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複素環置換芳香族化合物、分子検出剤、分子検出方法、及び分子捕捉方法 コモンズ

国内特許コード P100000743
整理番号 ShIP-9062N-DO07
掲載日 2010年6月11日
出願番号 特願2010-031792
公開番号 特開2011-168507
登録番号 特許第5590654号
出願日 平成22年2月16日(2010.2.16)
公開日 平成23年9月1日(2011.9.1)
登録日 平成26年8月8日(2014.8.8)
発明者
  • 近藤 満
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 複素環置換芳香族化合物、分子検出剤、分子検出方法、及び分子捕捉方法 コモンズ
発明の概要 【課題】液体試料中の分子サイズ1nm以下の標的分子を、短時間に感度良く検出、捕捉できる複素環置換芳香族化合物を提供。
【解決手段】3,5-ビス(イミダゾール-1-イル-メチル)-2,4,6-テトラメチルフェノールに例示される複素環置換芳香族化合物及び当該化合物を用いた捕捉カプセル型分子による、食品、土壌等に含まれる金属イオンなどの標的分子を容易に検出することができる分子検出剤、分子検出方法、及び分子捕捉方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



従来より、液体試料中の分子サイズ1nm以下の分子を除去する技術や検出する技術に関し、種々の検討が行われている。

例えば、分子サイズ1nm以下の分子のうち過塩素酸イオンは、甲状腺のヨウ素の取り込みを阻害し、その結果成長ホルモンの生成が妨げられる作用がある。そのため、過塩素酸イオンを乳幼児が摂取しすぎると、成長阻害や運動障害、あるいは精神遅滞などの悪影響を及ぼすことが懸念されている。また、近年、土壌・水中において過塩素酸塩の混入が増加しつつあることが知られている。

過塩素酸イオン(ClO)は、水に対して高い溶解度を示し、また金属イオンと相互作用が極めて低い。このため、液体試料中の過塩素酸イオンを検出する方法として、従来は、イオンクロマトグラフィー等の機器分析を利用する方法や、まず液体試料に可溶な鉄錯体を添加して過塩素酸イオンを対イオンとして含む鉄錯体を生成させ、次に、生じた鉄錯体をニトロベンゼンで抽出し、抽出された鉄錯体の吸光度を測定するという煩雑な方法等が用いられてきた。従って、液体試料中の過塩素酸イオンを直接的に検出できる検出剤の開発が望まれている。





液体試料中の過塩素酸イオンを除去する方法としては、液体試料を濃縮する必要がある従来の方法(例えば、特許文献1参照)や、樹脂を用いて除去する従来の方法(例えば、特許文献2及び非特許文献1参照)に代えて、特定の複素環置換芳香族化合物を用い、液体試料中の過塩素酸イオンを捕捉カプセル型分子に取り込んで沈殿させる方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。

種々のイオンを取り込むようにカプセルを形成し得る化合物としては、例えば非特許文献2に記載された化合物も知られているが、上記特許文献3に記載の複素環置換芳香族化合物は、特定のイオンを選択的に取り込んで捕捉カプセル型分子を形成できる点で、非特許文献2に記載された化合物とは異なる。





また、分子サイズ1nm以下の分子のうち、テトラフルオロホウ酸イオン(BF)は、半導体製造工程やめっき工程等の廃液に含まれるイオンである。

テトラフルオロホウ酸イオンを含む廃液の処理方法、即ち、廃液中からテトラフルオロホウ酸イオンを除去する除去方法は、テトラフルオロホウ酸イオンをフッ素とホウ素とに分解し、得られたフッ素とホウ素とを個別に処理する方法が主流となっている(例えば、特許文献4及び5参照)。

テトラフルオロホウ酸イオンを分解せず直接的に沈殿させる化合物としても、上記特許文献3と同様の複素環置換芳香族化合物が有効であることが報告されている(例えば、特許文献6参照)。

産業上の利用分野



本発明は、複素環置換芳香族化合物、分子検出剤、分子検出方法、及び分子捕捉方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(a)、下記式(c)、下記式(e)、又は下記式(g)で表される複素環置換芳香族化合物。
【化1】



【請求項2】
前記式(a)又は前記式(c)で表される請求項1に記載の複素環置換芳香族化合物。

【請求項3】
前記式(a)で表される請求項1に記載の複素環置換芳香族化合物。

【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の複素環置換芳香族化合物を含み、液体試料中の分子サイズ1nm以下の標的分子を検出する分子検出剤。

【請求項5】
液体試料中の分子サイズ1nm以下の標的分子を検出する方法であって、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の複素環置換芳香族化合物と、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンと、前記液体試料と、を接触させて、前記標的分子を捕捉した捕捉カプセル型分子を形成させ、該捕捉カプセル型分子の形成に伴う液体試料の色の変化により前記標的分子を検出する分子検出方法。

【請求項6】
液体試料中の分子サイズ1nm以下の標的分子を捕捉する方法であって、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の複素環置換芳香族化合物と、平面四配位又は正八面体配位可能な金属イオンと、前記液体試料と、を接触させて、前記標的分子を捕捉した捕捉カプセル型分子を形成させることを含む分子捕捉方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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