提案されている。



このようなシステムとして、例えば、描かれた絵の座標情報を入力するペン型入力装置と、ペン型入力装置から入力された座標情報を表示する表示装置と、ペン型入力装置から入力された座標情報に対応した音声信号を出力する音源装置と、ペン型入力装置から入力された座標情報に基づいて表示装置と音源装置とを制御する主制御装置とを備えた音楽演奏システムが提案されている。この音楽演奏システムによれば、使用する楽器の音色を入力スクリーン上の色として置き換え、使用者が色のバリエーションの中から自由に選択し、表示スクリーン上に配置することにより、音を聞く楽しみに加えて見る楽しみも味わうことができるとされている(特許文献1参照。)。



しかしながら、上記音楽演奏システムにおいて、描くためにペンを置いた位置に対応した音声信号は、座標位置に割り当てられた音声信号である。そして、予め絵を描くときに座標位置に応じた音声信号が生成、記録され、つぎに描かれた絵を再度なぞることにより、座標位置に応じた音声信号が再生されるものである。すなわち、描いた絵によって生成された音声信号ではなく、描かれた絵をなぞる際に画面上のどこにペンを置いたかによって判断され、座標位置に応じた音声信号が再生されるものである。このため、実際には、自由に描いた絵に基づいて自由な音声を生成することはできず、画面の位置に規定されたペン操作を行わざるを得ないといえる。また、音楽を再現するためには完全に一致する画面位置でペンを動かさねばならない。



一方、座標系が設定された描画領域に、入力された画像を入力順に表示する画像表示ステップと、表示しつつある画像部分の座標系における座標に対応する楽音を発生させる楽音生成ステップとを有する楽音発生方法が提案されている。ここで、座標系は、楽音の音程を決定する第一の座標軸と、楽音の左右の音量バランスを決定する第二の座標軸とに設定されている。この楽音発生方法によれば、再現される描画と楽音とを入力時の描画と楽音とに一致させることができるとされている(特許文献2参照。)。なお、マウスのクリック操作によりテンポの要素が加わってフレーズが生成される。



しかしながら、上記楽音生成方法(特許文献2)において、生成される音声は、座標位置(座標点)に割り当てられた音程および音量を持つ1つの音である。いうなれば、特定の音程および音量の1つの音を一義的に得るには、平面座標上で特定の座標点を入力する必要がある。また、生成されるフレーズも、平面座標上での特定の座標点におけるマウス操作によって決まるものである。その意味において、上記楽音生成方法(特許文献2)は、上記音楽演奏システム(特許文献1)と同様に、いわば、自由に描いた描画に基づいて音声を生成するときの生成する音声の自由度は小さいといえる。



この点に関し、電子楽器における音色パラメータや効果のパラメータをタブレット入力で行い操作性を向上させることを目的として、タブレット上の操作点をサンプリングし、各サンプリング点Pk (k=0,1,2,…)を結ぶベクトルVk を想定し、操作の初動時のベクトルV0の方向に対する現在のベクトルの方向の回転角度に応じてパラメータを増減させ、その際パラメータ値を増加させるか減少させるかは操作点の回転方向によって決め、一方、操作点の回転方向はベクトルの傾きの差(変化)によって検出する電子楽器のパラメータ入力装置が提案されている(特許文献3参照。)。
【特許文献1】
特開平8-335076号公報
【特許文献2】
特開2003-271164号公報
【特許文献3】
特開平6-175652号公報

産業上の利用分野


本発明は、入力される座標データに基づいて楽音を生成する楽音生成方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項9】
描画画面を設定し、ペンまたはマウスを用いて座標データを順次入力して描画するとともに、所定の時間間隔で前後して入力された3つの座標データから2つのベクトルを算出し、算出された2つのベクトルの角度変化量に基づいて音の高さが、スカラ量に基づいて音の強さが、およびスカラ量レベルに基づいて音の長さが、それぞれ決定された楽音データを生成し、発音する描画・発音ステップと、
該描画画面に色相環を一時的に表示し、ペンまたはマウスを用いて座標位置を移動して、連続的に変化する表示色データのなかから表示する表示色データを決定、生成する表示色データ生成ステップと、
を有し、ペンまたはマウスを用いた操作により、描画とともに楽音を出力し、かつ表示色を変更することを特徴とする楽音生成方法。

【請求項10】
前記描画・発音ステップにおいて、前記ベクトルの角度変化量に基づいて所定の音階音のみの楽音データを生成することを特徴とする請求項9記載の楽音生成方法。

【請求項11】
前記表示色データ生成ステップにおいて、前記色相環に楽器が割り当てられており、表示色データとともに楽器データを生成することを特徴とする請求項9記載の楽音生成方法。

【請求項12】
別々に入力された座標データ群ならびに生成された楽音データ群、表示色データ群および楽器データ群からなるデータ群を記録し、該データ群に基づいて楽音および画像のうちのいずれか一方または双方を同時再生するステップをさらに有することを特徴とする請求項9~11のいずれか1項に記載の楽音生成方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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