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造血器腫瘍のアッセイ方法

国内特許コード P10A015642
整理番号 QP03011
掲載日 2010年8月31日
出願番号 特願2003-136409
公開番号 特開2004-337050
登録番号 特許第4441680号
出願日 平成15年5月14日(2003.5.14)
公開日 平成16年12月2日(2004.12.2)
登録日 平成22年1月22日(2010.1.22)
発明者
  • 石川 文彦
  • 原田 実根
出願人
  • 国立大学法人九州大学
発明の名称 造血器腫瘍のアッセイ方法
発明の概要

【課題】造血器腫瘍患者由来の病的特徴を有するモデル動物の提供。
【解決手段】造血器腫瘍患者から採取した腫瘍細胞が移植された、当該造血器腫瘍患者由来の病的特徴を有する新生児免疫不全哺乳動物(ヒトを除く)、該動物の作製方法、並びに、前記動物に薬物を投与し、薬効を評価することを特徴とする薬物の評価方法。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要
白血病に代表される造血器腫瘍は、末梢血や骨髄において芽球の増殖を特徴とする疾患である。この白血病の臨床的特徴は、芽球の増殖のタイプ(骨髄性又はリンパ性)及び臨床的進行度(急性又は慢性)に基づいて分類されている。そして、多くの場合はこの分類結果によって、寛解を誘導するための1次治療法が決定される。
【0003】
しかしながら、そのような造血器腫瘍を治療するために、今日まで多くの努力が払われ、めざましい進歩をたどってきたにもかかわらず、ある白血病は化学療法に対する抵抗性が維持されており、未だに効果的な化学療法剤を見出すことができない。しかも、そのような白血病は再発に対する高い危険性を有している。このような白血病に対し有効な医薬を開発するには、患者の臨床状態に類似する動物モデルを用いて、その医薬をin vivoにおいて評価することが必要である。
【0004】
固形腫瘍に対しては、免疫能のないげっ歯動物に腫瘍細胞を皮下又は腹腔内移植することでin vivoアッセイを行うことが可能であったため、白血病に対しても、従来、白血病細胞をヌードマウスなどに植える試みがされていた。
【0005】
しかし、マウスの臨床症状が期待する症状と一致しないモデルが多く、さらに、白血病細胞が生着しないという問題、あるいは白血病細胞が白血病の文字通りの特徴である白血化(末梢血に出現する状態)を起こさず、非造血組織を中心に増殖してしまうという問題が生じていたため、in vivoでのアッセイを行うことが困難であった。
【0006】
【非特許文献1】
Lapidot T, Sirard C, Vormoor J, Murdoch B, Hoang T, Caceres-Cortes J, Minden M, Paterson B, Caligiuri MA, Dick JE. A cell initiating human acute myeloid leukaemia after transplantation into SCID mice. Nature. 1994;367:p.645-648
【0007】
【非特許文献2】
Lapidot T, Grunberger T, Vormoor J, Estrov Z, Kollet O, Bunin N, Zaizov R, Williams DE, Freedman MH. Identification of human juvenile chronic myelogenous leukemia stem cells capable of initiating the disease in primary and secondary SCID mice. Blood. 1996;88: p.2655-2664
【0008】
【非特許文献3】
Guan Y, Gerhard B, Hogge DE. Detection, isolation, and stimulation of quiescent primitive leukemic progenitor cells from patients with acute myeloid leukemia (AML). Blood. 2003 ;101: p.3142-3149
産業上の利用分野
本発明は、患者由来の造血器腫瘍病型を有するモデル動物、及び該動物を用いた薬物の評価方法又はスクリーニング方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 造血器腫瘍患者から採取した腫瘍細胞が移植された、当該造血器腫瘍患者由来の病的特徴を有する新生児免疫不全哺乳動物(ヒトを除く)。
【請求項2】 請求項1記載の新生児免疫不全哺乳動物(ヒトを除く)を飼育してなる免疫不全哺乳動物。
【請求項3】 造血器腫瘍が白血病、リンパ腫、形質細胞性腫瘍、骨髄異形成症候群又は骨髄繊維症である請求項1又は2記載の動物。
【請求項4】 白血病が、成人T細胞性白血病、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病又は慢性リンパ性白血病である請求項3記載の動物。
【請求項5】 免疫不全哺乳動物が免疫不全マウスである請求項1~4のいずれか1項に記載の動物。
【請求項6】 造血器腫瘍患者由来の腫瘍細胞を新生児免疫不全哺乳動物(ヒトを除く)に移植することを特徴とする、当該造血器腫瘍患者由来の病的特徴を有する動物の作製方法。
【請求項7】 造血器腫瘍が白血病、リンパ腫、形質細胞性腫瘍、骨髄異形成症候群又は骨髄繊維症である請求項6記載の方法。
【請求項8】 白血病が、成人T細胞性白血病、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病又は慢性リンパ性白血病である請求項7記載の方法。
【請求項9】 免疫不全哺乳動物が免疫不全マウスである請求項6~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】 請求項1~5のいずれか1項に記載の動物に薬物を投与し、薬効を評価することを特徴とする薬物の評価方法。
【請求項11】 請求項1~5のいずれか1項に記載の動物に腫瘍を治療するための候補薬物を投与し、薬効を評価することを特徴とする薬物のスクリーニング方法。
産業区分
  • 畜産
  • 薬品
  • 微生物工業
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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