TOP > 国内特許検索 > ロータリエバポレータ及びこのロータリエバポレータを備えた放射性薬剤の自動調剤装置

ロータリエバポレータ及びこのロータリエバポレータを備えた放射性薬剤の自動調剤装置

国内特許コード P09A014918
整理番号 NIRS-284
掲載日 2009年12月11日
出願番号 特願2007-258839
公開番号 特開2009-084246
登録番号 特許第5246842号
出願日 平成19年10月2日(2007.10.2)
公開日 平成21年4月23日(2009.4.23)
登録日 平成25年4月19日(2013.4.19)
発明者
  • 鈴木 和年
  • 鈴木 寿
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 ロータリエバポレータ及びこのロータリエバポレータを備えた放射性薬剤の自動調剤装置
発明の概要 【課題】放射性薬剤の回収効率を向上させると共に、クロスコンタミネーションを防止し、短時間で高精度な放射性薬剤を製造することができる放射線薬剤製造用の自動調剤装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のロータリエバポレータ1は、調剤用フラスコ10Aと、ヒータ20と、ロータリホルダ30と、導入チューブ40と、導出チューブ50と、設置台80と、軸部材81と、支持部材90と、を主に備えて構成されている。
また、本発明の自動調剤装置1Aは、分離精製装置Hと、制御装置120と、を備えて構成されている。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


従来、放射性薬剤の調剤は、作業者が手動で操作することを前提とした調剤装置を用いて一種類の薬剤のみを調剤するのが一般的であった。しかし、放射性薬剤の調剤処理においては、各工程で、作業者が放射線被爆する危険性がある。このような危険性を低減するため、特に、放射性薬剤の調剤処理の全ての工程を自動化する技術の確立が試みられている。



例えば、特許文献1には、円筒ロータリエバポレータ本体内に、中空の回転シャフトを回転自在に設けるとともに、回転シャフトの端部にエアヒータにより加熱される調剤用フラスコを着脱自在に設け、また試料導出用チューブから製品受槽に至る導管にはそれぞれバルブを介して生理食塩水貯層及び滅菌フィルタを設け、これらバルブ操作を4連ピンチバルブで操作するようにしてなる放射性薬剤調剤製造装置について記載されている。
この放射性薬剤調剤製造装置の一連の動作は、分離精製装置からフラスコに試料を移送し、エアヒータにより熱風を吹き付けながらフラスコを回転させて溶媒を気化させた後に、目的成分を生理食塩水に溶解させた後、滅菌・ろ過して細菌等を除去することにより放射性薬剤が調剤され、この放射性薬剤を圧送して製品受槽に回収することで、調剤処理を自動化している。
このような従来の装置には、フラスコやチューブなどの部品の洗浄機能がないため、繰り返し使用するためには、調剤した放射性薬剤を回収後、装置を分解してフラスコやチューブなどの部品を滅菌洗浄し、再度、組み立てなおすことが必要であった。



【特許文献1】
特開平6-271479号公報

産業上の利用分野


本発明は、放射性薬剤の製造を行うためのロータリエバポレータ及びこのロータリエバポレータを備えた放射性薬剤の自動調剤装置に関し、特に、複数種類の放射性薬剤を、装置を分解することなく、繰り返し調剤することのできるロータリエバポレータ及びこのロータリエバポレータを備えた放射性薬剤の自動調剤装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
溶媒に溶解された放射性化合物を含んでなる試料から前記溶媒を気化させ、残った前記放射性化合物を生理食塩水で再溶解して放射性薬剤を製造するためのロータリエバポレータであって、
調剤用フラスコと、
前記調剤用フラスコを加熱するヒータと、
前記調剤用フラスコが取り付けられてこれを自転させ、当該調剤用フラスコを傾斜させた状態と、垂直の状態と、に可変できる軸部材によって設置台に支持されたロータリホルダと、
前記調剤用フラスコ内に連通され、試料の導入及び導出を行うチューブ材と、を備え、
前記調剤用フラスコは、底部に、前記チューブ材の先端を差し入れることができる凹部を有する
ことを特徴とするロータリエバポレータ。

【請求項2】
前記調剤用フラスコの凹部は、当該調剤用フラスコの口部と対向する位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリエバポレータ。

【請求項3】
前記ヒータは、
前記調剤用フラスコを、その外周面から一定距離離間した位置で被覆して加熱する加熱部と、
前記加熱部と前記調剤用フラスコの間に配置される送風管と、
前記送風管の一端部に設けられ、前記調剤用フラスコの前記底部と対向する位置に配置されて、前記加熱部で加熱された熱風を前記調剤用フラスコに向けて吹き出す送風口と、を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータリエバポレータ。

【請求項4】
前記加熱部は、
二重隔壁構造を有し、当該二重隔壁間を真空とした
ことを特徴とする請求項3に記載のロータリエバポレータ。

【請求項5】
経路内の自動洗浄及び乾燥を行うとともに、異なる放射性薬剤を繰り返し自動調剤するための放射性薬剤の自動調剤装置であって、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロータリエバポレータと、
前記ロータリエバポレータに接続され、前記放射性化合物を分離精製し、前記ロータリエバポレータに移送するための分離精製装置と、
前記分離精製装置及び前記ロータリエバポレータを制御する制御装置と、を有する
ことを特徴とする放射性薬剤の自動調剤装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2007258839thum.jpg
出願権利状態 登録
放医研が保有する特許に、ご関心のある企業等はお問合せ下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close