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複素環置換芳香族化合物、配位化合物、過塩素酸イオン捕捉剤、過塩素酸イオン捕捉方法、及び、過塩素酸イオン除去方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P100000212
整理番号 ShIP-6063PCT-JP
掲載日 2009年6月5日
出願番号 特願2008-533163
登録番号 特許第5190995号
出願日 平成19年9月4日(2007.9.4)
登録日 平成25年2月8日(2013.2.8)
国際出願番号 JP2007067223
国際公開番号 WO2008029804
国際出願日 平成19年9月4日(2007.9.4)
国際公開日 平成20年3月13日(2008.3.13)
優先権データ
  • 特願2006-241297 (2006.9.6) JP
発明者
  • 近藤 満
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 複素環置換芳香族化合物、配位化合物、過塩素酸イオン捕捉剤、過塩素酸イオン捕捉方法、及び、過塩素酸イオン除去方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

本発明では、下記一般式(I)で表される複素環置換芳香族化合物を含む過塩素酸イオン捕捉剤が提供される。下記一般式(I)中、R、R、及びRのうち1つは、Rに対してメタ位又はパラ位にあるRであり、R及びRは互いに独立して下記の複素環置換基を表し、R、R、R、R及びRのうち、Rを除いた残りは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~30の置換若しくは未置換の脂肪族基、又はスルホン酸基を表すが、同時に水素原子であることはなく、前記複素環置換基のうち、R及びRはそれぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表し、Aは、窒素原子を少なくとも1つ含む5員又は6員の複素環基を表す。
【化1】

従来技術、競合技術の概要


過塩素酸塩は、成人の代謝作用を司り小児の身体発育を促進する甲状腺に障害を及ぼす物質である。近年、土壌・水中において高濃度の過塩素酸イオンが検出された事例が、相次いで報告されている。また、過塩素酸イオン(ClO)は、水に対して高い溶解度を示し、全ての陰イオンの中で、最も陽イオンと相互作用しにくい陰イオンの一つであるため、沈殿等として水溶液から取り出すことが困難なイオンである。過塩素酸イオンの水道水への影響に鑑み、近年、河川における過塩素酸イオン濃度についての調査が行われている(例えば、環境システム計測制御学会学会誌「EICA」、2006年、第11巻、第3号、p.215-218参照)。
過塩素酸塩(又は過塩素酸イオン)により汚染された廃液から過塩素酸塩を除去する技術として、過塩素酸塩を濃縮し、濃縮された過塩素酸塩溶液にKClを加えて過塩素酸カリ(KClO)を生成させ、冷却して結晶化させる方法が知られている(例えば、特表平9-504472号公報参照)。また、樹脂を用いて過塩素酸塩を除去する水処理システム(例えば、特開2004-346299号公報及び「NEDO海外レポート、No.946、2004.12.15、インターネット<http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/946/946-07.pdf>」参照)も知られている。
一方、種々のイオンを取り込むようにカプセルを形成しうる化合物が知られている(例えば、J.Am.Chem.Soc., 2003, Vol.125, No.28, p.8595-8613参照)。この化合物は、カプセル内に取り込まれるイオンの種類やイオンのサイズにかかわらず、カプセル骨格を形成しやすい構造を有する。

産業上の利用分野


本発明は、複素環置換芳香族化合物、配位化合物、過塩素酸イオン捕捉剤、過塩素酸イオン捕捉方法、及び、過塩素酸イオン除去方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 下記式(a)で表される複素環置換芳香族化合物。
【化学式1】

【請求項2】 請求項1記載の複素環置換芳香族化合物と、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンと、を含む配位化合物。
【請求項3】 前記金属イオンが、Zn2+、Cu2+、Ni2+、Co2+、Fe2+、Mn2+、Ag、Pd2+、及びPt2+から選ばれる少なくとも1種である請求項記載の配位化合物。
【請求項4】 下記式(a)で表される複素環置換芳香族化合物を含む過塩素酸イオン捕捉剤。
【化学式2】

【請求項5】 更に、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンを含む請求項記載の過塩素酸イオン捕捉剤。
【請求項6】 下記式(a)で表される複素環置換芳香族化合物と平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンとを含む配位化合物を含有する過塩素酸イオン捕捉剤。
【化学式3】

【請求項7】 前記金属イオンが、塩の一部として含まれる請求項記載の過塩素酸イオン捕捉剤。
【請求項8】 前記金属イオンが、Zn2+、Cu2+、Ni2+、Co2+、Fe2+、Mn2+、Ag、Pd2+、及びPt2+から選ばれる少なくとも1種である請求項~請求項のいずれか1項記載の過塩素酸イオン捕捉剤。
【請求項9】 液体試料中の過塩素酸イオンを捕捉する方法であって、
下記式(a)で表される複素環置換芳香族化合物と、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンと、前記液体試料とを接触させて、過塩素酸イオンを捕捉した捕捉カプセル型分子を形成させる捕捉工程を含む過塩素酸イオン捕捉方法。
【化学式4】

【請求項10】 液体試料中から過塩素酸イオンを除去する方法であって、
下記式(a)で表される複素環置換芳香族化合物と、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンと、前記液体試料とを接触させて、過塩素酸イオンを捕捉した捕捉カプセル型分子を形成させる捕捉工程と、
前記捕捉カプセル型分子を沈殿させて液体試料中から除去する除去工程と、
を含む過塩素酸イオン除去方法。
【化学式5】
産業区分
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008533163thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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