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アクアポリン3の発現調節剤 新技術説明会

国内特許コード P100000562
掲載日 2010年2月26日
出願番号 特願2009-178704
公開番号 特開2011-032191
登録番号 特許第5564735号
出願日 平成21年7月31日(2009.7.31)
公開日 平成23年2月17日(2011.2.17)
登録日 平成26年6月27日(2014.6.27)
発明者
  • 礒濱 洋一郎
  • 香月 博志
  • 久垣 昭哲
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 アクアポリン3の発現調節剤 新技術説明会
発明の概要 【課題】細胞内の水分量を調節する水チャネルとして機能する蛋白であるアクアポリン3の機能異常に起因する病態の予防及び/又は治療のために有用なアクアポリン3の発現亢進剤及び発現抑制剤の提供。
【解決手段】シソ科オドリコソウ亜科に属するケイガイから抽出される成分であるケイガイエキスを有効成分として含むアクアポリン3の発現亢進剤、及びショウガ科の根茎から抽出される成分であるショウキョウエキスを有効成分として含むアクアポリン3の発現抑制剤。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



アクアポリン(aquaporin:以下AQPと略すことがある)は、アグレにより1992年に発見された膜6回貫通蛋白で、細胞内の水分量を調節する水チャネルとして機能する重要な蛋白である。アクアポリンは細菌から哺乳類に至るまで普遍的に存在しており、これまでに哺乳類で、AQP0からAQP12まで13種類のアクアポリンが確認されている。





水チャネルの一種であるアクアポリン3(AQP3)は皮膚ケラチノサイトに多く存在し、水やグリセロールの輸送を促進することで皮膚の生理的保湿に重要である。また、本発明者らの研究によれば,AQP3の発現は皮膚炎症部位で著明に低下しており、これが種々の皮膚疾患に伴う乾燥症状の形成とも密接な関係にあることが示唆されている。さらに、AQP3はケラチノサイトの増殖・遊走能にも関わり、本チャネルが創傷時には治癒の促進に関与し、一方、皮膚癌では悪性化に関わっている。すなわち、AQP3の発現を促進する物質は、保湿効果および創傷治癒効果のある化粧品および医薬品として有用であり、またAQP3の発現を抑制する物質は抗腫瘍薬としての応用が期待できる。





アクアポリン3を増加させて保湿効果を示す材料としては、中央アジアの植物Ajuga turkestanicaが見出され(J Drugs Dermatol. 2007, 6 (6 Suppl): s20-4.)、米国のDior社により既に化粧品として実用化されている。また、レチノイン酸がアクアポリン3の発現を促進する効果を示すことが報告されている(Cao et al., J cell Physiol, 215, 506, 2008)。しかし、化粧品又は医薬品として実用化の可能性があるアクアポリン3の発現調節剤は極めて少ない。





一方、ケイガイが保湿効果を示し、化粧品材料として用いることができることが報告されている(特開平6-92838号公報、特開平9-2935号公報、特開平9-30931号公報)。しかし、ケイガイが保湿効果を示す作用機序は不明である。また、ケイガイを含む複数の生薬の水溶性エキスが創傷治癒効果を示すことが、国際公開WO03/015808号公報に記載されている。

産業上の利用分野



本発明は、アクアポリン3の発現調節剤(発現亢進剤及び発現抑制剤)、及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ケイガイの100%メタノールエキスを有効成分として含む、創傷治癒促進剤として用いるためのアクアポリン3の発現亢進剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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