TOP > 国内特許検索 > 1-置換-シクロプロペンの効率的処理技術

1-置換-シクロプロペンの効率的処理技術

国内特許コード P09A015320
掲載日 2010年3月12日
出願番号 特願2003-094402
公開番号 特開2004-300061
登録番号 特許第4415140号
出願日 平成15年3月31日(2003.3.31)
公開日 平成16年10月28日(2004.10.28)
登録日 平成21年12月4日(2009.12.4)
発明者
  • 樫村 芳記
  • 羽山 裕子
  • 伊東 明子
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 1-置換-シクロプロペンの効率的処理技術
発明の概要

【課題】1-置換-シクロプロペンの効率的処理技術。
【解決手段】式:
【化1】

〔式中、Rは水素、または置換もしくは非置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、フェニル、またはナフチル基であり;置換基は独立してハロゲン、アルコキシ、または置換もしくは非置換のフェノキシである。〕のシクロプロペン化合物を、減圧条件下で農産物と接触処理する工程を含む、農産物の品質劣化抑制方法。該方法は、常圧下で必要とされるシクロプロペン化合物と農産物との接触時間と比べて、より短時間で農産物の品質劣化を抑制することができるという有利な効果を有する。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要
果実、野菜および花卉をはじめとする多くの農産物においては、収穫後に様々な老化現象が進行する。リンゴ、ナシ等の果実では、果肉の軟化、酸含有量の低下、果肉の変色などが、レタスなどの野菜では、さび色斑点症の発生など、またカーネーションなどの花卉では、花弁の萎縮、花落ちなどがそれぞれ進行する。多くの場合、これらの老化現象は、植物ホルモンの一種であるエチレンにより促進されることから、貯蔵、流通、販売過程における老化による農産物の品質劣化を抑制するため、各種のエチレン生成抑制剤やエチレン作用阻害剤が開発されてきた。
これらの薬剤のうち、1-メチルシクロプロペンは極めて強力なエチレン作用の阻害効果を有しており、リンゴ、ナシ、カキ、バナナ、アボカド、レタス、カーネーションなど多くの果実、野菜、花卉をはじめとする農産物において、顕著な品質劣化抑制効果が認められている。従来、1-メチルシクロプロペンによる農産物の品質劣化抑制処理は、処理対象となる農産物を1-メチルシクロプロペンを含む空気と共に気密性の倉庫に一定時間密封することにより行われていた。
【0003】
しかし、1-メチルシクロプロペンをはじめとするシクロプロペン化合物による農産物の品質劣化抑制効果は処理時間に依存しており、実用的な品質劣化抑制効果を得るには、農産物の種類にもよるが約12~24時間の処理時間が必要であった。このため、当該品質劣化抑制処理は、最小でも1日あたりの出荷量を単位として行うこととなり、選果場などにおける処理においては、大規模かつ気密性の高い処理施設が必要であった。また、約12~24時間の処理が行われる場合、日中に収穫した農産物を当日中に出荷できず、速くとも出荷が収穫の翌日になってしまう場合があるという問題も生じていた。
産業上の利用分野
本発明は、シクロプロペン化合物を用いた農産物の品質劣化抑制方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 式:
【化学式1】
〔式中、Rは(C-C10)アルキルである。〕のシクロプロペン化合物を、圧力50kPa以下の減圧条件下で農産物と接触処理する工程を含む、農産物の品質劣化抑制方法。
【請求項2】 シクロプロペン化合物のRが(C-C)アルキルである、請求項1記載の、農産物の品質劣化抑制方法。
【請求項3】 農産物が、果実、野菜および花卉からなる群から選択される請求項1または2記載の農産物の品質劣化抑制方法。
【請求項4】 農産物が、リンゴ、ナシ、カキ、モモ、スモモ、メロンおよびウメからなる群から選択される植物の果実である、請求項1~3のいずれか1項記載の、農産物の品質劣化抑制方法。
産業区分
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

25194_13SUM.gif
出願権利状態 権利存続中


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close