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陽イオン交換樹脂 コモンズ

国内特許コード P100000421
整理番号 NI0800097
掲載日 2009年11月20日
出願番号 特願2009-059840
公開番号 特開2010-209291
登録番号 特許第5283222号
出願日 平成21年3月12日(2009.3.12)
公開日 平成22年9月24日(2010.9.24)
登録日 平成25年6月7日(2013.6.7)
発明者
  • 三島 彰司
  • 岡田 友彦
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 陽イオン交換樹脂 コモンズ
発明の概要

【課題】安価で取り扱い易いため、様々な分野で大量に使用されているポリ塩化ビニルから塩素成分を取り除き、無害化した際に生成される炭素質固体を有効に再利用でき、さらに、安価に得たれたものを簡便な方法で高付加価値化することにより、コストパフォーマンスの高いものを提供する。
【解決手段】陽イオン交換樹脂は、ポリ塩化ビニルから脱塩素化された炭素質固体が、スルホン化されていることを特徴とする。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


ポリ塩化ビニル(PVC)は、安価で成形加工が容易なものであるため、建築材料、おもちゃ、配管のような硬質製品、あるいは包装材料、フィルム、シートのような軟質製品として、多様な分野で汎用されている。従来、これらのPVC製品を使用後、廃棄処分する際に、埋立処理または焼却処理が成されてきたが、埋立場所の限界、焼却による塩化水素ガスやダイオキシンなどの有毒塩素化合物の発生、などの問題があるため、廃棄PVCの再利用が必要とされている。



再利用の方法として、熱分解による油化が検討されているが、250℃程度以上の高温での処理が必要であり、このとき多量の塩化水素ガスを発生する。また、油に有機塩素化合物を含むことから、環境への影響が大きいうえにコストパフォーマンスが低いことが問題となっている。



特許文献1に開示されるように、本発明者は、PVCを酸化亜鉛と混合し加熱することで反応させ、PVCの塩素成分を完全に除去することで無害化し、脱塩素化PVCとする方法を見出している。この方法により得られた脱塩素化PVCである炭素質固体(炭化水素)を有効利用し、高付加価値化することが望まれている。

産業上の利用分野


本発明は、安価な高分子材料をスルホン化した陽イオン交換樹脂に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ポリ塩化ビニルと酸化亜鉛とを加熱して脱塩素化された下記化学式(I)
【化学式1】


(ただしn=5~2000の正の数)で示される直鎖状、環状、または/および分枝鎖状に結合した炭素質固体が、スルホン化されていることを特徴とする陽イオン交換樹脂。

【請求項2】
前記スルホン化が、前記炭素質固体の炭化水素にスルホ基を導入させることで、スルホン化フェニル基含有炭化水素または/およびスルホン化sp炭素含有炭化水素を生成させることを特徴とする請求項1に記載の陽イオン交換樹脂。

【請求項3】
前記ポリ塩化ビニルが、可塑剤、安定剤を含む添加物を含有してもよいポリ塩化ビニル樹脂の成形品を由来とするものであることを特徴とする請求項1に記載の陽イオン交換樹脂。

【請求項4】
ポリ塩化ビニルと酸化亜鉛とを加熱して、脱塩素化し、下記化学式(I)
【化学式2】


(ただしn=5~2000の正の数)で示される直鎖状、環状、または/および分枝鎖状に結合して生成された炭素質固体を、スルホン化することを特徴とする陽イオン交換樹脂の製造方法。
産業区分
  • その他無機化学
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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