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燻製方法及びその装置 新技術説明会 実績あり

国内特許コード P000000748
整理番号 RSP18P01
掲載日 2005年5月9日
出願番号 特願平10-257765
登録番号 特許第2975351号
出願日 平成10年9月11日(1998.9.11)
登録日 平成11年9月3日(1999.9.3)
発明者
  • 宮森 護
  • 星埜 宏
  • 丸山 敏彦
  • 樋口 雅夫
  • 斎藤 弘
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 株式会社北陽
発明の名称 燻製方法及びその装置 新技術説明会 実績あり
発明の概要 【課題】電力消費量を低減でき、装置を小型化でき、更にワークに均一に燻煙を付着・浸透させることにより、燻製食品の品質を向上できる。
【解決手段】チャンバ11の両端には入口11a及び出口11bがそれぞれ形成され、このチャンバ内には入口から出口に向って搬送手段12が挿通される。この搬送手段により複数のワーク19が所定の間隔をあけて搬送可能に構成される。またチャンバ内には搬送手段の長手方向に沿いかつワークと所定の間隔をあけてワークを挟むように一対の電極板13が配設される。燻煙発生手段16によりワークに付着・浸透させる燻煙が発生されかつチャンバ内に導入されるように構成される。更に高電圧発生回路により一対の電極板間に7kV~15kVの直流又は交流電圧が印加され、かつワークは接地される。
従来技術、競合技術の概要


従来、チャンバ内に所定の間隔をあけて一対の電線を配置し、これらの電線間に高電圧(10kV~20kV)の直流又は交流電圧を印加してコロナ放電を行わせ、これらの電線に魚・肉等のワークを吊し、更にチャンバ下部の火床から燻煙を発生させる電燻法が知られている。またチャンバ内に一対の電極を互いに向合った状態で配設し、これらの電極間に高電圧(例えば40KV)を印加しかつ一対の電極の間に魚・肉等のワークを配置し、更に燻煙発生手段により発生した燻煙をチャンバ内に導入する電燻法が知られている。上記いずれの電燻法でも、火床や燻煙発生手段で発生した燻煙がコロナ放電によりイオンを帯びるので、帯電した燻煙が電極となっているワークに吸引される。この結果、ワークに燻煙が速やかに付着・浸透するので、貯蔵性に優れた燻製食品が得られる。

産業上の利用分野


本発明は、農産物、水産物、畜産物又はこれらの加工食品に燻煙を付着・浸透させて燻製食品を製造する方法及びその装置に関する。更に詳しくは電界において帯電させた農産物等と燻煙とのクーロン力を利用して燻煙を上記農産物等に付着・浸透させる方法及びその装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
接地された農産物、水産物、畜産物又はこれらの加工食品からなるワーク(19)を搬送手段(12)により燻煙が導入されたチャンバ(11)内に所定の速度で搬送し、
前記チャンバ(11)内の前記搬送手段(12)に沿って前記ワーク(19)を挟むように設けられた一対の電極板(13,14)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加する燻製方法。

【請求項2】
所定の間隔をあけてワーク(19)と電極板(73,74)とが交互に配設されたチャンバ(71)内に燻煙を導入し、
前記電極板(73,74)間又は前記ワーク(19)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加する燻製方法。

【請求項3】
チャンバ(91)内に所定の間隔をあけて第1及び第2電極(111,112)を配置し、
前記チャンバ(91)内に燻煙を導入し、
前記第1及び第2電極(111,112)に第1及び第2ワーク(101,102)をそれぞれ電気的に接続するとともに前記第1及び第2電極(111,112)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加する燻製方法。

【請求項4】
隣接する電極板及びワークの距離或いは隣接するワーク同士の距離が20~100mmである請求項1ないし3いずれか記載の燻製方法。

【請求項5】
両端に入口(11a)及び出口(11b)がそれぞれ形成されたチャンバ(11)と、
前記チャンバ(11)内に前記入口(11a)から前記出口(11b)に向って挿通され農産物、水産物、畜産物又はこれらの加工食品からなる複数のワーク(19)を所定の間隔をあけて搬送可能な搬送手段(12)と、
前記チャンバ(11)内に前記搬送手段(12)の長手方向に沿いかつ前記ワーク(19)と所定の間隔をあけて前記ワーク(19)を挟むように配設された一対の電極板(13,14)と、
前記ワーク(19)に付着・浸透させる燻煙を発生しかつ前記チャンバ(11)内に導入する燻煙発生手段(16,196)と、
前記一対の電極板(13,14)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加しかつ前記ワーク(19)を接地する高電圧発生回路(17,127,147,167)とを備えた燻製装置。

