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乾燥粉体および乾燥粉体の製造方法 UPDATE 実績あり

国内特許コード P10P006904
整理番号 M-017
掲載日 2010年8月13日
出願番号 特願2009-013963
公開番号 特開2010-166875
登録番号 特許第5527677号
出願日 平成21年1月26日(2009.1.26)
公開日 平成22年8月5日(2010.8.5)
登録日 平成26年4月25日(2014.4.25)
発明者
  • 根本 清次
  • 鶴田 来美
  • 渡邊 眞一郎
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 乾燥粉体および乾燥粉体の製造方法 UPDATE 実績あり
発明の概要 【課題】水様性(液状)便を、扱いの容易さに加えて下水管などに直接流せる状態の固形化を可能とする水溶性便用処理材および処理材の製造方法を提供すること。
【解決手段】さつま芋などの発酵材料に由来するデンプン、糖類、線維、有機酸を始めとする有機化合物と、醸造過程で用いられる麹菌や酵母菌の菌体と、を含む焼酎糟を主成分とする乾燥粉体を水溶性便用処理材として利用する。焼酎糟は、細菌ならびに食物由来成分からなる動物の便と成分的に類似性が高く、このことから、焼酎糟を主成分とする乾燥粉体に水様性(液状)便を吸収させた場合でも動物の便と成分的に類似した状態を保てることになり、固形化した水溶性便用処理材を下水管などに直接流しても環境への問題は一切発生しない。特に、本発明の水溶性便用処理材は、粘調性を有する下痢便の固形化等に効果が確認されている。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



一般に介護・看護の現場では、日常的に排泄ケアが行われており、便の排泄後の処理に多大な労力と時間を要することになる。そのため介護を要する人、介護する人双方の身体的・精神的負担の軽減のための手段として、排泄物の処理に紙おむつやポ-タブルトイレ等が使用されている。特に、排泄物の性状が水様性(液状)の場合、紙おむつ使用においては、臀部を著しく汚染し、本人の苦痛のみならず介護者への負担も大きい。また、ポ-タブルトイレ使用においては、ポリ容器に付着した便の洗浄が介護者の負担要因となっている。





紙おむつは、介護者の負担軽減のために使用しているにも関わらず、横漏れ等による衣服の汚染や、廃棄の際に便を取り除くよう自治体から指示されるなど、介護者の身体的・精神的負担の要因になっている。特に近年において改良された紙おむつは、高分子吸収材の使用により、吸水性能がよく、2~3回の排尿に対応でき、水様性(液状)便に対しても便の水分を多少吸収できるように改良されてきているものの、紙おむつの表面に残る汚物処理の課題は解決されていない。さらに、使用済み紙おむつは、外側が大腸菌群に汚染されているにも関わらず、多くが他の家庭ごみと一緒に家庭内に保管されており、感染拡大の危険性があるとともに、大量のごみ廃棄は環境への影響も無視できないものとなっている。更に紙おむつには原材料となる高分子吸収材が多量に使用され、あるいは紙パルプの使用量増加も、環境面から好ましくない。





このような観点から、水様性(液状)便を、扱いの容易さに加えて下水管などに直接流せる状態の固形化を可能とすることにより、人為的な負担を軽減できるとともに、高分子吸収材や紙パルプを使用することにより生じるごみ廃棄を無くすことが望まれるところである。





従来、便を固形化した後に下水管などに流す技術に関して、ペットの便を茶殻などを用いて処理する技術が、例えば特許文献1に示されているが、この例に拠れば、便を固形化した後に下水管などを詰まらせない水溶性のバインダーとして、PVA(ポリビニルアルコール)、CMC(カルボキシメチルセルロース)、MC(メチルセルロース)、アルファー化した澱粉、プルラン、ゼラチンなどが挙げられており、更にアルコール溶液に溶解して使用するバインダーとして、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)、HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)、PVP(ポリビニルピロリドン)などが挙げられている。

産業上の利用分野



本発明は、例えば介護やペットの飼育上で発生する水様性の排泄物などの処理を簡便にできる乾燥粉体および乾燥粉体の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
さつま芋などの発酵材料に由来するデンプン、糖類、維、有機酸を始めとする有機化合物と、醸造過程で用いられる麹菌や酵母菌の菌体と、を含み、
全体に占める炭化割合が0~50%の範囲内にある乾燥状態であり、
粒子径が0.5mm以下に粉砕された
焼酎糟を主成分とする水様性物質の固形化用乾燥粉体。

【請求項2】
160℃近傍の温度に加熱された平板上に、個体成分4~5%程度のわずかな粘調性を有する水溶液である焼酎糟を広範囲に瞬時に、かつ、約3mm以下の厚さに展開し、
全体に占める炭化割合が50%以下の範囲内で、かつ、全体が沸騰する状態から水分量が約30%以下に変化する状態まで加熱し、乾燥した薄い箔状の焼酎糟展開膜を剥離して粉体状に加工処理することを特徴とする乾燥粉体の製造方法。

【請求項3】
乾燥した薄い箔状の焼酎糟展開膜を剥離して粉体状に加工処理した後、再度前記粉体を、全体に占める炭化割合が50%以下の範囲内で、かつ、含有水分量が20%以下になるまで乾燥処理する請求項に記載の乾燥粉体の製造方法。

【請求項4】
排便用容器に、前記請求項1の乾燥粉体を敷き詰め、そこに泥状便を投入する、もしくは排便用容器に投入された泥状便に前記請求項1の乾燥粉体を投入することにより、泥状便を固形化することを特徴とする固形化用乾燥粉体

【請求項5】
排便用容器に、前記請求項2または3によって得られた乾燥粉体を敷き詰め、そこに泥状便を投入する、もしくは排便用容器に投入された泥状便に前記請求項2または3によって得られた乾燥粉体を投入することにより、泥状便を固形化することを特徴とする固形化用乾燥粉体
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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26277_01SUM.gif
出願権利状態 登録


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