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ゲル及び該ゲルからなる医療用材料

国内特許コード P100001147
掲載日 2010年11月4日
出願番号 特願2007-526926
登録番号 特許第5119442号
出願日 平成18年7月28日(2006.7.28)
登録日 平成24年11月2日(2012.11.2)
国際出願番号 JP2006315050
国際公開番号 WO2007013624
国際出願日 平成18年7月28日(2006.7.28)
国際公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
優先権データ
  • 特願2005-222296 (2005.7.29) JP
発明者
  • 岸田 晶夫
  • 木村 剛
  • 南 広祐
出願人
  • 国立大学法人 東京医科歯科大学
発明の名称 ゲル及び該ゲルからなる医療用材料
発明の概要

医療用材料として有用なゲルを提供することを目的とし、この目的を達成するために、
次式(I):
【化1】

[式(I)中、R1及びR2は互いに独立して水素原子又はアルキル基を表し、R3はカルボキシル基、又はアミノ基若しくは水酸基との反応性を有するカルボキシル基の誘導基、又は次式(II):
【化2】

[式(II)中、*はコラーゲン分子との結合部位を表す。]
で表される基を表し、R4、R5及びR6は互いに独立して水素原子、アルキル基、ジアゾニウム基又はアリール基を表し、x:yは0.1:0.9~0.9:0.1であり、m及びnは1以上の整数を表す。]
で表される繰り返し単位を有する架橋基によって架橋された複数のコラーゲン分子からなる架橋コラーゲンを支持構造として有するゲルを提供する。

従来技術、競合技術の概要


コラーゲンは動物の真皮、腱、骨、筋膜等に豊富に含まれる生分解性の生体由来材料であり、コラーゲンゲル(コラーゲンハイドロゲル)は医療用材料として有用である。コラーゲンゲルを調製する際、コラーゲン分子間の架橋化が必要となるが、グルタルアルデヒド等の化学架橋剤を用いてコラーゲン分子間の架橋化を行うと、コラーゲンの重要な性質である生体適合性(生体親和性)が著しく損なわれる。



このような問題を解決することができる技術として、特許文献1には、ポリアニオンが有するカルボキシル基と、コラーゲン分子が有するアミノ基又は水酸基とを、カルボジイミドを用いてアミド結合又はエステル結合させることによりコラーゲン分子間の架橋化を行い、コラーゲンゲルを調製する方法が開示されており、こうして調製されたコラーゲンゲルは、生体組織と高い接着性を示すので、生体接着剤、止血材、閉鎖材、死腔充填材等の非成形医療用材料や、代用血管等の成形医療用として有用であることが開示されている。特許文献1には、ポリアニオンとして、ヒアルロン酸、アルギン酸、アラビアゴム、ポリグルタミン酸、ポリアクリル酸、ポリアスパラギン酸、ポリリンゴ酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシル化デンプン等の生体に対して毒性の少ないポリアニオンが開示されている。



一方、特許文献2~4には、生体適合性の医療用材料として、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸エステル等との共重合体が開示されている。

【特許文献1】国際公開WO98/54224号パンフレット

【特許文献2】特許第2890316号公報

【特許文献3】特開2005-6704号公報

【特許文献4】国際公開WO00/01424号パンフレット

産業上の利用分野


本発明は、ゲル、該ゲルからなる医療用材料及び該医療用材料を利用した医療用器具に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 次式(I):
【化学式1】
[式(I)中、R1及びR2は互いに独立して水素原子又はアルキル基を表し、R3はカルボキシル基、又はアミノ基若しくは水酸基との反応性を有するカルボキシル基の誘導基、又は次式(II):
【化学式2】
[式(II)中、*はコラーゲン分子との結合部位を表す。]
で表される基を表し、R4、R5及びR6は互いに独立して水素原子、アルキル基、ジアゾニウム基又はアリール基を表し、x:yは0.1:0.9~0.9:0.1であり、m及びnは1以上の整数を表す。]
で表される繰り返し単位を有する架橋基によって架橋された複数のコラーゲン分子からなる架橋コラーゲンを支持構造として有するゲル。
【請求項2】 請求項1記載のゲルが有するカルボキシル基同士を架橋して得られるゲル。
【請求項3】 前記カルボキシル基同士を1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルで架橋して得られる請求項2記載のゲル
【請求項4】 請求項1又は2記載のゲルからなる医療用材料。
【請求項5】 請求項4記載の医療用材料からなる部分又は部材を有する医療用器具。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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