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数式表示制御装置、コンピュータプログラム、プログラム格納媒体

国内特許コード P100001174
整理番号 PA20-091
掲載日 2010年11月5日
出願番号 特願2009-002005
公開番号 特開2010-160656
登録番号 特許第5477785号
出願日 平成21年1月7日(2009.1.7)
公開日 平成22年7月22日(2010.7.22)
登録日 平成26年2月21日(2014.2.21)
発明者
  • 中村 晃
出願人
  • 学校法人金沢工業大学
発明の名称 数式表示制御装置、コンピュータプログラム、プログラム格納媒体
発明の概要 【課題】ブラウザ端末の種別に依らず数式を含むWebページを正確に表示させる。
【解決手段】WWWサーバー機能を備え、数式記述言語の数式と所定のプログラムの実行指示を含んだ第1文書整形データを記憶し、ブラウザ端末が要求したWebページの第1文書整形データを返送してプログラムを実行させた結果、数式記述言語を解釈できるブラウザ端末に1文書整形データに基づいてWebページを表示させ、解釈できないブラウザ端末にページ識別情報をページ変換手段に送付させ、ページ変換手段はページ識別情報に対応する第1文書整形データの数式を別言語で記載するともに別言語の数式を画像として表示させるための第2文書整形データを生成し、第2文書整形データを解釈したブラウザ端末に別言語の数式を数式変換手段に送付させ、数式変換手段が変換した数式画像をブラウザ端末に返送してWebページ中に表示させる数式表示制御装置としている。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



周知のごとく、HTMLに代表される文書整形言語(マークアップ言語)は、Webページがブラウザを実行するコンピュータ(ブラウザ端末)に表示された際の文章の構造(段落など)や見栄え(フォントサイズなど)の体裁(組版状態)を記述するための言語であり、その組版状態における各種指定(段落、フォントなど)をマークアップと呼び、マークアップを記述するための文字列をタグと呼んでいる。1ページ分のWebページの組版状態を記載したHTML文書などの文書整形データには、多数のタグが記述され、ブラウザ端末は、文書整形データを解釈し、各タグに記述されている指定に従って組版処理を行い、Webページの作成者が意図した組版状態でWebページを表示する。





ところで、ブラウザ端末に数式を含むWebページを表示させようとする場合、数式中に文字コードが存在しない特殊な記号が存在すると、通常のHTML文書では、その記号を文字として表示させることができない。





しかし、特殊な記号を伴う数式があっても、数式を画像にしてしまえば、ブラウザ端末は、問題なくWebページ中に数式を表示することができる。また、数式を取り扱うための専用のマークアップ言語もあり、ブラウザ端末に実装されているブラウザがその言語に対応していれば、数式を表示することができる。例えば、MathMLと呼ばれる数式を記述するためのマークアップ言語(数式記述言語)では、WWWサーバー側で、XMLで組版状態と数式記述言語に特有のタグを指定してWebページを記述しておき、ブラウザ端末側に、この数式記述言語の解釈が可能なブラウザと数式で用いる各種記号を表現するためのフォントデータをインストールしておけば、ブラウザ端末は、数式を画像ではなく、文字として表示することができる。また、数式を記述するタグをWebページとは別のウインドウで表示したりすることができる。もちろん、数式やその数式を記述するためのタグを文字列として周知のコピー/ペーストにより他の文書に複写することもできる。





また、一部のブラウザ(例えば、インターネット・エクスプローラ[Internet Explorer](登録商標))がインストールされているブラウザ端末では、MathMLのタグを解釈して表示するプラグインと呼ばれる補助プログラム(例えば、Mathplayer)を追加インストールすることで、Webページ中にMathMLで表現された数式を表示し、その数式を拡大したり、数式やその数式を記述するタグをコピー/ペーストしたりすることができる。

産業上の利用分野



この発明は、WWWサーバー機能を備えたコンピュータシステムにより、ブラウザ端末に数式を含むWebページを表示させるための制御技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ブラウザ端末とHTTP通信を行うWWWサーバー機能を備えたコンピュータシステムから構成されて、数式を含んだWebページをブラウザに表示させるための数式表示制御装置であって、
記憶手段と、第1文書返送手段と、第1ページ変換手段と、数式変換手段とを備え、
記憶手段は、多数のWebページのそれぞれの起源として、Webページの組版状態が第1形式の文書整形言語で記述されているとともに、第1形式の数式記述言語で記述された数式Bと、ブラウザ端末Aに種別判別プログラムを実行させるための記載とを含んだ第1文書整形データを記憶し、
第1文書返送手段は、特定のWebページを要求してアクセスしてきたブラウザ端末Aに、当該Webページの第1文書整形データCを返送し、
種別判別プログラムは、当該プログラムを実行したブラウザ端末Aに対し、実装されているブラウザの種別を判別させるとともに、その判別結果として、前記種別が前記第1形式の数式記述言語を解釈可能な第1種ブラウザ端末である場合は第1文書整形データCを解釈させてWebページの組版を行わせるとともに、当該第1文書整形データC中の前記第1形式の数式記述言語で記述された数式Bを当該Webページに挿入表示させ、
前記種別判別プログラムを実行したブラウザ端末Aが前記第1形式の数式記述言語の解釈が不可能な第2種ブラウザ端末である場合は、前記第1文書整形データCを特定するためのページ識別情報Dをパラメータとして、当該パラメータを第1ページ変換手段に送付させ、
前記第1ページ変換手段は、前記種別判別プログラムを解釈したブラウザ端末Aから送付されてきたページ識別情報Dを取得する処理と、取得したページ識別情報Dに基づいて特定される第1文書整形データCをデータベースより取り出す処理と、当該第1文書整形データC中の数式Bを第2形式の数式記述言語で記述した数式Eに変換する処理と、前記第1形式の文書整形言語で前記組版状態を記述するとともに、数式Eと、ブラウザ端末Aに対し数式Eを数式変換手段に送付させるための数式画像要求制御文と、ブラウザ端末Aに対し前記数式変換手段から送付されてきた画像を表示させるための数式画像表示制御文とを記載した第2文書整形データFを生成する処理と、当該第2文書整形データFをブラウザ端末Aに返送する処理とを実行し、
前記数式変換手段は、第2文書整形データFを送付したブラウザ端末Aが前記数式画像要求制御文を解釈して第2形式の数式記述言語で記述された数式Eが送付されてくると、当該数式Eを画像に変換してブラウザ端末Aに送付する
ことを特徴とする数式表示制御装置。

