TOP > 国内特許検索 > ユーザビリティ評価システム及びユーザビリティ評価プログラム

ユーザビリティ評価システム及びユーザビリティ評価プログラム

国内特許コード P09A015062
整理番号 P2005-303-JP01
掲載日 2010年2月19日
出願番号 特願2006-097592
公開番号 特開2007-272575
登録番号 特許第4670056号
出願日 平成18年3月31日(2006.3.31)
公開日 平成19年10月18日(2007.10.18)
登録日 平成23年1月28日(2011.1.28)
発明者
  • 金井 理
  • 岸浪 建史
  • 堀内 聡
  • 菊田 幸明
  • 浜崎 亮輔
  • 吉永 孝明
  • 坂田 豊
  • 菊地 慶仁
出願人
  • 国立大学法人北海道大学
発明の名称 ユーザビリティ評価システム及びユーザビリティ評価プログラム
発明の概要

【課題】筐体形状の3DCADモデル、UIソフトウェアのプロトタイプから成るデジタルプロトタイプを活用し、ユーザテスト実施機能、テスト結果の分析・文書化機能を持つ情報機器ユーザビリティ評価技術を提供する。
【解決手段】本発明のユーザビリティ評価システムは、テスト対象タスクの定義を登録するタスク定義手段1と、被験者に対しテストを実施し、被験者の操作により発生するイベントを記録するテスト実施手段2と、イベント記録データをUIソフトウェアプロトタイプデータ、テスト用タスクデータを元に分析し、ユーザビリティ評価指標を求めるテスト結果解析手段3とを備え、表示装置のWeb上に表示させた3Dデジタルプロトタイプに対してポインティングデバイスによりUI要素を操作させてその操作結果を3Dプロトタイプに反映させることでWeb画面上でユーザテストができるようにしたものである。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


近年、情報機器の多機能化・高機能化が進み、UI(ユーザインタフェース)のユーザビリティを考慮した機器開発の必要性が高まっている。製品設計段階におけるユーザビリティ評価のための手法には様々なものがあるが、近年では特に人間中心設計(Human-centred design)の考え方から、ユーザ参加型の手法であるユーザテストが重要視されてきている。ユーザテストは実際のユーザの利用状況に即した評価が行える半面、機器の機能モックアップの作成やユーザ行動観察のための環境構築にコストがかかることやテスト結果の分析・文書化に時間がかかることがあるため、短い開発期間内での実施や設計上流、つまり開発設計の初期段階での実施が難しい問題点があった。

【特許文献1】特許公開2005-275439号公報

【非特許文献1】Bong K. Koh, Hee-seok Lee, Seol-hye Won, "The Usability Improvement Process during Electric Product Development", Las Vegas, USA:HCII2005, 2005. CD-ROM

【非特許文献2】ISO13407: Human-centred design processes for interactive systems, 1999

【非特許文献3】ISO9241-11: Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs) - Part11: Guidance on usability, 1998

【非特許文献4】Dana L. Uehling, Karl Wolf, "User Action Graphing Effort (USAGE9)", Conference companion on Human factors in computing system, p.p. 290-291, May 07-11, 1995, Denver, Colorado, United States

【非特許文献5】Broak, J., "SUS: a‘quick and dirty' usability scale", Usability Evaluation in Industry. Taylor and Francis, 1996[6]ANSI/NCTTS 354-2001(2001). American National Standard for Information Technology - Common Industry Format for Usability Test Reports

産業上の利用分野


本発明は、コンピュータの画面上のバーチャル空間内に表示した3DCADモデルに対してポインティングデバイスにより操作するユーザテストを実施し、ユーザビリティ評価するユーザビリティ評価システム及びプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
3DデジタルモデルのUI要素毎にその操作を定義し、定義情報を保持するUI要素定義手段と、前記UI要素毎にその操作による前記3Dデジタルモデルの挙動を定義し、定義情報を保持するUI挙動定義手段と、前記UI要素定義手段により定義された操作と、前記UI挙動定義手段により定義された前記3Dデジタルモデルの挙動とを前記UI要素毎に関連付けた3Dデジタルプロトタイプを作成する3Dデジタルプロトタイプ作成手段と、前記3Dデジタルプロトタイプを表示装置上に3Dグラフィック表示すると共に、当該表示装置上に表示されている3Dデジタルプロトタイプの各UI要素に対するポインティングデバイスによるポインティング操作入力をイベントとして受け付け、前記3Dデジタルモデルある任意のUI要素に対するイベントに対して当該UI要素の操作と関連付けられた当該3Dデジタルモデルの挙動による遷移後の状態を表示する3Dデジタルプロトタイプ再生手段とを有する3Dデジタルプロトタイプ作成手段と、
表示装置上に表示されている前記3Dデジタルプロトタイプ作成手段により作成された3Dデジタルプロトタイプの各UI要素に対するポインティングデバイスによるポインティング操作入力をイベントとして受け付け、操作履歴を記録するイベント記録手段と、ユーザテスト用のテスト対象タスクのスタートとゴールを定義し、定義された情報を保持するタスク定義手段と、前記3Dデジタルプロトタイプを前記タスク定義手段に登録されたテスト対象タスクのスタート状態にして表示し、当該テスト対象タスクのゴールを提示するタスク提示手段とを有するテスト実施手段と、
前記イベント記録手段による操作履歴の記録データをUIソフトウェアプロトタイプデータ、テスト用タスクデータを元に分析し、ユーザビリティの3要素である有効性、効率性及び満足度に関しての評価指標を求めるテスト結果解析手段とを備えたことを特徴とするユーザビリティ評価システム。

