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肺癌、肺癌合併LEMS及びLEMSの検査方法

国内特許コード P100000159
整理番号 KUTLO-2008-018
掲載日 2009年4月17日
出願番号 特願2010-012639
公開番号 特開2010-190893
登録番号 特許第5585811号
出願日 平成22年1月22日(2010.1.22)
公開日 平成22年9月2日(2010.9.2)
登録日 平成26年8月1日(2014.8.1)
優先権データ
  • 特願2009-013654 (2009.1.23) JP
発明者
  • 丸田 高広
  • 吉川 弘明
  • 角 弘諭
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
発明の名称 肺癌、肺癌合併LEMS及びLEMSの検査方法
発明の概要 【課題】本発明は、新規な肺癌特に肺小細胞癌、肺癌合併Lambert-Eaton筋無力症候群及びLEMSの検査方法を提供することである。
【解決手段】抗シナプトフィジン抗体に注目して、患者から得られた試料中の抗シナプトフィジン抗体を測定し、肺癌特に肺小細胞癌、肺癌合併LEMS又はLEMS患者の試料中で抗シナプトフィジン抗体が特異的に上昇していることを見出して、本発明を完成した。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



肺癌は、大きく肺小細胞癌(SCLC)と非肺小細胞癌(NSCLC)に大別され、非肺小細胞癌はさらに腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌の3タイプに分類される。なお、それぞれのタイプによって発生する部位がある程度決まっており、小細胞癌と扁平上皮癌は肺門部に、腺癌と大細胞癌は肺野部にできやすい肺癌といわれている。

加えて、肺小細胞癌の存在を検出するための方法として、proGRP、α-コノトキシンペプチドMII及びU002を使用して肺小細胞癌の存在または位置を特定する方法や、血清中の肺癌マーカーとして優れた血管透過性因子を測定することにより、肺癌の早期診断、さらには治療効果の判定、治療経過観察を行う方法等が知られている。

しかしながら、様々な腫瘍マーカーが開発されているが、擬陽性が多く初期の肺癌の検出が困難であるなど改善の余地が多く残されている。特に、肺癌・胃癌・大腸癌など難治性の癌のマーカーの開発が求められている。

現在日本における肺癌は、男性の癌死亡率の第1位であり、女性の癌死亡率では上位3に入るので、肺癌の早期かつ正確な診断は重要である(特許文献1、2)。





LEMSは、四肢近位筋の筋力低下を呈し、反復運動とともに一時的で回復する易疲労性を特徴とする。重症筋無力症と異なり外眼筋麻痺や球麻痺の頻度は低く、約6割の患者で肺小細胞癌が合併する。LMESの約9割の患者でP/Q型電位依存性カルシウムチャンネルに対するIgGクラスの自己抗体(抗VGCC抗体)が検出される。





LEMSの検査方法としては、誘発筋電図検査、血液中の抗VGCC抗体の検出等がある。

しかし、LMESの約8~9割の患者では、血液中の抗VGCC抗体が検出されない。いわゆるseronegative LEMSの患者が存在する。すなわち、現在使用されている抗VGCC抗体マーカーは、LEMS検査としては不完全である。





一方、被験者から得られた試料、特に血清中のシナプトフィジンを腫瘍マーカーとして使用することが報告されている(非特許文献1、特許文献1、3、4、5)。

しかし、報告された特許文献及び非特許文献では、抗シナプトフィジン抗体を腫瘍マーカーとして使用することについての開示はない。抗シナプトフィジン抗体はイムノグロブリンの一種であり、シナプトフィジンとは全く別のタンパク質である。さらに、抗シナプトフィジン抗体は血液中に浮遊するタンパク質であるのに対し、シナプトフィジンは抗シナプトフィジン抗体やサイトカイニンであるIL-12等とは異なり、神経終末という組織中に固定する形で存在する。すなわち、血中のシナプトフィジン濃度と血中の抗シナプトフィジン抗体濃度とは比例又は反比例関係はない。

産業上の利用分野



本発明は、肺癌、肺癌合併Lambert-Eaton筋無力症候群(LEMS)及びLEMSの検査方法に関する。より詳細には、肺癌、特に肺小細胞癌、LEMSと肺癌の合併、LEMSを、被験者から得られた試料を用いて検査する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
Lambert-Eaton筋無力症候群(LEMS)を検査するために、抗シナプトフィジン抗体を測定する方法

【請求項2】
前記LEMSが肺癌合併LEMSであることを特徴とする請求項1に記載の方法

【請求項3】
前記肺癌が肺小細胞癌であることを特徴とする請求項2に記載の方法

【請求項4】
前記LEMSは、seronegative LEMSであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の方法

【請求項5】
前記抗シナプトフィジン抗体に加えて、抗アセチルコリン受容体抗体、抗シナプトタグミン抗体及び抗VGCC抗体から選ばれるいずれか1以上の抗体をさらに測定とすることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1に記載の方法

【請求項6】
前記抗シナプトフィジン抗体、抗アセチルコリン受容体抗体、抗シナプトタグミン抗体及び/又は抗VGCC抗体のレベルが免疫学的方法によって測定されることを特徴とする、請求項5に記載の方法

【請求項7】
肺癌合併LEMS、肺小細胞癌合併LEMS又はLEMSの検査用キットであって、シナプトフィジン又はその断片を含み、被験者の肺癌合併LEMS、肺小細胞癌合併LEMS又はLEMSの検査ができることを特徴とするキット。

【請求項8】
さらに、アセチルコリン受容体若しくはその断片、シナプトタグミン若しくはその断片及びVGCC若しくはその断片から選らばれる1以上を含むことを特徴とする請求項7に記載のキット。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 登録
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


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