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生体電気信号測定用センサ及びその製造方法 新技術説明会

国内特許コード P100000318
掲載日 2009年8月7日
出願番号 特願2009-098098
公開番号 特開2010-246678
登録番号 特許第5306886号
出願日 平成21年4月14日(2009.4.14)
公開日 平成22年11月4日(2010.11.4)
登録日 平成25年7月5日(2013.7.5)
発明者
  • 川本 昂
  • 北井 隆平
出願人
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 生体電気信号測定用センサ及びその製造方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】脳波測定と並行してX線CTやMRIによる撮像を行っても、アーチファクトが写りこまない鮮明な画像を得ることができ、かつ、安価で使い捨てが可能で、更に、被験者への肉体的負担が少ない生体電気信号測定用センサを提供する。
【解決手段】生体から発した電気信号を検出する電極素子を備えているセンサであって、前記電極素子が、カーボンナノチューブがマトリックス樹脂中に分散されてなる樹脂組成物からなるようにした。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


脳外科手術においては、手術の安全性及び適切な手術計画の遂行のために、脳の形態的な情報と機能的な情報とを常にモニターしながら手術を行うことが望ましい。脳の形態的な情報は、X線CTやMRI等により撮像された画像により得ることができ、脳の機能的な情報は、脳波用電極を用いて、脳の神経細胞の活動に伴って発生する電気変動(脳波)を測定することにより得ることができる。



従来、脳波用電極としては銀皿電極が使用されているが、銀はX線や磁気を乱す性質を有するので、銀皿電極を使用した脳波測定と並行してX線CTやMRIによる撮像を行うと、CT画像やMRI画像にアーチファクト(偽像)が写りこんでしまう。例えば、X線CTによる撮像の場合、銀皿電極を装着した周囲はX線透過率が低下し、図7に示すように、銀皿電極の影になった部分が放射状に白く写り、観察が不可能となる(特許文献1)。このため、従来の銀皿電極はX線CT装置やMRI装置との併用が禁止されている。



また、銀皿電極は固いため、長時間頭部に装着すると頭皮が物理的刺激を受けて炎症が起こることがある。



更に、脳外科手術では銀皿電極が多数使用されるが、これらは高価なため、1回の使用で廃棄されず複数の患者に使い回されることもあり、感染症の危険が懸念されている。

産業上の利用分野


この発明は、脳波測定時等に好適に用いることができる生体電気信号測定用センサに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
脳外科手術時に被験者の頭部に装着して脳波を測定するためのセンサであって、
カーボンナノチューブがマトリックス樹脂中に分散されてなる樹脂組成物からなり、脳波を検出するための電極素子を備えており、
前記カーボンナノチューブは、超音波振動によって切断されることにより粒子状になったものであり、
前記マトリックス樹脂は、アクリル樹脂又はポリビニルカルバゾールであることを特徴とする生体電気信号測定用センサ。

【請求項2】
前記カーボンナノチューブが、多層カーボンナノチューブである請求項1記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項3】
前記粒子状のカーボンナノチューブは、複数積層した積層体を形成している請求項1又は2記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項4】
前記アクリル樹脂は、ポリメタクリル酸メチルである請求項1、2又は3記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項5】
前記粒子状のカーボンナノチューブの平均粒径は、536~584nmである請求項1、2、3又は4記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項6】
前記樹脂組成物が、シート状に成形されている請求項1、2、3、4又は5記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項7】
前記樹脂組成物からなり、前記電極素子に電気的に接続しているリード線を備えている請求項1、2、3、4、5又は6記載の生体電気信号測定用センサ。

【請求項8】
請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の生体電気信号測定用センサを製造する方法であって、
前記マトリックス樹脂にカーボンナノチューブを添加し、超音波振動を加えて前記カーボンナノチューブを粒子状に切断する工程を有することを特徴とする生体電気信号測定用センサの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 4C127LL02
  • 4C127LL22
画像

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JP2009098098thum.jpg
出願権利状態 登録
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