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対話活性化ロボット コモンズ

国内特許コード P10A015622
整理番号 WASEDA-902
掲載日 2010年8月6日
出願番号 特願2008-304140
公開番号 特開2010-128281
登録番号 特許第5294315号
出願日 平成20年11月28日(2008.11.28)
公開日 平成22年6月10日(2010.6.10)
登録日 平成25年6月21日(2013.6.21)
発明者
  • 小林 哲則
  • 藤江 真也
  • 松山 洋一
  • 谷山 輝
  • 赤池 辰介
出願人
  • 学校法人早稲田大学
発明の名称 対話活性化ロボット コモンズ
発明の概要

【課題】人と人との直接的なコミュニケーションを従来よりも一段と活性化させ得る対話活性化システム及び対話活性化ロボットを提案する。
【解決手段】ゲーム活性化システム15では、参加者A、B及びCの状態を総和活性度を基に常時観察し、当該総和活性度が所定の閾値以下のときに、参加者が難読ゲームに参加してない虞があると推定し、自発的にその場に最適な発話内容をスピーカ24から発することで、司会者MCと参加者A、B及びCとの直接的な対話の切っ掛けを与えることができ、かくして司会者MCと参加者A、B及びCとの直接的なコミュニケーションを従来よりも一段と活性化させ得る。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


近年、主に高齢者が通所してくる施設において、健康チェック、入浴、食事、リハビリの提供等の日常生活上の世話を提供するデイサービス(通所介護施設)が知られている。このような施設は高齢者にとって数少ないコミュニケーションの場であり、当該施設での活発な交流が高齢者のQOL(Quality of Life)を向上させるためにも非常に重要である。



そして、従来、高齢者ケアを目的として、様々なロボットが開発されている。例えば数万パターンにも及ぶ会話を登録しておき、1対1の会話を楽しむことができるロボットや(例えば、非特許文献1参照)、高齢者向けに脳を活性化させるコンテンツも提供されている。このようなロボットを利用した利用者からは、ロボットの存在によって、家族間の関係も変化が生じ、終末期の重くなりがちな空気も和らいだとの報告がなされている。



また、このようなロボットとしては、癒しを目的としたアザラシ型ロボットも考えられている。このアザラシ型ロボットでは、利用者をリラックスさせたり、或いはコミュニケーションの動機を増加させる等の心理的効果や、バイタルサインの改善等の生理的効果に加えて、患者同士や看護者とのコミュニケーションを増加させるといった社会的効果が見られたことが報告されている(例えば、非特許文献2参照)。



そして、これらロボットは、ロボットの持つ存在感やイベント性を活かし、人とロボットとのインタラクションを通してユーザに癒し効果を与えたうえで、人と人とのコミュニケーションを間接的に改善したという観点において優れた成果を挙げている。

【非特許文献1】伊吹征太,木村憲次,武田夏佳: コミュニケーションロボットを用いた高齢者生活支援システム,日本機械学会誌,Vol.108,No.1038,pp.392-395(2005)

【非特許文献2】和田一義, 柴田崇徳, 谷江和雄: 介護老人保健施設におけるロボットセラピー-実験一年目における効果の評価,計測自動制御学会, 計測自動制御学会論文集, Vol.42, No.4, pp.386-392 (2006)

産業上の利用分野


本発明は、話活性化ロボットに関し、例えば司会者と参加者とにより行われる漢字の読み仮名を当てる難読ゲームに適用して好適なものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
司会者との間で所定の主題について対話する複数の参加者の映像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得した映像に基づいて、前記参加者の主題に関する対話への参加の程度を示す活性度を推定する活性度推定手段と、
複数の進行状況キーワードを予め記憶した記憶手段と、
発話している前記参加者を検出する発話検出手段と、
マイクロホンから得られた音声信号に所定の音声認識処理を実行することにより当該音声信号に含まれる言葉を単語単位で認識し、この認識した単語を文字列データとして送出する音声認識部と、
前記音声認識部により得られた文字列データを受け取り、前記記憶手段に予め記憶しておいた前記進行状況キーワードを読み出して、前記進行状況キーワードのいずれかと前記文字列データとが一致するか否かを判断し、文字列データが進行状況キーワードのいずれかと一致すると、前記活性度推定手段により推定した活性度に応じて、前記主題に関する対話への参加を促すような発話情報を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択した発話情報の発話内容を音声として発するスピーカと、
動物形状に似した頭部とを備え、
前記頭部の眼となる位置に前記撮像手段が設置され
前記発話検出手段は、前記撮像手段により得られる映像から認識した唇の動きを認識する唇動作認識処理、あるいは、各話者に指向性を向けたマイクロホンの音量に基づく話者認識処理、あるいは、前記マイクロホンにより集音した音声を基にした音源定位処理、のいずれかを用いて、発話している前記参加者を特定し、
前記発話検出手段により検出した前記参加者を前記撮像手段の画角中心に配置させる制御手段を備え、
前記選択手段は、一定時間、前記進行状況キーワードを認識せず、かつ複数の参加者の活性度を合算した総和活性度総和活性度が所定の閾値以下となったとき、所定の発話内容を前記記憶手段から読み出して当該発話内容を音声としてスピーカから発し、
前記参加者の音声の切れ目を認識し、前記切れ目に合わせて前記頭部を動作させるうなづき動作、或いは前記切れ目に合わせて相槌音声を発する相槌発話動作の少なくともいずれかを実行することを特徴とする対話活性化ロボット。

【請求項2】
前記スピーカから前記発話情報の発話内容を音声として発するとき、該発話内容を発する対象となる前記参加者又は関連機材を、前記撮像手段の画角中心に配置させる制御手段を備える
ことを特徴とする請求項記載の対話活性化ロボット。

【請求項3】
前記撮像手段により得られる映像を基に、前記参加者の顔向き方向、又は視線方向を認識する認識手段を備え、
前記制御手段は、
前記参加者が発話し終えた後に、前記認識手段により認識した該参加者の顔向き方向又は視線方向に、前記撮像手段の画角中心を配置させる
ことを特徴とする請求項記載の対話活性化ロボット。

【請求項4】
参加者との間で所定の主題に関して対話する司会者の音声を集音する司会者用マイクロホンと、
前記司会者用マイクロホンにより前記司会者の音声を集音して得られる音声信号を基に、前記主題に関する前記参加者との対話の進行状況を認識する進行状況認識手段と、
前記進行状況認識手段における前記対話の進行状況に関する理解状態を前記司会者に呈示する表示手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の対話活性化ロボット。
産業区分
  • 電子応用機器
  • 工業用ロボット
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008304140thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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