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土地の汚染改良構造およびその方法

国内特許コード P09A015244
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2008-010724
公開番号 特開2009-171847
登録番号 特許第4962331号
出願日 平成20年1月21日(2008.1.21)
公開日 平成21年8月6日(2009.8.6)
登録日 平成24年4月6日(2012.4.6)
発明者
  • 白谷 栄作
  • ▲高▼木 強治
  • 三浦 麻
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 土地の汚染改良構造およびその方法
発明の概要

【課題】重金属汚染された下側土壌から上側清浄土への汚染を防ぐ。
【解決手段】第1の工程で、重金属を含む土壌2の表面に、水の通過を許容し重金属を吸着する炭4を敷設し、第2の工程で、敷設された炭4の層に透水性を有し植物7の根7Aが下側土壌2へ伸張するのを阻止する防根透水シート5を敷設し、第3の工程で、敷設された防根透水シート5に清浄な土6を投入して整地し、造成を完了するようにした。土壌水W1が浸透して上方に移動しても炭4により重金属は吸収され、防根透水シート5上の投入された土6には、重金属が除去された清浄な土壌水W2が浸透する。このため、投入された土6が重金属で汚染されにくく、投入された土6で植物7を栽培しても重金属の汚染をきわめて低レベルに抑えることができる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


従来、土壌が重金属で汚染された農地に対して、汚染土壌を浄化する方法として、汚染土壌の表層に生分解性不織布を敷設し、この生分解性不織布上で植物を密植して汚染土壌を被覆し、汚染土壌中の重金属を植物体中に回収し、この植物を定期的に刈り取ることにより重金属を土壌から除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の浄化方法では、植物を植えた土壌にキレート剤を添加することにより重金属の吸着性を高めるようにしている。また、重金属で汚染された土壌に植物を植栽するとともに酸性変化物質としての硫黄華を添加し、植物を刈り取ることにより重金属を土壌から除去する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2に記載の浄化方法では、耐酸性および重金属耐性を併せ持つ植物を選択して植えるようにしている。しかしながら、これら特許文献1および2に記載された重金属の除去方法では、いずれも除去に要する時間が植物の生育に左右されて長時間を要するとともに、回収途中の植物体を昆虫や鳥が食し、重金属の汚染を拡大させる虞がある。



このため、従来、土壌が重金属で汚染された農地に対し、短時間でかつ低コストで作付けを可能とするため、外部から汚染されていない清浄な土を客土として持ち込み、汚染された農地の表層に投入して作土層を形成するようにしていた。

【特許文献1】特開2004-290820号公報(第5-6頁、図3)

【特許文献2】特開2003-225649号公報(第3頁、図1)

産業上の利用分野


本発明は、土地の汚染改良構造およびその方法に関し、特に重金属に汚染された農地の汚染改良構造およびその方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
重金属を含む下側の土壌と投入される上側の土との間に、透水性を有し重金属を吸着する吸着材の層を下層側に、透水性を有し植物の根が下側土壌へ伸張するのを阻止する伸張阻止材の層を上層側にそれぞれ配設したことを特徴とする土地の汚染改良構造。

【請求項2】
重金属を含む土壌の表面に、透水性を有し重金属を吸着する吸着材を敷設する第1の工程と、敷設された吸着材の層に透水性を有し植物の根が下側土壌へ伸張するのを阻止する伸張阻止材を敷設する第2の工程と、敷設された伸張阻止材上に土を投入する第3の工程とを有することを特徴とする土地の汚染改良方法。

【請求項3】
投入される土は、植物の生育を許容する土であって、外部から運び込まれる清浄土または重金属で汚染された土壌を洗浄して得られた重金属の含有量の低い低汚染土であることを特徴とする請求項2に記載の土地の汚染改良方法。
産業区分
  • 農林
  • 処理操作
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008010724thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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