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光ファイバコード折曲部及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P09P006335
整理番号 BE064P03
掲載日 2009年11月13日
出願番号 特願2008-106701
公開番号 特開2009-258350
登録番号 特許第4831780号
出願日 平成20年4月16日(2008.4.16)
公開日 平成21年11月5日(2009.11.5)
登録日 平成23年9月30日(2011.9.30)
発明者
  • 小池 康博
  • 高橋 聡
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 光ファイバコード折曲部及びその製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】2芯POFコードをPOF素線の並列面内で、一定した曲率で簡単に折り曲げる。
【解決手段】2本のPOF素線11,12を並列に並べて第2被覆層21により被覆したPOFコード10に、分断線表示マーク25,26を設ける。分断線表示マーク25を基準にして、カッタにより第2被覆層21に分断線33を形成する。分断線33により、2芯POFコード10を部分的に単芯POFコード状の分断POFコード10a,10bにする。分断された部位で2芯POFコード10をPOF素線11,12の並列面内で折り曲げる。折り曲げ時に内側となる内側分断POFコード10aに対して、折り曲げ時に外側となる外側分断POFコード10bが前記並列面内に交差する方向で重ねられ、一定した曲率となる。内側のPOF素線12の折り曲げによる曲率半径が小さくなることがなく、折り曲げによる伝送損失を抑えることができる。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要


大容量の情報を伝送する伝送媒体として光ファイバが知られている。光ファイバは、屋内や構内などの短距離の光通信から、国間や都市間を結ぶ長距離の光通信まで広く用いられている。



屋内や構内などの短距離の光通信に用いられる場合には、光ファイバは、光ファイバ素線に被覆を施して機械的強度を増加させた光ファイバコードの形態で配線される。この光ファイバコードの端部には光コネクタが取り付けられ、この光コネクタを介して他の光ファイバコードや他の機器に光ファイバコードが着脱自在に取り付けられる。光コネクタには、光ファイバコードの終端に取り付けられる光プラグ、送信回路または受信回路との接続を行うリセプタクル、光プラグ同士を接続するアダプタなどがある。



屋内や構内などの短距離の光通信に用いられる場合には、例えば特許文献1に開示されているように、光ファイバ素線にはプラスチック光ファイバ(以下、単にPOFと称する)が多く用いられる。POF素線は、コアとクラッドが共にプラスチックで形成されている。POF素線は、石英系光ファイバと比較して、伝送損失がやや大きいものの、端末加工容易性、周辺機器との接続容易性、低価格等のメリットを有している。
【特許文献1】
特開2006-139209号公報

産業上の利用分野


本発明は、複数の光ファイバ素線を並列に並べて被覆部で被覆した光ファイバコードを用いて並列面内で折り曲げた光ファイバコード折曲部及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の光ファイバ素線を並列に並べて被覆部により被覆してなる光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面内で折り曲げてなる光ファイバコード折曲部の製造方法において、
前記光ファイバコードの折曲対象位置に、前記複数の光ファイバ素線を並列方向に分断する分断線を前記光ファイバ素線の間の被覆部に前記光ファイバ素線に平行に入れる分断線形成工程と、
前記分断線形成工程で分断された部位で前記光ファイバ素線の並列面内で前記光ファイバコードを折り曲げて、各分断線で分断された分断光ファイバコードの内、折り曲げ時に内側となる内側光ファイバコードに対して、折り曲げ時に外側となる外側光ファイバコードを前記並列面内に交差する方向で重ねる重ね折り曲げ工程とを有し、
前記光ファイバコードの外表面に、前記分断線を形成するために、分断線の長さを表示するための分断線表示マークが形成されていることを特徴とする光ファイバコード折曲部の製造方法。

【請求項2】
前記折り曲げ工程における折曲部の最小曲率半径に対応させて前記分断線表示マークの分断線長さが決定されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコード折曲部の製造方法。

【請求項3】
前記折曲部の曲率半径を複数としたときに、前記複数分の曲率半径に対応させて各分断線表示マークの分断線長さが形成されていることを特徴とする請求項2記載の光ファイバコード折曲部の製造方法。

【請求項4】
前記折曲部の曲率半径からなる円周の四分の一の長さに、前記光ファイバ素線の並列方向における前記光ファイバコードの長さを加えた長さを、前記分断線長さとすることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の光ファイバコード折曲部の製造方法。

【請求項5】
複数の光ファイバ素線を並列に並べて被覆部により被覆してなる光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面内で折り曲げてなる光ファイバコード折曲部の製造方法において、
前記光ファイバコードの折曲対象位置に、前記複数の光ファイバ素線を並列方向に分断する分断線を前記光ファイバ素線の間の被覆部に前記光ファイバ素線に平行に入れる分断線形成工程と、
前記分断線形成工程で分断された部位で前記光ファイバ素線の並列面内で前記光ファイバコードを折り曲げて、各分断線で分断された分断光ファイバコードの内、折り曲げ時に内側となる内側光ファイバコードに対して、折り曲げ時に外側となる外側光ファイバコードを前記並列面内に交差する方向で重ねる重ね折り曲げ工程とを有し、
前記折曲部の曲率半径からなる円周の四分の一の長さに、前記光ファイバ素線の並列方向における前記光ファイバコードの長さを加えた長さを、前記分断線長さとすることを特徴とする光ファイバコード折曲部の製造方法。

【請求項6】
複数の光ファイバ素線を並列に並べて被覆部により被覆してなる光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面内で折り曲げてなる光ファイバコード折曲部において、
前記光ファイバコードの前記複数の光ファイバ素線の間で、各光ファイバ素線を並列方向で分離するために、前記各光ファイバ素線の間で前記被覆部に入れられる分断線と、
前記分断線で分断された各分断光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面に交差する方向で重ねて、前記光ファイバコードを前記並列面内で折り曲げ可能にする重ね折曲部と、
前記光ファイバコードの外表面に形成され、前記分断線の形成長さを表示するための分断線表示マークとを備えることを特徴とする光ファイバコード折曲部。

【請求項7】
前記分断線表示マークの分断線長さは、前記折曲部の最小曲率半径に対応して決定されていることを特徴とする請求項6記載の光ファイバコード折曲部。

【請求項8】
前記重ね折曲部の曲率半径を複数としたときに、前記複数分の曲率半径に対応させて前記分断線表示マークの分断線長さが形成されていることを特徴とする請求項6または7記載の光ファイバコード折曲部。

【請求項9】
前記折曲部の曲率半径からなる円周の四分の一の長さに、前記光ファイバ素線の並列方向における前記光ファイバコードの長さを加えた長さを、前記分断線長さとすることを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載の光ファイバコード折曲部。

【請求項10】
複数の光ファイバ素線を並列に並べて被覆部により被覆してなる光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面内で折り曲げてなる光ファイバコード折曲部において、
前記光ファイバコードの前記複数の光ファイバ素線の間で、各光ファイバ素線を並列方向で分離するために、前記各光ファイバ素線の間で前記被覆部に入れられる分断線と、
前記分断線で分断された各分断光ファイバコードを前記光ファイバ素線の並列面に交差する方向で重ねて、前記光ファイバコードを前記並列面内で折り曲げ可能にする重ね折曲部とを備え、
前記折曲部の曲率半径からなる円周の四分の一の長さに、前記光ファイバ素線の並列方向における前記光ファイバコードの長さを加えた長さを、前記分断線長さとすることを特徴とする光ファイバコード折曲部。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008106701thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO/SORST Fiber to the Disprayのためのフォトニクスポリマー 領域
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