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細胞又は組織の凍結保存法 実績あり

国内特許コード P09A014958
掲載日 2010年1月15日
出願番号 特願2007-075947
公開番号 特開2007-289157
登録番号 特許第5039972号
出願日 平成19年3月23日(2007.3.23)
公開日 平成19年11月8日(2007.11.8)
登録日 平成24年7月20日(2012.7.20)
優先権データ
  • 特願2006-092811 (2006.3.30) JP
発明者
  • 鶴田 隆治
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
発明の名称 細胞又は組織の凍結保存法 実績あり
発明の概要

【課題】細胞又は組織の損傷を抑制できる、そして、凍害防御剤等の添加物を使わない、良質な凍結保存を可能とする技術を提供すること。
【解決手段】細胞又は組織を凍結保存するに際し、先ず、細胞又は組織を、常温で細胞又は組織に損傷を与えない程度に乾燥し、次いで、凍結し保存することを特徴とする細胞又は組織の凍結保存法。好ましいのは、最大氷晶生成帯以下の温度で凍結させる方法であり、また、常温乾燥としてマイクロ波減圧乾燥を用いる方法である。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


食品や生体等の凍結保存において、細胞の損傷を防ぎ、出来るだけ生きたままの状態で凍結保存を行うことが、良質な食材の長期保存や移植治療の観点から求められている。食品や生体等の凍結保存では、最大氷晶生成帯と呼ばれる温度領域を、如何に速く通過させて冷却するかという点が、品質および機能の保存において最も重要である。この温度帯では、氷結晶が生成、そして成長しやすいため、長時間この温度帯にあると、氷結晶が成長して大きな氷晶となり、細胞や組織が損傷を受けることになる。



そのため、この温度帯を短時間で通過できるような急速凍結とするか、又は、この温度帯で凍結させず、より低温において微細な氷晶として凍結させるといった工夫がなされている。前者の場合には、強力な冷凍機を用いたり、伝熱促進を図ることがなされているが、大きなエネルギーを必要とすることや、冷却能に限界があることが問題となっている。一方、後者においては、グリセリン等の凍害防御剤を使用して大きな氷晶の形成を防いだり(特許文献1参照)、最近では、磁場と電場を印加して最大氷晶温度帯を未凍結のままに冷却して通過した後、瞬時に凍結して微細な氷晶とし、損傷を与えないで凍結する方法(特許文献2参照)が提案されている。しかしながら、凍害防御剤の利用は食品には適さない。また、電磁場の影響はまだ未解明であり、その有効性については未だ確証が得られていないという状況にある。

【特許文献1】特開平6-292564号公報

【特許文献2】特開2001-245645号公報



このような技術的背景から、凍害防御剤や添加物を用いず、遅い冷却速度でも最大氷晶帯を未凍結のまま通過でき、より低温で微細な氷晶となって、細胞や組織に損傷を与えない状態で凍結保存できる方法の開発が望まれている。

産業上の利用分野


本発明は、細胞又は組織の、具体的には食品や生体等の凍結保存法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
細胞又は組織を凍結保存するに際し、先ず、細胞又は組織を、マイクロ波減圧乾燥を用いて常温で全体の質量の3~5%の水分を予備乾燥し、次いで、凍結し保存することを特徴とする細胞又は組織の凍結保存法。

【請求項2】
最大氷晶生成帯以下の温度で凍結させることを特徴とする請求項1記載の細胞又は組織の凍結保存法。

【請求項3】
冷凍保存に際し、凍害防御剤等の添加物を添加しないことを特徴とする請求項1又は2項記載の細胞又は組織の凍結保存法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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