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脂肪細胞の炎症性変化を抑制する物質のスクリーニング方法

国内特許コード P100001135
掲載日 2010年11月4日
出願番号 特願2007-528129
登録番号 特許第4862160号
出願日 平成18年4月14日(2006.4.14)
登録日 平成23年11月18日(2011.11.18)
国際出願番号 JP2006307983
国際公開番号 WO2006112418
国際出願日 平成18年4月14日(2006.4.14)
国際公開日 平成18年10月26日(2006.10.26)
優先権データ
  • 特願2005-120421 (2005.4.18) JP
発明者
  • 小川 佳宏
  • 菅波 孝祥
出願人
  • 国立大学法人 東京医科歯科大学
発明の名称 脂肪細胞の炎症性変化を抑制する物質のスクリーニング方法
発明の概要

脂肪細胞の炎症性変化を効果的に抑制する物質をスクリーニングするためのスクリーニング系及びそれを用いたスクリーニング方法を提供することを目的とする。
脂肪細胞とマクロファージの共培養からなる、脂肪細胞の炎症性変化の増加に関与するパラクリン因子又は細胞内シグナルを阻害する阻害物質のスクリーニング系である。また、前記スクリーニング系に被検物質を添加して、前記被検物質によるパラクリン因子、又は炎症性サイトカインの遺伝子発現レベルの変化を測定することを特徴とするパラクリン因子又は細胞内シグナルを阻害する阻害物質のスクリーニング方法である。

従来技術、競合技術の概要


近年、メタボリックシンドロームの分子基盤として全身の軽度の慢性炎症反応が注目され、肥満モデル動物や肥満患者の脂肪組織においてもマクロファージの浸潤が増加することが報告されている。(非特許文献1)には、脂肪組織に集積したマクロファージは、MCP-1、IL-6、IL-1β、TNF-α等の炎症性サイトカインを分泌し、更なるマクロファージをリクルートすることが報告されている。また、脂肪組織では多くの炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカインが産生されており、体脂肪量の増加における両者のバランスの破綻が、肥満を基盤とするメタボリックシンドロームの発症・進展に関与すると考えられている。



そのため、炎症性サイトカインの産生を阻害する物質のスクリーニングが行なわれている。しかし、このようなスクリーニング方法で用いるスクリーニング系は、脂肪細胞の炎症性サイトカインの産生を効果的に抑制する物質をスクリーニングすることができなかった。




【非特許文献1】JCI Dec 2003, vol112, 1785-1788

産業上の利用分野


本発明は、脂肪細胞の炎症性変化を抑制する物質をスクリーニングするためのスクリーニング系及びそれを用いたスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 脂肪細胞とマクロファージの共培養において、被検物質を添加して、脂肪細胞から分泌されるパラクリン因子である遊離脂肪酸及びマクロファージから産生するパラクリン因子であるTNF-αを介した脂肪細胞とマクロファージとの相互作用の前記被検物質による抑制効果を、該パラクリン因子濃度の変化により測定することを特徴とする、脂肪細胞の炎症性変化を抑制する物質のスクリーニング方法。
【請求項2】 前記パラクリン因子濃度が、遊離脂肪酸の量又は/及びTNF-αの遺伝子発現レベルであることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーニング方法。
【請求項3】 前記相互作用の抑制効果には、以下のa乃至cのいずれかの酵素或いは転写因子が関わる細胞内シグナルの阻害効果が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーニング方法。
a.MAPキナーゼキナーゼ1
b.c-junN末端キナーゼ
c.核内因子κB
【請求項4】 前記相互作用の抑制効果を、前記パラクリン因子濃度の変化及び炎症性サイトカインの遺伝子発現レベルの変化により測定することを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のスクリーニング方法。
【請求項5】 前記脂肪細胞とマクロファージの共培養が培養液を介した非接触系であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載のスクリーニング方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 薬品
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
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