【請求項6】
チャンバ(71)内に設けられ複数のワーク(19)をそれぞれ所定の間隔をあけて支持可能な支持具(71a)と、
前記支持具(71a)により支持されたワーク(19)の間に所定の間隔をあけてそれぞれ配設された複数の電極板(73,74)と、
前記ワーク(19)に付着・浸透させる燻煙を発生しかつ前記チャンバ(71)内に導入する燻煙発生手段(16,196)と、
前記複数の電極板(73,74)間又は前記複数のワーク(19)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加可能な高電圧発生回路(17,127,147,167)とを備えた燻製装置。

【請求項7】
チャンバ(91)内に配設され複数の第1ワーク(101)にそれぞれ電気的に接続された第1電極(111)と、
前記チャンバ(91)内に前記第1電極(111)の間に所定の間隔をあけてそれぞれ配設され複数の第2ワーク(102)にそれぞれ電気的に接続された第2電極(112)と、
前記第1及び第2ワーク(101,102)に付着・浸透させる燻煙を発生しかつ前記チャンバ(91)内に導入する燻煙発生手段(16,196)と、
前記第1及び第2電極(111,112)間に7kV~15kVの直流又は交流電圧を放電が開始しないように印加可能な高電圧発生回路(17,127,147,167)とを備えた燻製装置。

【請求項8】
隣接する電極板及びワークの距離或いは隣接するワーク同士の距離が20~100mmである請求項5ないし7いずれか記載の燻製装置。

【請求項9】
高電圧発生回路(17)が商用周波電圧を7kV~15kVの交流電圧に増大する単一の変圧器(17a)を有し、前記変圧器(17a)の二次側コイル(17c)の両端が電極板(13,14)又はワーク(19)にそれぞれ電気的に接続され、一端がワーク(19)又は電極板(13,14)に電気的に接続された中間タップ用電線(47)の他端が前記二次側コイル(17c)の中間部に電気的に接続された請求項5ないし7いずれか記載の燻製装置。

【請求項10】
高電圧発生回路(127)が商用周波電圧を3.5kV~7.5kVの交流電圧に増大する同一の第1及び第2変圧器(121,122)を有し、前記第1及び第2変圧器(121,122)の二次側コイル(121b,122b)の一端が電極板又はワークにそれぞれ電気的に接続され、前記第1及び第2変圧器(121,122)の二次側コイル(121b,122b)の他端が共通電線(123)を介してワーク又は電極板に電気的に接続された請求項5ないし7いずれか記載の燻製装置。

【請求項11】
中間タップ用電線(47)又は共通電線(123)にこの電線(47,123)に流れる電流を整流するダイオード(52a,53a)が設けられた請求項9又は10記載の燻製装置。

【請求項12】
燻煙発生手段(16)が燻煙材(21)を貯留するホッパ(22)と、
前記燻煙材(21)を搬送するスクリュウコンベヤ(23)と、
前記スクリュウコンベヤ(23)にて搬送された前記燻煙材(21)を不完全燃焼させて燻煙を発生させる燃焼用ヒータ(24)と、
前記燻煙をチャンバ(11)内に導入する燻煙導入口(26a)とを有する請求項5ないし7いずれか記載の燻製装置。

【請求項13】
燻煙が通過する燻煙導入口(26a)にイオン化電極線(39)が架設され、前記イオン化電極線(39)に6kV~10kVの直流又は交流電圧を印加するように構成された請求項12記載の燻製装置。

【請求項14】
チャンバ(71,91)内に導入された燻煙を循環させる燻煙循環手段(77,97)が前記チャンバ(71,91)の上部及び下部に両端が接続された循環ダクト(78,98)と、前記循環ダクト(78,98)内に設けられ前記チャンバ(71,91)内上部の燻煙を前記循環ダクト(78,98)の上端から吸込みかつ前記循環ダクト(78,98)の下端から前記チャンバ(71,91)内に吐出すファン(99)とを有する請求項5ないし7いずれか記載の燻製装置。

【請求項15】
チャンバ(11)内を所定の湿度に保つ加湿器(57)のタンク(57b)内の液体(57c)に調味料が添加された請求項5ないし7記載の燻製装置。

【請求項16】
支持具(71a)及び電極板(73,74)又は第1及び第2電極がチャンバ(71)に出入れ可能なラック(221)に設けられ、
前記支持具(71a)及び前記電極板(73,74)又は前記第1及び第2電極が高電圧発生回路に接触型コレクタ(222,242)を介して電気的に接続された請求項6又は7記載の燻製装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
ライセンス状況 通常実施権[E04-06]
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