TOP > 国内特許検索 > 生体組織接着装置

生体組織接着装置 新技術説明会 外国出願あり

国内特許コード P100001156
掲載日 2010年11月4日
出願番号 特願2006-055619
公開番号 特開2007-229270
登録番号 特許第5028607号
出願日 平成18年3月1日(2006.3.1)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
登録日 平成24年7月6日(2012.7.6)
発明者
  • 岸田 晶夫
  • 増澤 徹
  • 樋上 哲哉
出願人
  • 国立大学法人 東京医科歯科大学
  • 国立大学法人茨城大学
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 生体組織接着装置 新技術説明会 外国出願あり
発明の概要 【課題】 生体組織と生体組織又は生体組織接着性材料とを接着させるための装置を提供する。
【解決手段】 装置1aは、被着体T1及びT2を接着させるための装置であって、部材21a及び22aの間に被着体T1及びT2を挟持する挟持部2aと、部材22aを部材21aの方向へ加圧する加圧部3aと、加圧部3aによる加圧を制御する加圧制御部4aと、部材21aに内蔵された発熱体5aと、発熱体5aによる発熱を制御する発熱制御部6aと、微小振動を発生させる振動発生部7aと、振動発生部7aが発生する微小振動を制御する振動制御部8aとを備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要 従来、生体組織同士を接着させるために、縫合糸、接着剤、自動吻合器、ステープラー、クリップ等が用いられてきた。しかしながら、縫合糸には、縫合に時間がかかる(特に微細な縫合部)、熟練が必要である等の問題点があり、接着剤(例えばフィブリン糊、シアノアクリレート等)には、接着力が低い、安全性が低い(例えばフィブリン糊は感染性、シアノアクリレートは発ガン性)等の問題点があり、自動吻合器には、微細な部分への適用が困難である等の問題点があり、ステープラー、クリップ等には、接着に長時間を要する等の問題点がある。

一方、超音波メス(振動モード)は、生体組織同士を凝固・接着できるが、超音波メスは、大きな振幅を得るためにホーン部が必要であり、装置の小型化が困難である。なお、超音波メスによる生体組織同士の接着は、メス刃が超音波振動して生じる摩擦熱により生体組織のコラーゲン組織が一部融解して生じると考えられている。高周波メスは、高周波により発熱(約100℃)し、生体組織同士を接着できるが、メス部が大きく、周辺にダメージを与える。電気メス(止血モード)は、高温(約300℃)で生体組織を焼き切ることにより止血できるが、生体組織同士の接着は困難である。

産業上の利用分野 本発明は、生体組織と生体組織又は生体組織接着性材料とを接着させるための装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1の被着体である生体組織と、第2の被着体である生体組織又は生体組織接着性材料とを接着させるための装置であって、
生体組織接着性材料は、湿潤コラーゲン、ポリウレタン、ビニロン、ゼラチン又はこれらの複合材料であり、
第1及び第2の被着体が互いに接触するように、第1及び第2の被着体を挟持する挟持部と、
挟持部に挟持された第1及び第2の被着体に20000~60000N/mの圧力が加えられるように、挟持部による挟持力を制御する挟持力制御部と、
挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を加熱する加熱部と、
挟持部に挟持された第1及び第2の被着体の温度が100~120℃となるように、加熱部による加熱を制御する加熱制御部と、
第1及び第2の被着体の接触面と平行な方向に振動させることにより、挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を振動させる振動部と、
挟持部に挟持された第1及び第2の被着体が周波数7~14.5kHzかつ振幅4~9μmで振動するように、振動部による振動を制御する振動制御部とを備え、
挟持部によって第1及び第2の被着体を互いに接触した状態で挟持し、加熱部によって互いに接触した状態の第1及び/又は第2の被着体を加熱すると共に、振動部によって互いに接触した状態の第1及び/又は第2の被着体を振動させ、20000~60000N/mの圧力、100~120℃の温度及び周波数7~14.5kHzかつ振幅4~9μmの振動を10~240秒付加することにより、第1及び第2の被着体を接着させることを特徴とする前記装置。

【請求項2】
挟持部が、第1の被着体に接触する第1の接触部と、第2の被着体に接触する第2の接触部との間に第1及び第2の被着体を挟持し、
加熱部が、第1及び/又は第2の接触部を加熱することにより、挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を加熱し、
振動部が、第1及び/又は第2の接触部を振動させることにより、挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を振動させることを特徴とする請求項記載の装置。

【請求項3】
互いに接触した状態にある第1及び第2の被着体の間に介在させることができる介在部を備え、
加熱部が、介在部を加熱することにより、挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を加熱し、
振動部が、介在部を振動させることにより、挟持部に挟持された第1及び/又は第2の被着体を振動させることを特徴とする請求項記載の装置。

【請求項4】
第1の被着体である生体組織と、第2の被着体である生体組織又は生体組織接着性材料とを接着させるための装置であって、
生体組織接着性材料は、湿潤コラーゲン、ポリウレタン、ビニロン、ゼラチン又はこれらの複合材料であり、
第1及び第2の被着体が互いに接触するように、第1及び第2の被着体の一方を他方に対して加圧する加圧部と、
第1及び第2の被着体に20000~60000N/mの圧力が加えられるように、加圧部による加圧を制御する加圧制御部と、
第1及び/又は第2の被着体を加熱する加熱部と、
第1及び第2の被着体の温度が100~120℃となるように、加熱部による加熱を制御する加熱制御部と、
第1及び第2の被着体の接触面と平行な方向に振動させることにより、第1及び/又は第2の被着体を振動させる振動部と、
第1及び第2の被着体が周波数7~14.5kHzかつ振幅4~9μmで振動するように、振動部による振動を制御する振動制御部とを備え、
加圧部によって第1及び第2の被着体を互いに接触した状態となるように第1及び第2の被着体の一方を他方に対して加圧し、加熱部によって互いに接触した状態の第1及び/又は第2の被着体を加熱すると共に、振動部によって互いに接触した状態の第1及び/又は第2の被着体を振動させ、20000~60000N/mの圧力、100~120℃の温度及び周波数7~14.5kHzかつ振幅4~9μmの振動を10~240秒付加することにより、第1及び第2の被着体を接着させることを特徴とする前記装置。

【請求項5】
第1又は第2の被着体に接触する接触部を備え、
加熱部が、接触部を加熱することにより、第1又は第2の被着体を加熱し、
振動部が、接触部を振動させることにより、第1又は第2の被着体を振動させることを特徴とする請求項記載の装置。

【請求項6】
加圧部が、接触部を第1及び第2の被着体の一方に対して加圧することにより、第1及び第2の被着体の一方を他方に対して加圧することを特徴とする請求項記載の装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006055619thum.jpg
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記問合せ先にご相談下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close