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GABAおよび/またはタウリンを含有する土耕栽培野菜およびキノコ、並びにそれらの製造方法 新技術説明会

国内特許コード P09A015258
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2008-049987
公開番号 特開2009-201477
登録番号 特許第4982829号
出願日 平成20年2月29日(2008.2.29)
公開日 平成21年9月10日(2009.9.10)
登録日 平成24年5月11日(2012.5.11)
発明者
  • 鈴木 達郎
  • 山内 宏昭
  • 瀧川 重信
  • 古賀 伸久
  • 野田 高弘
  • 齋藤 勝一
  • 遠藤 千絵
  • 橋本 直人
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 GABAおよび/またはタウリンを含有する土耕栽培野菜およびキノコ、並びにそれらの製造方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】GABAおよび/またはタウリンを高含有する土耕栽培野菜およびキノコ並びにその極めて簡便かつ効率的な製造方法の提供。
【解決手段】土耕栽培中の野菜の葉および/または茎並びにキノコの子実体に0.2~2.0%(W/V)のGABAおよび/またはタウリン水溶液を噴霧し、噴霧した水溶液が付着した状態を維持してGABAおよび/またはタウリンを吸収させることを含む、GABAおよび/またはタウリンを10mg/100gFW以上含有する土耕栽培野菜並びにキノコの製造方法。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


特定のアミノ酸類、ペプチド類には各種栄養的、生理機能があることが知られている。
特に、最近では、アミノ酸類のシステイン、γ-アミノ酪酸(GABA)、L-カルニチン、ビタミンU、ジペプチドのカルノシン、アンセリン、バリニルチロシン、チロシニルプロリン、トリペプチドのグルタミルシステイニルグリシン(GSH)の生理機能が注目されている。このように特定のアミノ酸類、ペプチド類には種々の機能性があることが解明されているが、これらの物質を高濃度含有する食用の植物体は自然界には存在しない。そのため、これらの物質を一定量摂取するためには、「いわゆるサプリメントや薬品として摂取する」以外の方法は存在しないのが現状である。しかし、日本の食文化は、米国などサプリメント先進国のそれと異なり、機能性物質を「普段の食事によって摂取する」ことに価値を置いている。そのため、いわゆるサプリメントや薬品ではなく、スプラウトやキノコなどの生鮮食品から機能性物質を摂取することには大きな意義がある。



このような背景から、特定のアミノ酸類、ペプチド類を含有する生鮮食品が簡便に製造できれば、その社会的ニーズは大きいと考えられる。しかしながら、前記のように特定のアミノ酸類、ペプチド類を高濃度含有する生鮮食品は生産されておらず、その効率的な生産方法開発に関する研究もほとんど行われていないのが現状である。



本発明者らは、GABAやタウリン等を吸収させた食用植物体を提供することを目的として、GABAやタウリン等の溶液に根部を浸漬し、蒸散により植物体内に吸収・蓄積させる方法を見出し、この方法により、比較的高い濃度のGABAやタウリン等を含有する食用植物体を提供できることを見出して、特許出願した(特開2007-89572号公報(特許文献1))。

【特許文献1】特開2007-89572号公報

産業上の利用分野


本発明は、GABAおよび/またはタウリンを含有する土耕栽培野菜およびキノコ、並びにそれらの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、土耕栽培野菜またはキノコに、GABAおよび/またはタウリン含有溶液を噴霧し、吸収処理をすることによって、それら物質を比較的高濃度に含有する土耕栽培野菜またはキノコを製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
タウリンを10mg/100gFW以上含有する土耕栽培野菜。

【請求項2】
タウリンを10mg/100gFW以上含有するキノコであって、前記キノコがシイタケ、マイタケ、エノキタケ、ナメコ、シメジ、ブナシメジ、タモギタケ、ハナビラタケ、エリンギ、キクラゲ、アガリスクまたはマッシュルームであるキノコ

【請求項3】
土耕栽培中の野菜の葉および/または茎に、0.2~2.0%(W/V)のGABAおよび/またはタウリン、並びに乳化剤を含有する水溶液を噴霧し、噴霧した水溶液を前記葉および/または茎に付着した状態を維持して、GABAおよび/またはタウリンを葉および/または茎に吸収させることを含む、GABAおよび/またはタウリンを10mg/100gFW以上含有する土耕栽培野菜の製造方法。

【請求項4】
前記水溶液の噴霧量は、土耕栽培中の野菜1kgに対して80~200mlの範囲である、請求項に記載の製造方法。

【請求項5】
キノコの子実体に0.2~2.0%(W/V)のGABAおよび/またはタウリンを含有する水溶液を噴霧し、噴霧した水溶液を前記子実体に付着した状態を維持して、GABAおよび/またはタウリンを子実体に吸収させることを含む、GABAおよび/またはタウリンを10mg/100gFW以上含有するキノコの製造方法。

【請求項6】
前記水溶液を噴霧するキノコが収穫直前のキノコであり、吸収が終了後、収穫する、請求項に記載の製造方法。

【請求項7】
前記水溶液の噴霧量は、キノコ1kgに対して80~200mlの範囲である、請求項またはに記載の製造方法。
産業区分
  • 農林
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008049987thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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