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識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム

国内特許コード P100001047
掲載日 2010年10月1日
出願番号 特願平09-108626
公開番号 特開平10-302105
登録番号 特許第3355366号
出願日 平成9年4月25日(1997.4.25)
公開日 平成10年11月13日(1998.11.13)
登録日 平成14年10月4日(2002.10.4)
発明者
  • 杉山 純一
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム
発明の概要 【課題】 農産物に関する個体情報を、消費者4等が入手自在とする。
【解決手段】 生産された農産物にID番号を付与する。中立の機関5に、上記ID番号とともに該農産物の個体情報をデータベース化された状態で記憶するコンピュータシステム6を設ける。又、消費者4側に個体情報を入手するためのコンピュータ7を設ける。このコンピュータ7は、上記コンピュータシステム6にアクセスしてID番号を送信することにより、このID番号によって特定される農産物に関する個体情報を入手する。
従来技術、競合技術の概要



近年の健康に関する意識の高まりに伴い、消費者に無農薬栽培等により生産された農産物を求める意識が高まっている。しかしながら、小売店の店頭におかれた農産物が、無農薬栽培されたものであるか否かを消費者が知ることは困難であった。これは、農産物の流通システムに起因すると考えられる。

すなわち、従来の農産物の流通システムにおいては、生産者と消費者との間に多数の中間業者(数次の卸売り店等)が介在している。このように生産者と消費者との間に多数の中間業者が介在していることに起因して、農産物が消費者の手に渡る際には、当該農産物の個体情報(当該農産物の生産地、生産者名、品種、栽培方法、収穫日、品質情報等)が正確に伝えられることが困難になる。勿論、上記消費者以外の、例えば小売業者等においても、このような個体情報を知ることは困難である。換言すれば、消費者が農産物に関する個体情報を知ることができるのは、例えば生産者が特定の流通経路により直販しない限り不可能に近いものであった。

この結果、消費者が無農薬栽培等により生産された農産物を購入したくても、上記直販システムをとる直販店以外では、その判別が困難であるために購入しづらいと言う不都合が存在する。しかも、農産物の多くを海外諸国からの輸入に頼っている我国の現状を鑑みれば、なおさらである。又、近時、特定の病害に強い品種を遺伝子組み換え技術により作り出した農産物が販売されるようになっているが、このような農産物に対して、その安全性を疑問視する消費者も存在する。このような消費者にとっては、やはり店頭に並べられた農産物の個体情報を知りたいという要求が強い。更に、生産者にとっても、消費者のニーズに応じて栽培したにも拘らず、最終小売業者の店頭に並べられた際には、その栽培方法等の個体情報が消費者等に知られないのは、その生産意欲等を削ぐ結果となってしまう虞もある。

更に、近年、種々の品質測定器が開発されており、個々の農産物に対して精度良くその品質が検査されているが、このような高度な品質測定器を用いて測定された品質情報は、上述したように、流通システムを含む要因により、消費者等には伝わってこない。このため、上記品質測定器開発の意義が薄くなってしまう。

本発明は、上述したような事情に鑑みて創案されたもので、消費者等が農産物の個体情報を容易に知ることができる農産物の個体情報入手システムを得ることを主目的とする。

産業上の利用分野



本発明は、農産物に識別子を付与することにより、消費者等、農産物の生産に係る者以外の者が、上記識別子に基づいて当該農産物に係る個体情報を入手自在とし、これにより、上記個体情報を最終消費者にまで確実に伝えることを可能にする農産物の個体情報入手システムを提供するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
生産に係る者側のコンピュータと、消費者側のコンピュータと、前記生産に係る者側のコンピュータと前記消費者側のコンピュータとに通信回線で接続されたコンピュータシステムとからなり、農産物に識別子を付与することにより、該農産物の生産に係る者以外の者が前記識別子に基づいて当該農産物に係る個体情報を入手自在とする農産物流通における農産物の個体情報入手システムであって、
農産物に付与される前記識別子は、農産物の個体毎に異なるID番号と前記個体情報を入手するためのアクセス先とからなり、
前記生産に係る者側のコンピュータは、生産地,生産者名,品種,栽培方法,収穫日,品質情報等の農産物の個体毎に異なる個体情報とともに、当該農産物に付与される前記ID番号を前記コンピュータシステムに送信する手段を有し、
前記消費者側のコンピュータは、前記識別子におけるアクセス先とID番号を入力する手段と、当該識別子におけるアクセス先とID番号を前記コンピュータシステムに送信する手段と、前記コンピュータシステムから前記アクセス先に従った当該農産物の個体情報が記載されたホームページの情報を受信する手段と、前記ホームページの情報から前記ID番号に対応した当該農産物の個体情報を表示する手段とを有し、
前記コンピュータシステムは、前記生産に係る者側のコンピュータから送信された前記識別子と当該農産物の個体情報とを受信して、前記ID番号と当該ID番号に対応する個体情報を対応させて記憶してデータベースを構築する手段と、前記消費者側のコンピュータから送信された前記アクセス先とID番号を受信して、前記データベースから前記ID番号に対応する個体情報を検索して、前記アクセス先に対応し且つ前記個体情報を記載したホームページを作成する手段と、当該ホームページの情報を前記消費者側のコンピュータに送信する手段とを有することを特徴とする識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム。

【請求項2】
前記コンピュータシステムは中間業者のコンピュータに通信回線で接続され、前記中間業者のコンピュータは、前記識別子におけるアクセス先とID番号を入力する手段と、当該識別子におけるアクセス先とID番号を前記コンピュータシステムに送信する手段と、前記コンピュータシステムから前記アクセス先に従った当該農産物の個体情報が記載されたホームページの情報を受信する手段と、前記ホームページの情報から前記ID番号に対応した当該農産物の個体情報を表示する手段とを有し、
前記コンピュータシステムは、前記中間業者のコンピュータから送信された前記アクセス先とID番号を受信して、前記データベースから前記ID番号に対応する個体情報を検索して、前記アクセス先に対応し且つ前記個体情報を記載したホームページを作成する手段と、当該ホームページの情報を前記中間業者のコンピュータに送信する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム。

【請求項3】
前記通信回線は、インターネットを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム。

【請求項4】
前記識別子は、農産物に直接貼着又は装着したラベルに記載されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム。

【請求項5】
前記識別子は、農産物を包装する包装容器に貼着又は装着したラベルに記載されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入手システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1997108626thum.jpg
出願権利状態 登録


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