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プラスミノーゲン活性化剤

国内特許コード P09A015273
掲載日 2010年3月5日
出願番号 特願2008-088366
公開番号 特開2009-242255
登録番号 特許第5488949号
出願日 平成20年3月28日(2008.3.28)
公開日 平成21年10月22日(2009.10.22)
登録日 平成26年3月7日(2014.3.7)
発明者
  • 野村 将
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 プラスミノーゲン活性化剤
発明の概要 【課題】フィブリノーゲンを限定分解して、血栓形成もしくは血栓再閉塞を阻害する、新たなプラスミノーゲン活性化剤の提供。
【解決手段】乳酸菌の菌体を有効成分とするプラスミノーゲン活性化剤であり、前記乳酸菌は、Lactococcuslactis ssp. lactis、Lactococcus lactis ssp. lactisbv. diacetylactis、及びLactobacillusbulgaricusのいずれか一種以上が好ましく、更には前記乳酸菌の菌体を、80℃~150℃の温度で、5分~40分加熱処理することが好ましい。また本発明のプラスミノーゲン活性化剤は、前記乳酸菌の菌体からpH7~pH14の抽出液により抽出したものを利用することができる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



血栓症により引き起こされる疾病は、心筋梗塞、脳梗塞、肺閉塞症などの重篤なものが多く、常に死因の上位を占めている。





血栓の形成にはフィブリンが重要な役割を演じるが、繊維素溶解系(繊溶系)の正常な活性化は、これらの循環器系疾患の予防となる。即ち、繊維素溶解酵素の不活性前駆体プラスミノーゲンは、活性化因子の作用によって活性型のプラスミンに変換され、血栓を形成するフィブリン及びフィブリノーゲンを小断片化し溶解する。プラスミノーゲン活性化因子としては、プラスミノーゲンアクチベーター(以下tPAと略記することがある。)、ウロキナーゼ(以下UKと略記することがある。)、ストレプトキナーゼなどが知られており、これらはいずれも、血栓溶解剤として医療において用いられている。





しかし前記tPA、UK等のプラスミノーゲン活性化因子は、高いプラスミノーゲン活性化能力をもつが、その一方で副作用も強い。そこで医薬品のような急性、且つ高い効果を求めるのではなく、食品から低レベルの有効成分を長期間にわたって摂取することによる保健効果が期待されている。中でも納豆はフィブリン分解活性を有し、食事による摂取によって血流改善効果を示すことが知られており、その有効成分も特定されている(例えば特許文献1を参照。)。





一方、乳酸菌は、炭水化物を分解して乳酸を生成することによってエネルギーを獲得する微生物のうち細菌に属するものの総称であり、代表的な属としてグラム陽性球菌であるLactococcus属、Streptococcus属、Pediococcus属、Leuconostoc属、及びグラム陽性桿菌であるLactobacillus属がある。この乳酸菌については、近年生体調節機能が大きく注目され、整腸作用、免疫調節作用、抗ストレス作用、抗酸化作用など、様々な機能性が明らかにされてきており、食品の差別化、需要の創出に貢献している(例えば特許文献2を参照。)。しかし従来乳酸菌において、プラスミノーゲンの活性化能や血流改善効果に関する知見は報告されていない。





【特許文献1】

開平3-168082号公報

【特許文献2】

開平8-268899号公報

産業上の利用分野



本発明は、乳酸菌の生産する線溶酵素活性化因子を有効成分とし、フィブリノーゲンを限定分解して、血栓形成もしくは血栓再閉塞を阻害するプラスミノーゲン活性化剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ラクトコッカス・ラクチス・サブスピーシーズ・ラクチス(Lactococcus lactis ssp. lactis)、ラクトコッカス・ラクチス・サブスピーシーズ・ラクチス・バイオバー・ジアセチラクチス(Lactococcus lactis ssp. lactis bv. diacetylactis)、及びラクトバチルス・ブルガリカス(Lactobacillus bulgaricus)のいずれか一種以上の乳酸菌の菌体から、pH10~pH12の緩衝液により抽出されたプラスミノーゲン活性化剤。

【請求項2】
前記菌体が80℃~150℃の温度で5分~40分加熱処理して用いられる請求項1に記載のプラスミノーゲン活性化剤。

【請求項3】
前記請求項1又は請求項2に記載のプラスミノーゲン活性化剤を用いた食品。

【請求項4】
前記請求項1又は請求項2に記載の記載のプラスミノーゲン活性化剤を用いた飼料又はペットフード。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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