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種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P10A015487
掲載日 2010年6月4日
出願番号 特願2006-228033
公開番号 特開2008-048664
登録番号 特許第4967123号
出願日 平成18年8月24日(2006.8.24)
公開日 平成20年3月6日(2008.3.6)
登録日 平成24年4月13日(2012.4.13)
発明者
  • 藤重 宣昭
  • 山根 健治
  • 吉田 雅夫
出願人
  • 国立大学法人宇都宮大学
発明の名称 種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】観賞用モモ等を種子繁殖させ、実生当年で早期に開花させることができる種子繁殖による早期開花方法、及び、そうした早期開花方法で生産した種子繁殖苗木を提供する。
【解決手段】バラ科植物の中で核果類と称する群に属するものを種子繁殖により早期に開花させる方法であって、発芽促進処理された種子を播き、実生苗を自然休眠させることなくその実生苗が幼若相から成熟相に達する所定の節数に至らせるまで生育を促進する工程と、所定の節数に至った実生苗にストレス処理を行って花芽分化を促進する工程とを有する方法により、上記課題を解決する。また、本発明の種子繁殖苗木は、上記の種子繁殖による早期開花方法により開花させた苗木であって、幼若相領域と成熟相領域を有する。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


種子を播いて果樹などの樹木作物を育てた場合には、果実が成るまでにはおよそ3年以上の長い期間を必要とする。これは、果樹などの樹木作物を種子から成育させると、初めは花芽ができない「幼若相」が存在し、ある大きさまでに生育して初めて花芽を形成できる「成熟相」に達するためである。例えばモモを例にすれば、発芽した後に栄養成長と自然休眠を繰り返し、2~3年の幼木期を経て3~4年目に花芽がつくとされている(例えば、非特許文献1を参照)。



一方、挿し木や接ぎ木により果樹などの樹木作物を育てた場合には、成熟相に既に達している樹木から、接ぎ穂や挿し穂を採り、これを挿し木や接ぎ木をして育てるので、すぐに花芽ができる。したがって、観賞樹木では、挿し木や接ぎ木をしてから1~2年で観賞でき、専ら苗は栄養繁殖で供給されている。また、挿し木などの栄養繁殖で供給されれば、同一の形質を有する苗木を無数に供給することができるので、上述した種子繁殖は品種改良を行う際の交雑実生を獲得する時に行うことがあっても、通常の苗木生産には利用されないのが実情である。

【非特許文献1】石田雅士著、「果樹園芸大百科5 モモ」、出版元:農文協、p.21~30、p.53~54(2005年)

産業上の利用分野


本発明は、種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木に関し、更に詳しくは、観賞用モモ等のバラ科植物の中で核果類と称する群に属するものを種子繁殖させ、実生当年で早期に開花させることができる種子繁殖による早期開花方法、及び、その方法で生産した種子繁殖苗木に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
バラ科植物の中で核果類と称する群に属するものを種子繁殖により早期に開花させる方法であって、
発芽促進処理された種子を播き、実生苗を自然休眠させることなく当該実生苗が幼若相から成熟相に達する所定の節数に至らせるまで生育を促進する工程と、
前記所定の節数に至った実生苗にストレス処理を行って花芽分化を促進する工程と、を有することを特徴とする種子繁殖による早期開花方法。

【請求項2】
前記花芽分化促進工程におけるストレス処理が、前記実生苗の主幹周囲の断根処理、又は、水欠乏処理である、請求項1に記載の種子繁殖による早期開花方法。

【請求項3】
前記花芽分化促進工程において、前記ストレス処理後に花芽分化した実生苗を落葉後に一定時間低温遭遇させる、請求項1又は2に記載の種子繁殖による早期開花方法。

【請求項4】
前記バラ科植物の中で核果類と称する群に属するものが、モモ、スモモ、アンズ、ニワウメ、ユスラウメ、フラワーアーモンド等である、請求項1~3のいずれかに記載の種子繁殖による早期開花方法。

【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の種子繁殖による早期開花方法により開花させた苗木であって、幼若相領域と成熟相領域を有することを特徴とする種子繁殖苗木。

【請求項6】
前記苗木は、観賞形質別に選別された実生集団からなる苗木である、請求項5に記載の種子繁殖苗木。

【請求項7】
前記苗木は、モモ、スモモ、アンズ、ニワウメ、ユスラウメ、フラワーアーモンド等である、請求項5又は6に記載の種子繁殖苗木。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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