TOP > 国内特許検索 > 機能性糸状菌検出方法、機能性糸状菌含有製品の評価方法及びプライマー対

機能性糸状菌検出方法、機能性糸状菌含有製品の評価方法及びプライマー対 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P09P006975
整理番号 ShIP-8037N-NK09
掲載日 2010年3月12日
出願番号 特願2008-214394
公開番号 特開2010-046032
登録番号 特許第5429732号
出願日 平成20年8月22日(2008.8.22)
公開日 平成22年3月4日(2010.3.4)
登録日 平成25年12月13日(2013.12.13)
発明者
  • 中崎 清彦
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 機能性糸状菌検出方法、機能性糸状菌含有製品の評価方法及びプライマー対 コモンズ 外国出願あり
発明の概要

【課題】機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケを高い精度で検出することができる機能性糸状菌検出方法及び機能性糸状菌含有製品の評価方法を提供する。
【解決手段】特定の塩基配列を有するポリヌクレオチド及びこれと相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチド並びにこれらと実質的に相同な塩基配列を有するポリヌクレオチドと、からなる群より選択された少なくとも1つのポリヌクレオチドを用いて、試料中の機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケを検出する機能性糸状菌検出方法と、機能性糸状菌含有製品中の機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケの存在又は濃度を評価する機能性糸状菌含有製品の評価方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


糸状菌すなわちカビには種々の機能があることが知られており、例えば病原性糸状菌によって植物病害が引き起こされることも知られている。病原性糸状菌は、キャベツ、キュウリ、トマト、ナス、小松菜などの多くの野菜、稲などの農産物の他、花、樹木、芝生等に、立枯病、根腐病、葉腐病、萎凋病などの病害を発病させる原因となる。これらの糸状菌としては、リゾクトニア属、フザリウム属、ピシウム属、トリコデルマ属、スクレロチウム属などがよく知られている。
このような病原性糸状菌に対して効果的な植物病害防除方法として、微生物、特に糸状菌を用いた植物病害防除剤が挙げられる(例えば、特許文献1及び特許文献2)。一般に、細菌類と糸状菌類とでは増殖や活性に適した生育条件が異なっていることが知られており、病原性糸状菌の生育に適した条件で効果的に機能を発揮できる植物病害防除機能を有する機能性糸状菌を用いた植物病害防除剤は、細菌類を用いた植物病害防除剤よりも大きい効果が期待される。中でも、ヒトヨタケ科に属する糸状菌を用いた植物病害防除剤は、その機能が高い(特許文献2参照)。



ところで、このような機能性糸状菌を植物病害防除剤として使用するには、適度な密度で土壌やコンポストに存在させて適切な植物病害防除機能を発揮させ、またこの機能を維持させる必要がある。また、機能性糸状菌の所定の機能を簡便に利用するには、土壌やコンポスト、固体培地、固定化担体に機能性糸状菌を接種して、機能性糸状菌含有製品を製造することもある。このような機能性糸状菌含有製品を作製したときには、製造・保管・運搬等の過程において、機能性糸状菌の濃度を適切にモニターすることが不可欠である。
糸状菌の濃度のモニターは、細菌と異なって、例えば希釈平板法のような寒天培地を用いた通常の測定法では測定することができない。また、コンポストなどの固体中に存在するために菌体のみの乾燥重量で測定することも、他の微生物が混在するために菌体DNAの総量として測定することもできない。



近年、菌の同定や検出を、分子生物学的手法を用いて行う技術が開発されている。例えば、特許文献3では、有機性廃棄物や廃水等のメタン発酵処理汚泥中に存在するメタン生成に関連するメタン生成細菌及び酸生成細菌を、PCR法を用いてDNA及びRNA濃度を定量検出し、経時的にモニタリングしながら、その活性を評価する方法を提供することにより、メタン発酵装置の適切な運転管理指標とプロセス制御方法を開示している。また、特許文献4は、農産物(穀類、野菜)、畜産物(肉類)、水産物(魚介類)、毛髪、体液、微生物等の検体に含まれるDNAを、SSRプライマー対を用いるマルチプレックスにより、高精度、迅速、簡便且つ安価にDNA増幅及び解析することのできる技術を開示している。【特許文献1】国際公開第97/31521号パンフレット【特許文献2】国際公開第2006/085567号パンフレット【特許文献3】特開2007-268471号公報【特許文献4】特公2007-174973号公報

産業上の利用分野


本発明は、機能性糸状菌検出方法、機能性糸状菌含有製品の評価方法及びプライマー対に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
(1)配列番号1で示される塩基配列を有するポリヌクレオチドと、
(2)配列番号2で示される塩基配列を有するポリヌクレオチドと、
で構成されたプライマー対を用いて、PCRを行うことを含む、試料中の機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケ(Coprinellus curtus)を検出する機能性糸状菌検出方法。
【請求項2】
前記機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケが、ヒメツブヒトヨタケGM-21(NITE BP-37)である請求項1記載の機能性糸状菌検出方法。
【請求項3】
前記試料が、土壌試料、コンポスト試料、培養物試料及び固定化物試料からなる群より選択された少なくとも1つである請求項1又は請求項2記載の機能性糸状菌検出方法。
【請求項4】
機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケを含む機能性糸状菌含有製品の評価方法であって、
前記機能性糸状菌含有製品に由来する試料に対して、配列番号1で示される塩基配列からなるポリヌクレオチドと、配列番号2で示される塩基配列からなるポリヌクレオチドと、で構成されたプライマー対を用いて定量的PCRを行うこと、
定量的PCRの結果に基づいて前記機能性糸状菌含有製品中の機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケの存在又は濃度を評価すること、
を含む機能性糸状菌含有製品の評価方法。
【請求項5】
前記機能性糸状菌含有製品が、細菌類の活動制限状態にあるコンポストに、前記機能性糸状菌ヒメツブヒトヨタケを接種すること、前記糸状菌を、前記コンポスト内で培養して選択的に増殖させること、を含む方法により得られた機能性コンポストである請求項4に記載の機能性糸状菌含有製品の評価方法。
【請求項6】
前記機能性コンポストが、糸状菌の生育条件で活動可能な糸状菌共存生育可能細菌類を更に含む請求項4又は請求項5記載の機能性糸状菌含有製品の評価方法。
【請求項7】
前記機能性コンポストが、糸状菌の生育条件で活動可能な糸状菌共存生育可能細菌バージバチラス・ハロフィラスI30-1(FERM BP-10975)を更に含む請求項4~請求項6のいずれかに記載の機能性糸状菌含有製品の評価方法。
【請求項8】
下記の(1)及び(2)のポリヌクレオチドからなるプライマー対:
(1) 配列番号1で示される塩基配列からなるポリヌクレオチド、
(2) 配列番号2で示される塩基配列からなるポリヌクレオチド。
【請求項9】
下記(1)のポリヌクレオチド及び(2)のポリヌクレオチドの組み合わせ
(1) 配列番号1で示される塩基配列若しくはこれと相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチド、
(2) 配列番号2で示される塩基配列若しくはこれと相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチド。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close