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細胞培養用基材の製造方法及び細胞培養方法

国内特許コード P09A015035
整理番号 P2004-178-JP01
掲載日 2010年2月19日
出願番号 特願2005-002976
公開番号 特開2006-042795
登録番号 特許第4752047号
出願日 平成17年1月7日(2005.1.7)
公開日 平成18年2月16日(2006.2.16)
登録日 平成23年6月3日(2011.6.3)
優先権データ
  • 特願2004-194412 (2004.6.30) JP
発明者
  • グン チェンピン
  • 長田 義仁
  • 陳 咏梅
出願人
  • 国立大学法人北海道大学
発明の名称 細胞培養用基材の製造方法及び細胞培養方法
発明の概要

【課題】 製造コストが低廉で、かつ、品質制御が容易で、かつ、培養細胞についてウィルス感染のおそれがないという合成高分子の利点を活かしつつ、ポリアクリル酸からなる網目構造を有するゲルを用いた場合より、培養細胞が短時間で伸展し、かつ、単位面積あたりに吸着する培養細胞の数が多い合成高分子からなる網目構造を有するゲルを含有する細胞培養用基材を提供すること。
【解決手段】 パラスチレンスルホン酸ナトリウム塩(NaSS)又は2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩(NaAMPS)等のスルホン酸基を有する単量体を重合又は共重合した合成高分子を含有するゲルを細胞培養用基材として使用する。
【選択図】 図5

従来技術、競合技術の概要


従来、細胞培養用基材には、ポリスチレン等のプラスチックにコラーゲンをコーティングしたものが広く用いられている。コラーゲンは、多細胞生物における結合組織を構成する繊維状タンパク質であり、自然界に広く存在する生体高分子であるが、生体細胞又は生体組織から単離して精製するまでに要するコストが高く、また生体細胞又は生体組織由来であるため、由来する細胞や組織が異なると品質も異なる、ウィルス感染のおそれがある、等の問題がある。



そこで、本発明者らは、製造コストが低廉で、かつ、品質を制御でき、かつ、培養細胞についてウィルス感染のおそれのない合成高分子をコラーゲンの代替品として使用することを発案し、複数の合成高分子の中でも特にポリアクリル酸(PAA:Poly-Acryl Acid)からなる網目構造を有するゲルであれば、そのゲルの表面に牛の内皮細胞が吸着し伸展することを見出し、このゲルを細胞培養用基材として使用する技術を開発した(例えば非特許文献1参照)。この非特許文献1に記載された技術によれば、細胞の増殖を促進する因子で表面修飾されていないPAAを有するゲル上で内皮細胞等をコンフルエント又はサブコンフルエントにまで培養することができる。

【非特許文献1】陳 咏梅、外7名,「ポリアクリル酸ゲルの構造制御による内皮細胞培養」,社団法人 高分子学会,第52回 高分子討論会 予稿集,平成15年9月

産業上の利用分野


本発明は、合成高分子を含む網目構造を有するゲルを含有する細胞培養用基材の製造方法及び前記細胞培養用基材を用いた細胞培養方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
架橋構造を有する第1のゲルを準備するステップと;前記第1のゲルに、モノマー組成物を含浸させるステップと;前記第1のゲルに含浸させたモノマー組成物を重合させて、第2のゲルを得るステップと、を含み、
前記モノマー組成物は、パラスチレンスルホン酸アルカリ金属塩または2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸アルカリ金属塩と、全モノマーに対して0.1mol%以上10mol%以下の架橋剤とを含有する、
前記第2のゲルを含有する細胞培養用基材の製造方法。

【請求項2】
前記モノマー組成物は、全モノマーに対して6mol%以上のパラスチレンスルホン酸アルカリ金属塩を含有するか、または30mol%以上の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸アルカリ金属塩を含有する、請求項1に記載の細胞培養用基材の製造方法。

【請求項3】
前記第1のゲルがバクテリアセルロースである、請求項1または2に記載の細胞培養用基材の製造方法。

【請求項4】
請求項1または2に記載の製造方法により作製される、細胞培養用基材。

【請求項5】
請求項に記載の細胞培養用基材を用いる細胞培養方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005002976thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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