TOP > 国内特許検索 > 向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置

向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置 新技術説明会

国内特許コード P10A015592
整理番号 13209
掲載日 2010年7月23日
出願番号 特願2008-253779
公開番号 特開2010-082531
登録番号 特許第5305382号
出願日 平成20年9月30日(2008.9.30)
公開日 平成22年4月15日(2010.4.15)
登録日 平成25年7月5日(2013.7.5)
発明者
  • 長縄 弘親
  • 柳瀬 信之
  • 永野 哲志
出願人
  • 独立行政法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置 新技術説明会
発明の概要

【課題】1)良質なエマルションフローを発生させることで極めて高い抽出率を得ること、2)広い範囲にわたってエマルションフローを安定に保つことで装置の大型化を容易にすること、3)水溶液中の粒子成分によるヘッド部の孔の目詰まりを回避することができる装置を提供することにある。
【解決手段】向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置は、水相を噴出させる第1ヘッド部、該第1ヘッド部と対抗して配置された、抽出溶媒相を噴出させる第2ヘッド部、エマルションフローが発生するカラム部、カラム部の上方に設置された上方相分離部、及び下方に設置された下方相分離部から成る装置本体と、送液ポンプとから構成される。水相の流れと抽出溶媒相の流れを向かい合わせる向流方式を適用することで、課題が解決される。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


水溶液に含まれる目的成分を、抽出剤を含む水と混じり合わない溶媒(有機溶媒など)に抽出する液液抽出法(溶媒抽出法)は、金属の精製、核燃料の再処理、廃水中の有害成分の除去、有価物質の分離・回収によるリサイクルなど、様々な産業において幅広く利用されている。水溶液中の成分を抽出する方法には、液液抽出法の他にも、樹脂などの固体をカラムなどに充填して用いる固体抽出法がある。液液抽出法は、固体抽出法と比べると簡便ではないと言われるが、抽出容量の大きさと迅速さでは固体抽出法に勝る。水溶液中の目的成分を効率的に液液抽出するためには、水相と抽出溶媒相をよく混合することによって液液界面の面積を大きくし、界面反応を促進させる必要がある。そこで、通常は、撹拌、振動(振とう)などを連続的に行って、エマルションの状態(水と有機溶媒などが混じりあって乳濁した状態)を十分な時間、維持させることにより、液液間の物質移行を平衡状態に達せしめる。



連続的に一定流量の水相と抽出溶媒相を導入しながら水相中の成分を抽出溶媒相に抽出する装置としては、撹拌機を利用するミキサセトラが広く普及している。また、パルス発生による振動を液滴分散に利用したパルスカラム、遠心力を利用して分散・相分離を行う遠心抽出機といった比較的新しい連続液液抽出装置(特許文献1参照)も、原子力などの分野で利用されている(あるいは、利用されつつある)。とくに、遠心抽出機は、2液相の接触効率、相分離効率に優れ、高性能でありながらコンパクトなので、使用済核燃料の再処理技術への適用が期待されている。

【特許文献1】特開平09-085120号公報

産業上の利用分野


本発明は、撹拌、振とうなどの機械的な外力を用いることなく連続的にエマルションの状態を発現させ、尚且つエマルション状態の流れ(エマルションフローと称する)を利用することで、水相と抽出溶媒相との効率的な接触を迅速に完了させる、エマルションフローによる2液相接触を利用した連続液液抽出装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
送液ポンプ、
前記送液ポンプによって送られて来る水相を噴出させる第1ヘッド部、
前記第1ヘッド部と対抗して配置され、前記送液ポンプによって循環される抽出溶媒相を微細化して水相に向けて噴出させる第2ヘッド部、
水相と抽出溶媒相のエマルションフローが発生するカラム部、
前記カラム部の上方に設置された上方相分離部、及び
前記カラム部の下方に設置された下方相分離部を備え、
前記上方相分離部には抽出溶媒相が集合し、前記下方相分離部では水相が集合し、前記上方相分離部の抽出溶媒相が、前記第2ヘッド部を通じて循環されることを特徴とする向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置。

【請求項2】
請求項1記載の装置において、前記上方相分離部は、口の搾まった容器を前記カラム部の上方に挿入した構造を有し、前記下方相分離部は、前記カラム部よりも径が大きい容器をカラム部の下方に結合した構造を有していることを特徴とする向流方式エマルションフロー連続液液抽出装置。
産業区分
  • 処理操作
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2008253779thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記問合せ先にご相談下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close