TOP > 国内特許検索 > 住宅換気システム

住宅換気システム

国内特許コード P100001175
整理番号 PA20-104
掲載日 2010年11月5日
出願番号 特願2009-048676
公開番号 特開2010-203657
登録番号 特許第5483051号
出願日 平成21年3月3日(2009.3.3)
公開日 平成22年9月16日(2010.9.16)
登録日 平成26年2月28日(2014.2.28)
発明者
  • 垂水 弘夫
出願人
  • 学校法人金沢工業大学
発明の名称 住宅換気システム
発明の概要 【課題】自然エネルギー及び自然条件変化を有効に活用することで冬季の換気の外気負荷及び屋内暖房負荷を低減できる住宅換気システムの提供を目的とする。
【解決手段】日射熱を集熱及び蓄熱する温室を備えた住宅換気システムであって、温室内と住宅の居室内とを換気機能を有するヒートチューブで連結してあり、ヒートチューブは、温室内に空気の取入口を有し、居室内に空気の吹出口を有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



平成15年の建築基準法改正により、住宅には0.5回/1時間以上の換気能力を有する機械換気システムの設置が義務付けられた。

そこで、壁や天井内に設定したファンを用いて外気と屋内空気を入れ替える換気方法が採用されるようになってきた。

しかし、単に外気を取り込むだけでは、冬季等においては外気が居室内の空気よりも冷たく、逆に夏季等においては外気の方が熱く、換気に伴って外気負荷が大きいという問題がある。





我が国は、北海道から鹿児島県本土までの大部分の地域において、住宅での冷房負荷よりも暖房負荷の方が大きいという特徴があり、暖房負荷を自然エネルギー活用によって減ずる対策が重要である。





東北地方の太平洋側の地域では、住宅南側に温室として機能する外部と内部とのつなぎ空間を設け、日中に昇温した空気を、仕切りの窓を開けるなどして、居室に取り込む例が見受けられる。

しかし、窓等の開閉操作が居住者次第であることから熱的効果は限定的であり、屋内で冬季に植物を栽培する趣味的空間として位置付けられる場合が多い。

特許文献1には、この発想に近いサンルームを活用することで、太陽熱の有効利用と居室への心地良い通風を図った技術を開示するが、やはり熱的効果は限定的である。





特許文献2には、屋根板の直下に空気流路を形成してなる太陽集熱部を設け、加熱空気を立下りダクトにて床下に流下させる技術を開示する。

しかし、同公報に開示する屋根板の直下に設けられる太陽集熱部では、冬のシーズン全体を通して換気空気の加熱に用いるのには能力的に不充分であり、また、この太陽集熱部の設置場所が太陽光発電や太陽熱温水器の利用等の他の省エネルギーシステムと競合する問題も有する。





地中温度が大気の空気温度に比べて年変動が小さく、本州の大部分の地域において平均値が約15℃程度で安定している。

そこで、地中に埋設したヒート&クールチューブシステムを経由させて外気を導入することで夏は外気よりも冷たい空気を、また冬は外気よりも暖かい換気空気を屋内に導入する実験的住宅も見受けられる。

しかし、本願発明者らが国土交通省の先導技術開発補助金を得て、平成18年度に富山市内に建築したヒート&クールチューブ換気システムを持つモデル住宅の実測結果からは、冬の熱取得効果が1月に約540W程度、夏の熱除去効果が8月に約380W程度しか得られず、同システムの設置費用を考慮すると、地中熱だけでは不充分であった(非特許文献1)。

産業上の利用分野



本発明は、住宅の南側等、日射量の多い方向に温室を付設し、この温室が日射熱で高温になった蓄熱等を利用して居室内に新鮮空気を供給することで、冬季等における住宅の換気に伴う熱損失を低下させるのに効果的な住宅換気システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
日射熱を集熱及び蓄熱する温室を備えた住宅換気システムであって、
温室内と住宅の居室内とを換気機能を有するヒートチューブで連結してあり、
ヒートチューブは、温室内の屋根の下面よりに設けた空気の取入口から当該温室の床部と地熱効果が得られる地盤面下1m以上の地中埋設部と居室の床部を経由して、居室内に空気の吹出口を有し、外気に触れないように配管してあり、
温室は屋根と壁部とに透明パネル体を取り付けてあり、床部は温室内空気の加熱面として機能する厚さ30cm以上のコンクリート又は石材からなる蓄熱材で形成し、温室内に外気を取り入れる外気取入口を床面よりに設けてあることを特徴とする住宅換気システム。

【請求項2】
ヒートチューブは、温室内からの空気取入口と、外気取入口とが切り換え可能になっていることを特徴とする請求項1記載の住宅換気システム。
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2009048676thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、「問合せ先」まで直接お問合せ下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close