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耐虫性タンパク質及び該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子

国内特許コード P09A015261
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2008-052699
公開番号 特開2008-245640
登録番号 特許第4865749号
出願日 平成20年3月3日(2008.3.3)
公開日 平成20年10月16日(2008.10.16)
登録日 平成23年11月18日(2011.11.18)
優先権データ
  • 特願2007-052798 (2007.3.2) JP
発明者
  • 今野 浩太郎
  • 和佐野 直也
出願人
  • 今野 浩太郎
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 耐虫性タンパク質及び該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子
発明の概要 【課題】少量であっても虫に対して十分な耐虫性を示す耐虫性タンパク質、該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子、該耐虫性遺伝子を含有する組換えベクター、組換えベクターが導入された宿主細胞及び植物細胞、耐虫性遺伝子により形質変換された形質変換体及びその製造方法、これらにより回収された回収タンパク質、並びに、これらを有効成分とする耐虫剤を提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列に対する相同性が50%以上の第1アミノ酸配列を有し、且つ第2アミノ酸配列がspppp配列を少なくとも1つ有する植物由来の耐虫性タンパク質。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


耐虫性を有するタンパク質(以下「耐虫性タンパク質」という。)は植物に遺伝子導入を行い遺伝子耐虫性植物の遺伝育種を行う上で必要不可欠な素材である。また、微生物、培養細胞、多細胞動植物個体に発現させ回収した耐虫性タンパク質を散布することにより新規の農薬等の耐虫剤として用いることも可能である。



産業上広く用いられている耐虫性タンパク質としてはグラム陽性細菌であるBacillus thuringiensisが生産するBt毒素(タンパク質)が挙げられる。
かかるBt毒素は低濃度(1ppm程度)で殺虫・耐虫性活性を示すことが知られている(例えば、非特許文献1又は2参照)。



ところが、上記Bt毒素は、バクテリア由来であり、遺伝子組み換え作業等、組換え体の遺伝子資源として使用するのに根強い抵抗感があるので、植物由来の耐虫性タンパク質の発見が望まれている。



これに対し、植物由来の耐虫性タンパク質として、ササゲ由来のプロテアーゼインヒビター(例えば、非特許文献3又は特許文献1参照)や、インゲン由来のアミラーゼインヒビター(例えば、非特許文献4参照)や、スノードロップ由来のレクチン(例えば、非特許文献5又は特許文献2参照)が知られている。
【非特許文献1】
Canadian Journal of Microbiology 51, 988-995(2005)
【非特許文献2】
Journal of Pesticide Reform 14, 13-20 (1994)
【非特許文献3】
Pest Management Science 57, 57-65(2001)
【非特許文献4】
Plant Physiology 107, 1233-1239(1995)
【非特許文献5】
Journal of Insect Physiology 43, 727-739(1997)
【特許文献1】
米国特許第4640836号公報
【特許文献2】
米国特許第5545820号公報

産業上の利用分野


本発明は、耐虫性タンパク質、該耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子、該耐虫性遺伝子を含有する組換えベクター、組換えベクターが導入された宿主細胞及び植物細胞、耐虫性遺伝子により形質変換された形質変換体及びその製造方法、これらにより回収された回収タンパク質、並びに、これらを有効成分とする耐虫剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物由来の耐虫性タンパク質であって、
配列表の配列番号4に示されるアミノ酸配列に対する相同性が90%以上の第4アミノ酸配列からなる耐虫性タンパク質。

【請求項2】
植物由来の耐虫性タンパク質であって、
配列表の配列番号5に示されるアミノ酸配列に対する相同性が90%以上の第5アミノ酸配列からなる耐虫性タンパク質。

【請求項3】
前記植物がクワ科植物であり、該クワ科植物の乳液から抽出される請求項1又は2に記載の耐虫性タンパク質。

【請求項4】
クワ科植物の乳液を抽出し、該乳液を遠心分離して上清を分離し、該上清を非変性条件で電気泳動させて分画し、分子量が50~60kDaである画分から採取することにより得られる請求項1~3のいずれか一項に記載の耐虫性タンパク質。

【請求項5】
請求項1~のいずれか一項に記載の耐虫性タンパク質をコードする耐虫性遺伝子。

【請求項6】
耐虫性タンパク質をコードする植物由来の耐虫性遺伝子であって、
配列表の配列番号6に示される塩基配列からなるDNAに対する相同性が90%以上の第6DNAを有する耐虫性遺伝子。

【請求項7】
耐虫性タンパク質をコードする植物由来の耐虫性遺伝子であって、
配列表の配列番号7に示される塩基配列からなるDNAに対する相同性が90%以上の第7DNAを有する耐虫性遺伝子。

【請求項8】
請求項のいずれか一項に記載の耐虫性遺伝子を含有する組換えベクター。

【請求項9】
請求項記載の組換えベクターが導入された宿主細胞。

【請求項10】
請求項記載の組換えベクターが導入された植物細胞。

【請求項11】
請求項のいずれか一項に記載の耐虫性遺伝子により形質転換された非ヒト形質転換体

【請求項12】
非ヒト宿主を請求項のいずれか一項に記載の耐虫性遺伝子により形質転換することを含む請求項11記載の非ヒト形質転換体の製造方法。

【請求項13】
請求項記載の宿主細胞により回収された耐虫性を示す回収タンパク質。

【請求項14】
請求項10記載の植物細胞により回収された耐虫性を示す回収タンパク質。

【請求項15】
請求項11記載の非ヒト形質転換体により回収された耐虫性を示す回収タンパク質。

【請求項16】
請求項1~のいずれか一項に記載の耐虫性タンパク質を有効成分とする耐虫剤。

【請求項17】
請求項のいずれか一項に記載の耐虫性遺伝子を有効成分とする耐虫剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008052699thum.jpg
出願権利状態 登録


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