【請求項2】
前記テスト実施手段におけるタスク定義手段は、ユーザテスト用のテスト対象タスクのスタートとゴール、及び当該スタートからゴールまでの操作手順の正解例を定義し、定義された情報を保持し、
前記イベント記録手段に記録された操作履歴を前記タスク定義手段に保持されている当該テスト対象タスクの正解例と比較し、所定の演算によってユーザビリティ評価指標を算出するテスト結果解析手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のユーザビリティ評価システム。

【請求項3】
前記タスク定義手段は、前記スタートからゴールまでの操作手順の正解例として複数ルートの正解例を定義し、定義された情報を保持し、
前記テスト結果解析手段は、前記複数ルートの正解例のいずれのルートを経てゴールに到達しても正解として処理することを特徴とする請求項に記載のユーザビリティ評価システム。

【請求項4】
3DデジタルモデルのUI要素毎にその操作を定義し、定義情報をコンピュータに保持するUI要素定義ステップと、
前記UI要素毎にその操作による前記3Dデジタルモデルの挙動を定義し、定義情報を保持するUI挙動定義ステップと、
前記UI要素定義ステップにおいて定義された操作と、前記UI挙動定義ステップにおいて定義された前記3Dデジタルモデルの挙動とを前記UI要素毎に関連付けた3Dデジタルプロトタイプを作成する3Dデジタルプロトタイプ作成ステップと、
前記3Dデジタルプロトタイプを表示装置上に3Dグラフィック表示すると共に、当該表示装置上に表示されている3Dデジタルプロトタイプの各UI要素に対するポインティングデバイスによるポインティング操作入力をイベントとして受け付け、前記3Dデジタルモデルの任意のUI要素に対するイベントに対して当該UI要素の操作と関連付けられた当該3Dデジタルモデルの挙動による遷移後の状態を表示する3Dデジタルプロトタイプ再生ステップ
前記3Dデジタルプロトタイプ作成ステップにより作成されて表示装置上に表示されている3Dデジタルプロトタイプの各UI要素に対するポインティングデバイスによるポインティング操作入力をイベントとして受け付け、操作履歴を記録するイベント記録ステップと、
ユーザテスト用のテスト対象タスクのスタートとゴールを定義し、定義された情報を保持するタスク定義ステップと、
前記3Dデジタルプロトタイプを前記テスト対象タスクのスタート状態にして前記表示装置上に表示し、当該テスト対象タスクのゴールを提示するテストタスク提示ステップと、
前記表示装置上に表示されている前記3Dデジタルプロトタイプの前記テスト対象タスクのスタート状態からゴールに到達するまでの前記ポインティングデバイスによるイベントを操作履歴として記録し、当該記録データをUIソフトウェアプロトタイプデータ、テスト用タスクデータを元に分析し、ユーザビリティの3要素である有効性、効率性及び満足度に関しての評価指標を求めるテスト結果解析ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするユーザビリティ評価プログラム

【請求項5】
前記タスク定義ステップは、ユーザテスト用のテスト対象タスクのスタートとゴール、及び当該スタートからゴールまでの操作手順の正解例を定義し、定義された情報を保持し、
前記テスト結果解析ステップでは、前記操作履歴の記録データを、前記テスト対象タスクの正解例と比較し、所定の演算によってユーザビリティ評価指標を算出することを特徴とする請求項4に記載のユーザビリティ評価プログラム

【請求項6】
前記タスク定義ステップでは、前記スタートからゴールまでの操作手順の正解例として複数ルートの正解例を定義し、定義された情報を保持し、
前記テスト結果解析ステップでは、前記複数ルートの正解例のいずれのルートを経てゴールに到達しても正解として処理することを特徴とする請求項5に記載のユーザビリティ評価プログラム
産業区分
  • 計算機応用
  • 演算制御装置
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006097592thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close