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良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮剥皮法

国内特許コード P09A015159
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2006-233535
公開番号 特開2008-054548
登録番号 特許第4925038号
出願日 平成18年8月30日(2006.8.30)
公開日 平成20年3月13日(2008.3.13)
登録日 平成24年2月17日(2012.2.17)
発明者
  • 平林 利郎
  • 佐藤 明彦
  • 澤村 豊
  • 高田 教臣
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮剥皮法
発明の概要

【課題】クリ筑波36号等の良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮を、簡便に、且つ短時間で剥皮することを可能とする方法を提供する。
【解決手段】クリ筑波36号及びその親系統の後代品種を含む良渋皮剥皮系ニホングリ品種の鬼皮を、鬼皮除去機器等で除去し、渋皮にナイフ等で傷をつけた後に、マイクロ波照射装置等でマイクロ波照射処理を行うか、又はオ-ブン等で加熱処理を行えば、果肉表面に渋皮が付着することなく、容易に渋皮が剥がれる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


ニホングリは、チュウゴクグリに比べ渋皮剥皮性が悪いため、家庭での消費が伸び悩んでいる。また、ニホングリは、加工時に渋皮の剥皮に要する時間とコストが大きく問題となっている。このため、これまでにニホングリの渋皮剥皮方法がいくつも検討されてきた。



現在、ニホングリの渋皮の除去法として、主に刃物で果肉表層ごと渋皮を削り取る方法が用いられている。しかしながら、この方法では人件費等のコストが高く、また、果肉の歩留まりが5~6割とかなり低くなってしまう点が問題となっている。



また、ニホングリの渋皮剥皮方法としては、以下の方法が知られている。
特許文献1には、鬼皮を剥離した渋皮付栗果を水酸化ナトリウム水溶液に浸漬することを含む渋皮剥離整形方法が開示されている。



特許文献2及び3には、水蒸気の断熱膨張力を利用した方法が開示されている。具体的には、特許文献2には、栗を密閉容器に入れ、水蒸気等の気体により加圧加熱した後、瞬間的に常圧下の緩衝装置に放出することで、鬼皮及び渋皮を剥皮することを含む、栗の剥皮方法が開示されている。特許文献3には、栗を密閉容器に入れ、水蒸気等の気体により加圧加熱した後、瞬間的に常圧下の緩衝装置に放出し、鬼皮を分離除去した後、高速の水蒸気を吹き付けて栗の表面から渋皮を分離除去することを特徴とする栗の剥皮方法が開示されている。



特許文献4には、渋皮付きの生栗を50℃~80℃の温水に浸漬若しくは温水でシャワーを行い、渋皮の表面温度50℃~80℃に昇温し、この栗に50℃~80℃の高圧水のジェットを噴射し、渋皮を剥皮することを特徴とする、生栗の渋皮の剥皮方法が開示されている。



特許文献5には、栗を熱風を流動させながら加熱処理を行う流体加熱に供することを特徴とする栗の皮遊離方法が開示されている。



特許文献6には、鬼皮付きのままの栗或いは鬼皮を完全に又は不完全に除いた栗を薬液(塩酸水溶液等)処理した後、マイクロ波照射処理することを特徴とする栗の剥皮処理法が開示されている。



特許文献7には、栗の座部に切り込みを入れる切り込み工程と、切り込みの形成された栗を酵素剤を含む水溶液に浸漬する工程とを含むことを特徴とする栗の剥皮方法が開示されている。



しかしながら、これら従来の方法は、いずれも大がかりで、特殊な設備や機械を必要とするか、或いは、長時間の薬品処理や加熱時間等を必要とし、実用に耐える方法ではない。また、これら従来の方法は、ニホングリの渋皮を完全に剥皮することが困難であったり、果肉表層が渋皮側に付着してしまうという欠点を有する。




【特許文献1】特開昭54-80450号公報

【特許文献2】特開昭54-119077号公報

【特許文献3】特開昭57-12988号公報

【特許文献4】特開2001-238654号公報

【特許文献5】特開2000-125832号公報

【特許文献6】特開平4-112779号公報

【特許文献7】特開平10-84928号公報

産業上の利用分野


本発明は、例えば良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮剥皮方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ニホングリ品種クリ筑波36号又はその系統品種をマイクロ波照射処理又は加熱処理に供することを特徴とする、クリの渋皮剥皮方法。

【請求項2】
上記ニホングリ品種クリ筑波36号又はその系統品種の鬼皮が除去されていることを特徴とする、請求項1記載の方法。

【請求項3】
マイクロ波照射処理又は加熱処理前に、上記ニホングリ品種クリ筑波36号又はその系統品種の鬼皮及び渋皮に傷を付けることを特徴とする、請求項1記載の方法。

【請求項4】
マイクロ波照射処理又は加熱処理前に、上記ニホングリ品種クリ筑波36号又はその系統品種の渋皮に傷を付けることを特徴とする、請求項2記載の方法。
産業区分
  • 食品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006233535thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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