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光学活性ジカルボン酸誘導体 コモンズ

国内特許コード P100000625
整理番号 E076P137
掲載日 2010年4月9日
出願番号 特願2010-053300
公開番号 特開2011-184393
登録番号 特許第5329462号
出願日 平成22年3月10日(2010.3.10)
公開日 平成23年9月22日(2011.9.22)
登録日 平成25年8月2日(2013.8.2)
発明者
  • 小林 修
  • 山下 恭弘
  • ポワソン トーマス
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 光学活性ジカルボン酸誘導体 コモンズ
発明の概要 【課題】光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法を提供する。
【解決手段】α,β-不飽和カルボニル化合物とエノラート生成化合物とを、2,6位にそれぞれ4-フェニルオキサゾリン-2-イル基を有するピリジン誘導体と、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムエトキシドとからなる触媒の存在下に反応させる。これにより、2-アルキルペンタンジカルボン酸誘導体と言った光学活性ジカルボン酸誘導体が、高収率で、高エナンチオ選択性で効率的に合成できる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


光学活性な2-アルキルペンタンジカルボン酸誘導体は、光学活性中間体として有用な化合物である。例えば、医薬品などのファインケミカルを合成する際の光学活性中間体として特に有用である。前記ジカルボン酸誘導体の合成方法として、特許文献1,2,3や非特許文献1,2,3,4に記載が有る。

産業上の利用分野


本発明は、例えば2-アルキルペンタンジカルボン酸誘導体と言った光学活性ジカルボン酸誘導体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式[III]で表されるα,β-不飽和カルボニル化合物と、
ジカルボン酸エステル及びジカルボン酸の群の中から選ばれるエノラート生成化合物とを、
下記一般式[I]で表される化合物と下記一般式[II]で表される化合物から構成される化合物の存在下で反応させる
ことを特徴とする光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。
一般式[I]



[一般式[I]中、R,R,Rは、H、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はアラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)である。RとRとRとは、全てが同一でも、異なるものでも良い。Rは、H,F,Cl,Br,I、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、O,S又はN(O,S,Nは、水素原子または置換基を有する。)である。XはOである。]
一般式[II]
MX
[一般式[II]中、MはCa,Sr又はBaである。Xは陰イオンである。]
一般式[III]


[一般式[III]中、R,R,R10は、H、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、置換基を有するO,置換基を有するN、又は置換基を有するSである。R11は、炭化水素基(置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、置換基を有するO,置換基を有するN、又は置換基を有するSである。]

【請求項2】
エノラート生成化合物がマロン酸エステル又はマロン酸である
ことを特徴とする請求項1の光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。

【請求項3】
一般式[I]で表される化合物と一般式[II]で表される化合物から構成される化合物が錯体である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2の光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。

【請求項4】
一般式[I]で表される化合物が光学活性三座配位子である
ことを特徴とする請求項1~請求項3いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。

【請求項5】
一般式[II]のXがClO,BF,PF,NO,F,Cl,Br,I,SOR,OCOR,OR,NR又はN(SiR(R=炭化水素基)である
ことを特徴とする請求項1~請求項4いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。

【請求項6】
光学活性ジカルボン酸誘導体が光学活性2-アルキルペンタンジカルボン酸誘導体である
ことを特徴とする請求項1~請求項5いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法。

【請求項7】
請求項1~請求項6いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体の合成方法における工程と、
前記工程で得られた光学活性ジカルボン酸誘導体に加水分解を施して光学活性ジカルボン酸を製造する
ことを特徴とする光学活性ジカルボン酸の製造方法。

【請求項8】
下記一般式[III]で表されるα,β-不飽和カルボニル化合物と、ジカルボン酸エステル及びジカルボン酸の群の中から選ばれるエノラート生成化合物とを反応させて光学活性ジカルボン酸誘導体の合成に用いられる触媒であって、
下記一般式[I]で表される化合物と、
下記一般式[II]で表される化合物
とで構成される
ことを特徴とする光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。
一般式[I]


[一般式[I]中、R,R,Rは、H、アルキル基、アルケニル基、アリール基、又はアラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)である。RとRとRとは、全てが同一でも、異なるものでも良い。Rは、H,F,Cl,Br,I、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、O,S又はN(O,S,Nは、水素原子または置換基を有する。)である。XはOである。]
一般式[II]
MX
[一般式[II]中、MはCa,Sr又はBaである。Xは陰イオンである。]
一般式[III]


[一般式[III]中、R,R,R10は、H、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基(アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基は、置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、置換基を有するO,置換基を有するN、又は置換基を有するSである。R11は、炭化水素基(置換基を有する場合と、置換基を有さない場合とが有る。)、置換基を有するO,置換基を有するN、又は置換基を有するSである。]

【請求項9】
エノラート生成化合物がマロン酸エステル又はマロン酸である
ことを特徴とする請求項8の光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。

【請求項10】
一般式[I]で表される化合物と一般式[II]で表される化合物から構成される化合物が錯体である
ことを特徴とする請求項8又は請求項9の光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。

【請求項11】
一般式[I]で表される化合物が光学活性三座配位子である
ことを特徴とする請求項8~請求項10いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。

【請求項12】
一般式[II]のXがClO,BF,PF,NO,F,Cl,Br,I,SOR,OCOR,OR,NR又はN(SiR(R=炭化水素基)である
ことを特徴とする請求項8~請求項11いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。

【請求項13】
光学活性ジカルボン酸誘導体が光学活性2-アルキルペンタンジカルボン酸誘導体である
ことを特徴とする請求項8~請求項12いずれかの光学活性ジカルボン酸誘導体合成用触媒。
産業区分
  • 有機化合物
  • 処理操作
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 小林高機能性反応場プロジェクト 領域
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