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イチゴの品種識別方法

国内特許コード P09A015143
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2002-155547
公開番号 特開2003-339399
登録番号 特許第4171798号
出願日 平成14年5月29日(2002.5.29)
公開日 平成15年12月2日(2003.12.2)
登録日 平成20年8月22日(2008.8.22)
発明者
  • 松元 哲
  • 國久 美由紀
  • 吹野 伸子
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 イチゴの品種識別方法
発明の概要 (57)【要約】【課題】 イチゴの種苗、果実等を試料として、栽培条件や保存条件などに左右されずに、イチゴ品種を正確に識別することが可能な方法を提供すること。【解決手段】 イチゴのガクを含む果実及び/又は葉より抽出したDNAを鋳型として、イチゴ品種間で異なる塩基配列を標的としたPCR法によってDNAを増幅し、増幅したDNAの多型及び増幅したDNAの制限酵素による消化で生じる多型を識別することを特徴とするイチゴの品種識別方法
従来技術、競合技術の概要
従来、イチゴの品種識別は、果実の形や大きさ、葉の形や大きさ、草型等の比較により行われてきた。しかし、これらは連続的な形質による違いに依存しているため、正確に判断するのが極めて困難であった。
さらに、上記の方法は、苗の大きさや生育状態等を揃えて同一の条件下で栽培した場合には有効であるが、果実のない苗では品種を識別することは事実上できない。
また、市場に流通している果実は、多様な条件の下で栽培されているため、上記の従来方法では品種を識別することは困難である。
【0003】
種苗法では、登録されているイチゴ品種の育成者権を認めている。しかし、育成者権を有する者、団体等が苗の増殖、販売に関する承諾を与えていない者、団体等によって、当該品種を違法に増殖、販売していることを見つけても、従来のイチゴの品種判別方法では、登録されたイチゴ品種との同一性を特定することが難しいため、育成者権の保護が有効になされていないという一面があった。
また、JAS法による農産物の表示義務が強化されると共に、消費者がイチゴの購入時に品種を基準にして選択している等の状況からしても、イチゴの品種を正確に識別することは重要なことであるにもかかわらず、外見では一部の品種を除いて殆ど識別することができず、表示の上で大きな問題である。
産業上の利用分野
本発明は、イチゴの品種識別方法に関し、詳しくはイチゴのガク(へた)を含む果実及び/又は葉より抽出したDNAを鋳型として、イチゴ各品種間で識別性のある塩基配列を標的にしたPCR法によってDNAを増幅し、得られたDNAの多型及び該増幅産物を制限酵素処理して得られるDNAの多型を検出し、これを識別することによって、イチゴの品種を識別する技術に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 イチゴのガクを含む果実及び/又は葉より抽出したDNAを鋳型として、PCR法によってDNAを増幅し、増幅したDNAの多型及び増幅したDNAの制限酵素による消化で生じる多型を、配列番号8に係るイチゴアスコルビン酸ペルオキシダーゼ遺伝子断片の216番目から291番目に相当する挿入部位の有無、配列番号9に係るイチゴアスコルビン酸ペルオキシダーゼ遺伝子断片の93番目から98番目に相当する制限酵素Mlu I認識部位の有無、配列番号11に係るイチゴカルコンイソメラーゼ遺伝子断片の111番目から116番目に相当する制限酵素Pvu II認識部位の有無の中から選ばれた少なくとも1種の識別用DNAマーカーにより識別することを特徴とするイチゴの品種識別方法。
【請求項2】 PCR法において、配列番号1及び配列番号2、又は配列番号3及び配列番号4として記載されたプライマーの対を用いることを特徴とする請求項1記載のイチゴの品種識別方法。
【請求項3】 イチゴのガクを含む果実及び/又は葉より抽出したDNAを鋳型として、配列番号5又は6、及び配列番号7として記載されたプライマーの対を用いたPCR法によってDNAを増幅し、増幅したDNAを制限酵素Nco I、制限酵素Acc I、制限酵素Hpa II、制限酵素Dde I、又は制限酵素Rsa Iのうちの少なくとも1つから選択される制限酵素によって消化させることにより生じる多型を識別することを特徴とするイチゴの品種識別方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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