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ミヤコグサ由来のレトロトランスポゾンLORE1を用いた変異体植物の作製方法

国内特許コード P10A015545
掲載日 2010年7月2日
出願番号 特願2008-308637
公開番号 特開2010-130926
登録番号 特許第5515165号
出願日 平成20年12月3日(2008.12.3)
公開日 平成22年6月17日(2010.6.17)
登録日 平成26年4月11日(2014.4.11)
発明者
  • 廣近 洋彦
  • 深井 英吾
  • 河内 宏
  • 梅原 洋佐
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 ミヤコグサ由来のレトロトランスポゾンLORE1を用いた変異体植物の作製方法
発明の概要 【課題】培養変異による変異体の作出を回避することができる、レトロトランスポゾンを用いた新規な変異体植物の作製方法を提供する。
【解決手段】(a) 植物組織を脱分化させてカルスを形成させるステップと、(b) ステップ(a)で得たカルスを植物体まで再分化させるステップと、(c) 再分化させた植物体を自殖して、次世代個体を得るステップとを含み、ここで、植物組織はそのゲノム中にレトロトランスポゾンLORE1又はその変異体を含んでいることを特徴とする、変異体植物の作製方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


レトロトランスポゾンは、自身をRNAに転写した(本明細書中、「活性化される」ともいう)後、逆転写酵素によって相補的DNA(cDNA)に移し変えられてゲノム中の他の位置に再挿入される(「転移する」という)可動遺伝因子の一種である。



レトロトランスポゾンの転移による遺伝子破壊は、点変異に比べ、変異体の原因遺伝子の同定と、逆遺伝学的利用が容易であるため、植物の分野における遺伝子タギングの有用なツールとして利用されている(非特許文献1)。



しかしながら、現在までに報告されている転移能を持つレトロトランスポゾンの多くは培養細胞において転移するため、これらを利用して遺伝子破壊を行う場合、転移と同様に高頻度で生じる塩基置換や欠失による変異体の出現のために、必ずしも遺伝学的解析に適しているとはいえない。



【非特許文献1】
植物のゲノム研究プロトコール、秀潤社、2001年2月5日発行

産業上の利用分野



本発明は、レトロトランスポゾンを用いた変異体植物の作製方法、より具体的には配偶体的な転移様式を有するレトロトランスポゾンを用いた変異体植物の作製方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ゲノム中にレトロトランスポゾンLORE1又は転移能を失わない程度にLORE1塩基配列の5’LTR領域を除く領域に1~10個の塩基の置換、付加、欠失又は挿入を含むその変異体を含んでいる植物組織を用いてその変異体植物作製する方法であって、
(a) 植物組織を脱分化させてカルスを形成させるステップと、
(b) ステップ(a)で得たカルスを植物体まで再分化させるステップと、
(c) 再分化させた植物体R0を自殖して、次世代個体R1を得るステップと、
(d) 得られたR1を用いて、配偶体においてLORE1又は前記その変異体の転移が生じたR0個体を選抜するステップ
とを含、前記方法。

【請求項2】
LORE1又は前記その変異体は植物組織のゲノム中に外的に導入されたものであることを特徴とする請求項1記載の方法。

【請求項3】
LORE1は配列番号1に示すヌクレオチド配列を含むことを特徴とする、請求項2記載の方法。

【請求項4】
前記植物組織は胚軸であることを特徴とする請求項1記載の方法。

【請求項5】
(e)次世代個体の自殖を繰り返すことによりさらに後代の個体を得るステップをさらに含む、請求項1記載の方法。

【請求項6】
植物組織はLORE1又は前記その変異体を内在している植物由来であることを特徴とする請求項1又は5記載の方法。

【請求項7】
植物組織はミヤコグサ(Lotus japonicus)由来であることを特徴とする請求項6記載の方法。

【請求項8】
ステップ(c)を開放系にて実施することを特徴とする、請求項6記載の方法。

【請求項9】
ステップ(e)を開放系にて実施することを特徴とする、請求項6記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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