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アルキルピラゾールによる金属イオンの選択的回収 実績あり

国内特許コード P100000167
整理番号 E-057
掲載日 2009年4月24日
出願番号 特願2009-037123
公開番号 特開2010-189348
登録番号 特許第5429522号
出願日 平成21年2月19日(2009.2.19)
公開日 平成22年9月2日(2010.9.2)
登録日 平成25年12月13日(2013.12.13)
発明者
  • 馬場 由成
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 アルキルピラゾールによる金属イオンの選択的回収 実績あり
発明の概要

【課題】金属イオンを含有する水溶液から、金属イオンを高選択的に抽出するための抽出剤および抽出法の提供。
【解決手段】アルキルピラゾールを有効成分とする、金属イオンを高選択的に抽出するための抽出剤
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


金、白金、ロジウム等の貴金属は、装飾品として我々の身の回りに用いられたり、工業的に触媒として利用されたりと、様々な分野において需要が高まっている。しかし、貴金属は天然資源として採掘される量が少ないため、貴重な天然資源となっている。



一方、電子工業において電子材料の製造工程で排出される廃棄物、自動車廃触媒、めっき溶液などには、微量の貴金属が含まれている。今日、環境保全や資源回収の観点から、このような廃材などから貴金属を選択的に回収するための技術が関心を集めている。



通常、貴金属は、天然においても、上記廃材においても多量の卑金属(例えば、鉄、銅、ニッケル等)と共存しているために、貴金属を得るためには、貴金属のみを卑金属から選択的に分離・抽出しなければならない。また、そこから所望の貴金属のみを得るためには、他の貴金属が共存する系の中から、さらに所望の貴金属のみを選択的に分離・抽出する工程を必要とする。



貴金属の抽出法に関しては、これまでに様々な方法が開発されているが、いずれも選択性が乏しかったり、または操作が複雑であったりしたために、卑金属から貴金属を、また様々な貴金属の中から所望の貴金属を、簡易に、かつ高選択的に分離・抽出する方法が望まれていた。



ガリウムは、GaAs(ガリウム砒素)やGaP(ガリウムリン)等の化合物半導体素子や青色あるいは白色LEDに用いられるGaN(窒化ガリウム)等の発光素子の原料として、現在需要が増大している。



ガリウムは主として亜鉛製錬工程の副産物として微量に得られる金属元素である。当該副産物中には、ガリウムの他に大量の亜鉛およびインジウムなどが共存している。したがって、当該副産物よりガリウムのみを得るためには、亜鉛やインジウムなどからガリウムのみを選択的に分離・抽出する工程を必要とする。



ガリウムの抽出法については、これまでに様々な方法が開発されているが、ガリウムとインジウムの分離が困難であったり、または操作が複雑であったりしたために、亜鉛やインジウムからガリウムを、簡易に、かつ高選択的に分離・抽出する方法が望まれていた。

産業上の利用分野


本発明は、金属イオン、特に貴金属イオンおよびガリウムイオンを高選択的に抽出することが可能な、アルキルピラゾールを有効成分とする抽出剤および当該抽出剤を用いた金属イオン、特に貴金属イオンおよびガリウムイオンを高選択的に抽出する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式:
【化学式1】
で表される化合物もしくはその塩および有機溶媒を含んでなる、金属イオンを高選択的に抽出するための抽出剤を用いて、金属イオンを含有する酸溶液から金属イオンを高選択的に抽出することを含み、該金属イオンが、金イオン、パラジウムイオン、白金イオンおよびガリウムイオンからなる群から選択されることを特徴とする、金属イオンの抽出方法。
【請求項2】
酸溶液中の酸濃度を調整することによって、金属イオンを高選択的に抽出することを特徴とする、請求項記載の抽出方法。
【請求項3】
酸溶液のpHを調整することによって、金属イオンを高選択的に抽出することを特徴とする、請求項記載の抽出方法。
【請求項4】
金イオンおよびパラジウムイオンを含有する5.0 mol/dm3を上回る塩酸濃度の水溶液から、金イオンを高選択的に抽出する、請求項1または2記載の方法。
【請求項5】
ガリウムイオンおよびインジウムイオンを含有する1.0 mol/dm3を上回る塩酸濃度の水溶液から、ガリウムイオンを高選択的に抽出する、請求項1または2記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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