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模擬狭窄血管及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P100001194
整理番号 WASEDA-939
掲載日 2010年11月5日
出願番号 特願2009-069196
公開番号 特開2010-224069
登録番号 特許第5136993号
出願日 平成21年3月20日(2009.3.20)
公開日 平成22年10月7日(2010.10.7)
登録日 平成24年11月22日(2012.11.22)
発明者
  • 岩▲崎▼ 清隆
  • 梅津 光生
  • 坪内 俊介
  • 濱 悠太朗
  • 八木下 雄一
出願人
  • 学校法人早稲田大学
発明の名称 模擬狭窄血管及びその製造方法 コモンズ
発明の概要

【課題】 少なくとも一部分が石灰化したことによる実際の狭窄病変状態に近い模擬狭窄血管を提供すること。
【解決手段】 模擬狭窄血管1は、石灰化による狭窄病変部位を模擬した模擬血管壁2と、血管の内腔部分を模擬した模擬内腔3とを備えている。模擬血管壁2は、狭窄病変部位に相当する狭窄病変領域4と、狭窄病変領域4に隣接し非病変部位に相当する非病変領域5とを備えている。狭窄病変領域4は、模擬内腔3側に位置する内側部分6と、内側部分6よりも外側で非病変領域5と同一の材料で連なる外側部分7と、外側部分7に埋設され、内側部分6よりも硬質となる中間部分8とを含む。内側部分6は、シリコーン等の高分子材料によって形成され、外側部分7は、シリコーン等の高分子材料により形成され、中間部分8は、内側部分6と異なるポリエチレン製のチューブによって形成される。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


脂肪が沈着するプラーク化、或いは、石灰化や線維化等により血管が狭窄した際には、ステントと呼ばれる医療器具で血管内腔を拡張させて血流を確保する。このステントについては、他の医療機器同様、患者への使用前に、動物実験や患者病変を模擬した体外装置を使い、有効性や安全性を評価しておくことが極めて重要である。しかしながら、血管が狭窄した病変動物を作り出す技術は存在せず、仮に、存在しても、再現性良くそのような病変血管を有する動物を作ることは極めて困難であると考えられる。また、冠動脈バイパス手術等の心臓外科手術を行う医師からは、当該手術に高度な技術が要求されることから、手技の訓練を日常的にするための人工的な模擬狭窄血管が要請されている。ところで、人工的な模擬狭窄血管として、プラーク化による狭窄状態が模擬されたものが知られている(特許文献1参照)。この模擬狭窄血管では、ポリビニルアルコールハイドロゲルを使うことで、プラーク化した狭窄病変部位を模擬している。

産業上の利用分野


本発明は、ステントの性能試験、冠動脈バイパス手術等の心臓外科手術の訓練及び手技評価に用いられる模擬狭窄血管及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも一部分が石灰化したことによる狭窄病変部位を含む血管壁を模擬した模擬血管壁と、血管の内腔部分を模擬した模擬内腔とを備えた模擬狭窄血管において、
前記模擬血管壁は、前記狭窄病変部位に相当する狭窄病変領域と、当該狭窄病変領域に隣接し、非病変部位に相当する非病変領域とを備え、
前記狭窄病変領域は、前記模擬内腔側に位置する内側部分と、当該内側部分よりも外側に位置し、前記非病変領域と同一の材料で連なる外側部分と、当該外側部分に埋設され、前記内側部分よりも硬質となる中間部分とを含み、
前記内側部分は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び前記高分子材料の混合材料によって形成され、
前記外側部分は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料により形成され、
前記中間部分は、前記内側部分と異なる樹脂材料若しくは金属材料によって形成されていることを特徴とする模擬狭窄血管。

【請求項2】
前記中間部分は、延出方向両端側が開放するチューブからなり、当該チューブの内側に前記内側部分が収容されるように前記模擬内腔の周りに配置されることを特徴とする請求項1記載の模擬狭窄血管。

【請求項3】
凹み部が部分的に形成された丸棒状のモールドの表面に複数の材料を付着させ、当該各材料を固化させた後で、当該材料から前記モールドを抜き取ることで、少なくとも一部分が石灰化したことによる狭窄病変状態が模擬された模擬狭窄血管を製造する方法であって、
前記凹み部に、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び前記高分子材料の混合材料を付着させて固化することで補強層を形成した後、当該補強層の外側に、前記無機材料又は前記高分子材料、若しくは前記混合材料からなる主層を配置し、前記モールドの外径よりも大きい内径を有するチューブの内側に前記モールドを挿入し、前記チューブを前記凹み部の周りに配置した上で、前記主層と前記チューブとの間に、空気が混入しないように、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料を充填して固化することで前記チューブを固定し、前記モールドの外周面全体に、前記主層と前記チューブとの間に充填した前記高分子材料と同一の材料を付着させて固化することにより前記モールドの外周面上に前記模擬狭窄血管を形成した後、前記モールドを前記凹み部の中央で分割して軸線方向に抜き取ることで前記模擬狭窄血管を得る際に、
前記チューブとして、前記主層及び前記補強層よりも硬質であり、且つ、前記凹み部の長さに対して同一若しくは短寸の長さのものを使用することを特徴とする模擬狭窄血管の製造方法。
産業区分
  • 運動娯楽用
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009069196thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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