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マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法 コモンズ

国内特許コード P000000847
整理番号 U1997P077
掲載日 2001年11月26日
出願番号 特願平10-050586
公開番号 特開平11-246918
登録番号 特許第2949221号
出願日 平成10年3月3日(1998.3.3)
公開日 平成11年9月14日(1999.9.14)
登録日 平成11年7月9日(1999.7.9)
発明者
  • 森田 一樹
  • 佐野 信雄
  • 岡 紀郎
出願人
  • 国立大学法人東京大学
発明の名称 マイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法 コモンズ
発明の概要 鉄鋼の製鋼工程で発生する製鋼スラグは、酸化鉄及びフリーライムを含有するために、スラグの酸化鉄による鉄崩壊と、フリーライムの水和や炭酸かによる膨張崩壊を生じるため有効利用が阻まれていた。さらにリン含有量が多いことから、製銑工程、製鋼工程での再利用に制約を受けている。
本発明では、(1)酸化鉄及びリンは炭素系還元剤により還元してFe-C-P含有溶融金属として回収除去する、(2)回収したFe-C-P含有溶融金属に炭酸カリウム及び酸化剤を加えてリン酸カリウムとし、リン系肥料原料とする、(3)SiO2分を加えて製鋼スラグの融点を下げると共に、フリーライムを珪酸カルシウムとして固定し、フリーライムによる膨張崩壊を防ぐ、(4)炭素系還元剤を加えて加熱する手段として、マイクロ波を用いる方法をとる。マイクロ波によれば、誘電損失の高い物質とマイクロ波との相互作用により物質の内部から加熱するため、均一かつ効率良く加熱することができる。スラグ中に含まれる酸化鉄の誘電損失は非常に高く、また残りのスラグ成分の誘電損失も1000℃以上になると加熱に十分役立つほど高くなり、しかも炭素系還元剤は比表面積が大きい誘電物質であるため、マイクロ波を照射するとジュール熱を発生する。これらのことから、マイクロ波の製鋼スラグ処理の利用は、非常に有効な加熱手段となる。製鋼スラグより鉄及びリンを回収すると同時に、製鋼スラグを高炉スラグと同等に有効利用できる品質に改良することが、効率良く、経済的に可能である。
従来技術、競合技術の概要 製鋼スラグは、崩壊性の問題と、リン含有量が多いことから、大気中に長時間野積みして崩壊を完了させた後に、アスファルト、コンクリート用骨材として用いたり、鉄鉱石の焼結、製銑工程に再利用される一部の場合を除いて、大半が埋め立て工事用として投棄に近い形で処理されてきた。
産業上の利用分野 鉄鋼の製鋼工程で発生する製鋼スラグより、鉄及びリンを回収すると同時に、製鋼スラグを高炉スラグと同等に有効利用できる品質に改良する技術
製鋼スラグの加熱に最適なマイクロ波処理技術
特許請求の範囲 【請求項1】 製鋼スラグに炭素系還元剤を配合し、マイクロ波の照射により加熱してこの製鋼スラグ中の鉄分及びリン分を還元除去することを特徴とするマイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法。

【請求項2】 製鋼スラグに炭素系還元剤を配合し、マイクロ波の照射により加熱してこの製鋼スラグ中の鉄分及びリン分を還元し、生成したFe-C-P含有溶融金属に炭酸カリウム及び酸化剤を加えてリン酸カリウムを得ることを特徴とするマイクロ波加熱による製鋼スラグの処理方法。
産業区分
  • 冶金、熱処理
  • 窯業
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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