TOP > 国内特許検索 > 小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法

小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法

国内特許コード P09A015245
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2008-011374
公開番号 特開2009-171865
登録番号 特許第5288534号
出願日 平成20年1月22日(2008.1.22)
公開日 平成21年8月6日(2009.8.6)
登録日 平成25年6月14日(2013.6.14)
発明者
  • 谷中 美貴子
  • 池田 達哉
  • 高田 兼則
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法
発明の概要

【課題】 本発明は、小麦穀粒の硬さ及び小麦粉の粒径を制御する方法を開発することを目的とする。
【解決手段】 上記課題の解決のために、本発明は、オオムギ属の7種類の染色体のうち5H染色体を小麦に導入することにより小麦穀粒の硬度及び/又は小麦粉の粒径を低下させる方法を提供する。また、添加する5H染色体の由来するオオムギ属植物を変えることにより、小麦穀粒の硬さ及び/又は小麦粉の粒径を制御する方法を提供する。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


小麦穀粒の硬さは、製粉後の小麦粉の粒径や澱粉の損傷程度、生地物性などに影響し、最終的な製品である菓子やうどん、パンなどの加工適性に影響する。小麦は、穀粒の硬さにより穀粒の硬い「硬質」と穀粒の軟らかい「軟質」に大別され、製粉すると硬質小麦では粒径の粗い小麦粉に、軟質小麦では粒径の細かい小麦粉になる。



小麦穀粒の硬さは遺伝的要因及び環境的要因に影響される。小麦穀粒の硬さに関与する遺伝子としては、小麦の5D染色体の短腕にあるピュロインドリン遺伝子(Pina-D1, Pinb-D1)が知られており、軟質小麦では野生型、硬質小麦では変異型である(例えば、非特許文献1参照)。ピュロインドリン遺伝子の変異については多くの報告があり、一部の変異型についてはその判別方法も開発されている(例えば、非特許文献2及び3参照)。




【非特許文献1】Morris CF, Plant Molecular Biology, 2002, 48: 633-647

【非特許文献2】Giroux MJ and Morris CF, Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 1998, 95: 6262-6266

【非特許文献3】Tranquilli G et al., Molecular and General Genetics, 1999, 262: 846-850

産業上の利用分野


本発明は、オオムギ属5H染色体を小麦に導入することにより、小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
オオムギ近縁野生種の5H染色体を小麦に導入することにより、小麦の穀粒硬度及び/又は小麦粉の粒径を低下させる方法。

【請求項2】
オオムギ近縁野生種がHordeum chilenseである、請求項1記載の方法。

【請求項3】
オオムギ野生種、及びオオムギ近縁野生種、から選ばれたオオムギ属植物に由来する5H染色体を小麦に導入することにより、小麦の穀粒硬度及び/又は小麦粉の粒径を制御する方法。

【請求項4】
オオムギ野生種がHordeum vulgare ssp. spontaneumであり、オオムギ近縁野生種がHordeum chilenseである、請求項3記載の方法。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

25069_01SUM.gif
出願権利状態 権利存続中


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close