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土壌改質方法 新技術説明会

国内特許コード P100000427
整理番号 21‐11
掲載日 2009年12月4日
出願番号 特願2009-206564
公開番号 特開2011-055733
登録番号 特許第5522626号
出願日 平成21年9月8日(2009.9.8)
公開日 平成23年3月24日(2011.3.24)
登録日 平成26年4月18日(2014.4.18)
発明者
  • 森 也寸志
出願人
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 土壌改質方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】長期間にわたる劣化土壌の改質処理を、容易な管理にておこなえる技術を提供すること。
【解決手段】一方向に細長い糸状の繊維質素材ないし木質素材を束ねてまたは撚ってなる棒状体を、上端は地表に露出させつつ、地下20cmから50cmまでの深さまで、単位面積あたり所定の本数埋入することを特徴とする土壌改質方法である。表層にしか有機物層が残存しておらず、強風や豪雨により逐次有機物層が消失してしまい有機物層の深層への成長機会が損なわれた劣化土壌を改質し、有機物層の再生をおこなわしむる。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要



劣化土壌とは、赤土に代表されるように透水性が悪く、養分や水分の浸透が不十分な土壌をいう。このような土壌は植生に乏しく、表層部分のみに根をはる程度の植物しか形成されない。また、表層部分に蓄積された有機物層も、水分浸透力が低いため、下方に移動しにくく、大雨などで容易に散逸してしまう。従って、持続的に有機物層が蓄積されないので透水性の向上がもたらされず、一旦劣化土壌が形成されてしまうと元通りになりにくいという問題点があった。





劣化土壌であるなしに関わらず土壌に液体を浸透させる方法として、本願発明者による先行技術文献1に開示する技術が知られている。この技術によれば、土壌中の細部まで液体を浸透させることができる。





しかしながら、上記先行技術では、液体の滴下ないし散布は、地表からおこなうため、劣化土壌の表層に植物が生育している場合にはかならずしも適正な滴下ないし散布とならないという問題点があった。また、表層の植物は、数ヶ月間単位で変化するため、植生にあわせて滴下や散布を変化させることは、対象地の面積が広大となるほど困難であるという問題点があった。





また、このような劣化土壌は、表層部とそれ以深の土壌層とに二層化(二極化)しており、下の土壌層へ有機分を拡散させることが重要であるが、これには数年単位で土壌管理せねばならず、上記先行技術ではこのような長期管理には不向きであるという問題点があった。

産業上の利用分野



本発明は、劣化した土壌の改質方法に関し、特に、表層にしか有機物層が形成されておらず、強風や強雨により逐次有機物層が散逸してしまい有機物層の深層への成長機会が損なわれた劣化土壌を改質し、有機物層の再生をおこなわしむる方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
表層にしか有機物層が形成されておらず表層以深には有機分が拡散されていない劣化土壌を改質する方法において、
土壌中への水分の毛管力浸透を担う無数のミクロポアが内在した一方向に細長い糸状の繊維質素材ないし木質素材を束ねることによりまたは撚ることにより、土壌中における水分の重力移動を担うマクロポアを構造的に形成した棒状体であって、
対象土壌の不飽和透水曲線における吸引圧が-2kPa~-10kPaとなる水分供給速度が実現されるように、束ねるまたは撚る本数を調整した棒状体を、
上端は地表に露出させつつ、地下20cmから50cmの所定の深さまで、単位面積あたり所定の本数、少なくとも1年以上埋入し続けて深根性植物を繁茂させることを特徴とする土壌改質方法。

【請求項2】
素材を竹またはグラスファイバーとしたことを特徴とする請求項1に記載の土壌改質方法。

【請求項3】
棒状体の太さを直径5mm~20mmとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の土壌改質方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2009206564thum.jpg
出願権利状態 登録
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