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異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法および異種熱可塑性樹脂成型体 実績あり

国内特許コード P10P006816
掲載日 2010年4月16日
出願番号 特願2008-244466
公開番号 特開2010-076141
登録番号 特許第5253065号
出願日 平成20年9月24日(2008.9.24)
公開日 平成22年4月8日(2010.4.8)
登録日 平成25年4月26日(2013.4.26)
発明者
  • 西 義武
  • 岩田 圭祐
  • 佐藤 浩則
  • 武井 廣明
  • 利根川 昭
出願人
  • 学校法人東海大学
発明の名称 異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法および異種熱可塑性樹脂成型体 実績あり
発明の概要

【課題】異種の熱可塑性樹脂からなる層の層間接合強度に優れた成形体の製造方法および該製造方法により得られた成形体を提供すること。
【解決手段】本発明の異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法は、隣接した、熱可塑性樹脂(A)からなる層(A)および熱可塑性樹脂(B)(ただし、熱可塑性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)とは異種の熱可塑性樹脂である)からなる層(B)を有する積層体に、層(A)から層(B)に向かって、または層(B)から層(A)に向かって、加速電圧が50~300keVの範囲で電子線照射を行う。
【選択図】図5

従来技術、競合技術の概要


熱可塑性樹脂は、軽量で機械的強度が高いことから、一般産業用途、土木・建築用途、輸送用機器分野など、幅広い分野で多量に使用されている。また、熱可塑性樹脂は、熱硬化性樹脂を用いた場合と比べて、成形性が非常に良好であり成形材料として有用である。さらに熱可塑性樹脂は生体適合性も良好であるため、人工血管、人工臓器、人工靱帯等の医療分野での応用が有望視され、その際には性質の異なった異種の樹脂を組み合わせて使用することが考えられている。



しかしながら、従来の異種熱可塑性樹脂を接合する技術では、一般に熱可塑性樹脂どうしのぬれ性が乏しく、また結晶性熱可塑性樹脂は非晶性樹脂と比べて融点が高いため、融着等による接合は難しい等の欠点がある。そのため、熱可塑性樹脂間の接着性不良が起こり、充分な物性向上が図れなかった。



熱可塑性樹脂間のぬれ性を改良した熱可塑性樹脂間の接合としては、例えばレーザー加熱処理による熱可塑性樹脂の接合技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、接着剤を含有する熱可塑性樹脂を用いた熱可塑性樹脂間の接合が提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、紫外線照射を用いた、熱可塑性樹脂間の接合が提案されている(例えば、特許文献3参照)。



上記特許文献1~3に開示された技術は、熱処理(加熱温度、および加熱時間等)や、熱可塑性樹脂や接着剤の組成を規定することにより、熱可塑性樹脂間の界面近傍の異種高分子材料を改質、または、第三高分子層の形成により接合するものであって、熱可塑性樹脂層間の接合強度が十分でなかったり、生体への影響が不明な物質の混入が懸念されたり、あるいは殺菌処理が難しい場合があった。

【特許文献1】特開2004-223719号公報

【特許文献2】特開平09―277459号公報

【特許文献3】特開平7-90228号公報

産業上の利用分野


本発明は異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法、および異種熱可塑性樹脂成型体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
隣接した、熱可塑性樹脂(A)からなる層(A)および熱可塑性樹脂(B)(ただし、熱可塑性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)とは異種の熱可塑性樹脂である)からなる層(B)を有する積層体に、
層(A)から層(B)に向かって、または層(B)から層(A)に向かって、加速電圧が50~300keVの範囲で電子線照射を行うことを特徴とする異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法。

【請求項2】
前記積層体に電子線照射を行う前、後または電子線照射中に、前記積層体を一体化することを特徴とする請求項1に記載の異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法。

【請求項3】
前記電子線照射における電子線照射線量が、0.05~0.5MGyの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の異種熱可塑性樹脂成型体の製造方法。

【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の製造方法により得られることを特徴とする異種熱可塑性樹脂成型体。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 塗料・接着剤
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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