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イネの1次枝梗数に関連する遺伝子およびその利用

国内特許コード P09A015199
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2007-046201
公開番号 特開2008-206442
登録番号 特許第5046001号
出願日 平成19年2月26日(2007.2.26)
公開日 平成20年9月11日(2008.9.11)
登録日 平成24年7月27日(2012.7.27)
発明者
  • 寺尾 富夫
  • 長田 健二
  • 清水 博之
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 イネの1次枝梗数に関連する遺伝子およびその利用
発明の概要

【課題】高品質かつ高収量のイネの育種方法の提供。
【解決手段】イネにおける1次枝梗数に対する2次枝梗数の比を増加させることなく、1次枝梗数を増加させ得るポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドを含んでいるベクター、該ポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド、該ポリヌクレオチドをイネに導入し1次枝梗数に対する2次枝梗数の比が増加することなく1次枝梗数が増加したイネの作出方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


コメは人類にとって最も重要な食物の1つである。収量の多いイネは世界中で強く求められている。



収量の多いイネを育種するために、異なるイネの系統同士を交配させるなどの手法がとられてきた。また近年では、収量の多いイネの育種に利用することが可能な、分子遺伝学的な知見が報告されている。



例えば、特許文献1および非特許文献1は、イネの2次枝梗数を増加させる遺伝子をそれぞれ報告している。図1に示すように、イネの籾は、稈から枝分かれした1次枝梗、および1次枝梗から枝分かれした2次枝梗に着く。したがって、上記遺伝子が導入されたイネの籾数は、2次枝梗数の増加に伴い増加する。

【特許文献1】特開2004-89026号公報(平成16年3月15日公開)

【特許文献2】特開2005-278499号公報(平成17年10月13日公開)

【非特許文献1】Cytokinin Oxidase Regulates Rice Grain Production, Motoyuki Ashikari, Hitoshi Sakakibara, Shaoyang Lin, Toshio Yamamoto, Tomonori Takashi, Asuka Nishimura, Enrique R. Angeles, Qian Qian, Hidemi Kitano, Makoto Matsuoka. (2005), SCIENCE VOL 309:741-745

【非特許文献2】Quantitative Trait Loci for Sink Size and Ripening Traits in Rice(Oryza sativa L.), Kenji Nagata, Yoshimichi Fukuta, Hiroyuki Shimizu, Tadashi Yagi, Tomio Terao. (2002), Breeding Science VOL 52:259-273

産業上の利用分野


本発明は、イネの育種に関するものであり、特に、1次枝梗数が増加されたイネの育種に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記(A)または(B)のいずれか1つのアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであって、イネにおける1次枝梗数に対する2次枝梗数の比を増加させることなく1次枝梗数を増加させ得るポリペプチドをコードすることを特徴とするポリヌクレオチド:
(A)配列番号3に示されるアミノ酸配列;または
(B)配列番号3に示されるアミノ酸配列において、1個もしくは数個のアミノ酸が置換、付加もしくは欠失されたアミノ酸配列であって、配列番号3に示されるアミノ酸配列における第15番目、第39番目、第162番目、第195番目、第226番目、第289番目、第295番目、第366番目および第412番目のアミノ酸が保存されており、かつ、第309番目~第314番目の間に、もしくは隣接してアミノ酸が付加されていないアミノ酸配列

【請求項2】
下記(A)~(C)のいずれか1つの塩基配列からなることを特徴とする請求項1に記載のポリヌクレオチド:
(A)配列番号1に示される塩基配列;
(B)配列番号1に示される塩基配列において1個もしくは数個のヌクレオチドが置換、付加もしくは欠失された塩基配列;または
(C)配列番号1に示される塩基配列の相補配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし得る塩基配列。

【請求項3】
下記(A)~(C)のいずれか1つの塩基配列からなり、イネにおけるハーベストインデックスを向上させることを特徴とする請求項1に記載のポリヌクレオチド:
(A)配列番号2に示される塩基配列;
(B)配列番号2に示される塩基配列において1個もしくは数個のヌクレオチドが置換、付加もしくは欠失された塩基配列;または
(C)配列番号2に示される塩基配列の相補配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし得る塩基配列。

【請求項4】
請求項1または2に記載のポリヌクレオチドによりコードされることを特徴とするポリペプチド。

【請求項5】
請求項1~3の何れか1項に記載のポリヌクレオチドを含んでいることを特徴とするベクター。

【請求項6】
請求項1~3の何れか1項に記載のポリヌクレオチドをイネに導入する工程を包含することを特徴とする1次枝梗数に対する2次枝梗数の比が増加することなく1次枝梗数が増加したイネの作出方法。

【請求項7】
請求項に記載の方法により作出されたイネの子孫であることを特徴とする1次枝梗数に対する2次枝梗数の比が増加することなく1次枝梗数が増加したイネ。

【請求項8】
請求項1~3の何れか1項に記載のポリヌクレオチドを備えていることを特徴とする1次枝梗数に対する2次枝梗数の比が増加することなく1次枝梗数が増加したイネの作出キット。
産業区分
  • 微生物工業
  • 農林
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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