TOP > 国内特許検索 > 酵素安定化剤

酵素安定化剤 新技術説明会

国内特許コード P100000828
掲載日 2010年7月23日
出願番号 特願2010-029438
公開番号 特開2011-160758
登録番号 特許第5699300号
出願日 平成22年2月12日(2010.2.12)
公開日 平成23年8月25日(2011.8.25)
登録日 平成27年2月27日(2015.2.27)
発明者
  • 寺田 聡
  • 佐久間 紹子
  • 柳原 佳奈
  • 竹下 悟史
  • 小林 恭一
  • 大浦 剛
出願人
  • 国立大学法人福井大学
  • 福井県
発明の名称 酵素安定化剤 新技術説明会
発明の概要 【課題】酵素の失活、活性低下を防止し、安全で優れた酵素安定化剤を提供すること。
【解決手段】フルクタンを有効成分として含有する、酵素安定化剤。フルクタンは、好ましくは、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ等のネギ属植物由来である。酵素とフルクタンを共存させることにより、酵素を安定化することができる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


酵素は生体内化学反応の触媒である。酵素の機能には、その立体構造が重要であることが知られている。しかし、一般的に、酵素は生体外環境では極めて不安定であり、高温、凍結融解、pH変化、乾燥、圧力などにより、その立体構造が変化し、失活や活性低下が生じる。この活性の消失は不可逆であるため、酵素をいかに安定な状態に保つかが大きな課題である。



一般的に使用されている酵素安定化剤はウシ血清アルブミン(BSA)である。しかし、1990年代に顕在化したBSE(牛海綿状脳症)問題より、近年になって人畜共通感染症の懸念から、医療、医薬分野では動物由来のタンパク質の使用が控えられている。



非動物性の安定化剤としては、植物由来のポリペプチドを用いた酵素安定化剤(特許文献1)や、セリシン加水分解物を用いた抗体の安定化法(特許文献2)などがある。



特許文献3には、安定化剤として糖類を共存させることを特徴とする、防腐剤共存下における酵素の安定化方法が記載されている。



本発明者らは、フルクタンを細胞培養用の培地に添加すると、細胞増殖が促進すること、及び細胞凍結液に添加すると、解凍後の細胞の生存率が上昇することを見出している(特許文献4)。

産業上の利用分野


本発明は、酵素安定化剤、これを含む酵素組成物、及び酵素の安定化方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ネギ属植物由来のフルクタンを有効成分として含有する、加熱による酵素の活性の低下の抑制剤。

【請求項2】
ネギ属植物が、ラッキョウ、ニンニク及びタマネギからなる群より選ばれるいずれかである、請求項記載の剤

【請求項3】
フルクタン濃度が0.01~2重量%となるように、酵素に対して添加して使用される、請求項1記載の剤

【請求項4】
酵素及びネギ属植物由来のフルクタンを含有する、加熱による酵素の活性の低下が抑制された酵素組成物。

【請求項5】
ネギ属植物が、ラッキョウ、ニンニク及びタマネギからなる群より選ばれるいずれかである、請求項記載の酵素組成物。

【請求項6】
フルクタンの含有量が0.01~2重量%である、請求項記載の酵素組成物。

【請求項7】
酵素及びフルクタンが、水性溶媒中へ溶解している、請求項記載の酵素組成物。

【請求項8】
酵素に対応する基質及び/又は補酵素を含有しない、請求項記載の酵素組成物。

【請求項9】
酵素とネギ属植物由来のフルクタンとを共存させることを含む、加熱による酵素の活性の低下の抑制方法。

【請求項10】
ネギ属植物が、ラッキョウ、ニンニク及びタマネギからなる群より選ばれるいずれかである、請求項記載の方法。

【請求項11】
0.01~2重量%のフルクタン濃度にて、酵素とフルクタンとを共存させる、請求項記載の方法。

【請求項12】
酵素及びフルクタンが、水性溶媒中へ溶解した状態で、酵素とフルクタンとを共存させる、請求項記載の方法。

【請求項13】
酵素に対応する基質及び/又は補酵素の不在下で、酵素とフルクタンとを共存させる、請求項記載の方法。

【請求項14】
酵素の至適温度を超える温度条件下で、酵素とフルクタンとを共存させる、請求項記載の方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close