【請求項2】
第2ページ変換手段を備え、
前記第1種ブラウザ端末は、第1形式の数式記述言語を解釈するプログラムがブラウザ用の補助プログラムとして実装されているブラウザ端末であり、
前記種別判別プログラムは、前記判別結果として、前記種別が前記補助プログラムを必要としないで第1形式の数式言語の解釈が可能な第3種のブラウザ端末である場合、前記ブラウザ端末Aに対し、前記第1文書整形データCを特定するためのページ識別情報Dをパラメータとして、当該パラメータを前記第2ページ変換手段に送付させ、
第2ページ変換手段は、前記ブラウザ端末Aから送付されてきたページ識別情報Dを取得する処理と、取得したページ識別情報Dに基づいて特定される第1文書整形データCをデータベースより取り出す処理と、当該取り出した第1文書整形データCにおいて前記第1形式の文書整形言語で記述された前記組版状態を第2形式の文書整形言語で記述した第3文書整形データGに変換する処理と、当該第3文書整形データGを前記ブラウザ端末Aに返送する処理とを実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の数式表示制御装置。

【請求項3】
前記第1ページ変換手段は、前記第1文書整形データCに設定されているハイパーリンクについて、当該設定箇所に記載されているリンク先を識別するための情報をパラメータとして、当該パラメータを第1ページ変換手段に送付する旨のハイパーリンクに再設定し、当該再設定したハイパーリンクを前記第2文書整形データFに含ませることを特徴とする請求項1または2に記載の数式表示制御装置。

【請求項4】
前記第2ページ変換手段は、前記第1文書整形データCに設定されているハイパーリンクについて、当該設定箇所に記載されているリンク先を識別するための情報をパラメータとして、当該パラメータを第2ページ変換手段に送付する旨のハイパーリンクに再設定し、当該再設定したハイパーリンクを前記第3文書整形データGに含ませることを特徴とする請求項2または3に記載の数式表示制御装置。

【請求項5】
前記第1ページ変換手段は、前記数式画像要求制御文に、数式変換手段を宛先として、数式の表示サイズを指定するための数式サイズ情報の初期値をブラウザ端末Aに送付させるための記載を含ませるとともに、ブラウザ端末Aに対するユーザ入力によって表示サイズの指定を受け付ける機能と、ブラウザ端末に対するユーザ入力によって前記表示サイズの指定情報と前記ページ識別情報Dを第1ページ変換手段に送付させるための機能とを第2文書整形データFに含ませ、
前記第1ページ変換手段は、第2文書整形データFを送付したブラウザ端末において入力された前記表示サイズの指定情報Hが前記ページ識別情報Dとともに送付されてくると、当該指定情報Hとページ識別情報Dを取得する処理と、取得したページ識別情報Dに基づいて特定される第1文書整形データCをデータベースより取り出す処理と、当該第1文書整形データC中の数式Bを第2形式の数式記述言語で記述した数式Eに変換する処理と、前記第1形式の文書整形言語で前記組版状態を記述するとともに、前記指定情報Hを数式サイズ情報として、ブラウザ端末Aに対し当該数式サイズ情報と数式Eとページ識別情報Dを数式変換手段に送付させるための数式画像要求制御文と、ブラウザ端末Aに対し前記数式変換手段から送付されてきた画像を表示させるための数式画像表示制御文とを記載した第2文書整形データJを生成する処理と、当該第2文書整形データJをブラウザ端末Aに返送する処理とを実行し、
前記数式変換手段は、ブラウザ端末Aが前記数式画像要求制御文を解釈して第2形式の数式記述言語で記述された数式Eと数式サイズ情報が送付されてくると、当該数式Eを数式サイズ情報に対応する表示サイズの画像に変換してブラウザ端末Aに送付する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の数式表示制御装置。

【請求項6】
WWWサーバー機能と前記記憶手段とを備えたコンピュータにインストールされるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータが当該コンピュータプログラムを実行することで、請求項1~5の何れかに記載の数式表示装置として機能することを特徴とするコンピュータプログラム。

【請求項7】
請求項6に記載のコンピュータプログラムを記憶したプログラム格納媒体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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