TOP > 国内特許検索 > バイオディーゼル燃料の製造方法

バイオディーゼル燃料の製造方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P100001335
整理番号 P09-005
掲載日 2010年12月13日
出願番号 特願2009-187118
公開番号 特開2011-037997
登録番号 特許第5230562号
出願日 平成21年8月12日(2009.8.12)
公開日 平成23年2月24日(2011.2.24)
登録日 平成25年3月29日(2013.3.29)
発明者
  • 倉山 文男
  • 鈴木 昇
  • 佐藤 正秀
  • 古澤 毅
  • 吉川 朋美
出願人
  • 国立大学法人宇都宮大学
発明の名称 バイオディーゼル燃料の製造方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】触媒の活性を高めつつ、実用化(工業生産)をしやすいバイオディーゼル燃料の製造方法、この製造方法で製造されたバイオディーゼル燃料、カプセル化触媒、及びこのカプセル化触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】原料油脂及び低級アルコールをエステル交換反応によりバイオディーゼル燃料を製造するに際し、カプセル内に存在させた触媒を用いることにより上記課題を解決する。また、上記製造方法を用いて製造されるバイオディーゼル燃料を用いることにより上記課題を解決する。さらに、アルギン酸類等からなる群から選ばれる少なくとも1つをカプセル壁とし、アルカリ固体触媒等からなる群から選ばれる少なくとも1つの触媒をカプセル内に含有するカプセル化触媒を用いることにより上記課題を解決する。さらに、二重管ノズル法によって上記カプセル化触媒を製造することによって上記課題を解決する。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


バイオディーゼル燃料(Biodiesel Fuel)は、植物油脂や動物油脂又はその廃油であるバイオマス資源を原料とするため、カーボンニュートラルな燃料として近年注目されている。



バイオディーゼル燃料は、様々な製造方法によって製造することができる。こうした製造方法の一つに、植物油脂とメタノールとのエステル交換反応によってバイオディーゼル燃料の主成分となる脂肪酸メチルエステル(FAME)を合成する方法がある。この製造方法では触媒を利用することから、脂肪酸メチルエステルを効率よく生産するための触媒開発が行われている。



こうした触媒として、酸化カルシウム(CaO)等のアルカリ固体触媒の利用が検討されている。酸化カルシウムは、安価で入手が容易である。しかしながら、例えば、酸化カルシウムは活性が低いという性質があり、その改良が検討されている。



特許文献1には、固体塩基触媒として、15以上の塩基強度(H_)を有し、かつ、0.1mmol/g以上の塩基量を有した酸化カルシウムからなることを特徴とするバイオディーゼル油製造用固体塩基触媒が記載されている。そして、このバイオディーゼル油製造用固体塩基触媒が、生石灰、炭酸カルシウム、酢酸カルシウム及び消石灰からなるグループより選ばれた原料を、水と炭酸ガスを実質的に含まない気体の雰囲気下にて300℃以上の温度で焼成することにより得られたものであることを特徴としている。そして、この固体塩基触媒を用いた場合には、極めて高い反応効率を達成することができる旨記載されている。



非特許文献1では、植物油脂とメタノールのエステル交換反応によるバイオディーゼル油の製造に用いる効果的な不均一触媒を開発するためにCaOの触媒活性を高める研究が紹介されている。具体的には、同文献では、CaOをメタノールで前処理してエステル交換反応に用いる旨が記載されている。



特許文献2には、原料油脂とアルコールとのエステル交換反応によってバイオディーゼル油を製造する際に使用される固体触媒であって、この触媒が、塩基強度(H_)9.3以上の酸化カルシウム、又はこの酸化カルシウムを水和して得られた水酸化カルシウムのいずれか一方を原料とし、この原料をグリセリンのメタノール溶液と加熱還流下で反応させることによって得られたカルシウムジグリセロキシドであることを特徴とするバイオディーゼル油製造用固体触媒、が記載されている。同文献によれば、高活性な酸化カルシウムを使用した時と遜色ない反応実績をあげながら、無機分の残存量がより少ない高品質なバイオディーゼル油が得られる、とのことである。

産業上の利用分野


本発明は、バイオディーゼル燃料の製造方法、バイオディーゼル燃料、カプセル化触媒、及びこのカプセル化触媒の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
原料油脂及び低級アルコールをエステル交換反応によりバイオディーゼル燃料を製造するに際し、原料油脂に分散させたアルカリ固体触媒を芯物質とし、二価カチオンで硬化させたアルギン酸類を壁材とするカプセルを用いることを特徴とするバイオディーゼル燃料の製造方法。

【請求項2】
前記アルカリ固体触媒がCaO又はCa(OH)である、請求項1に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。

【請求項3】
請求項1又は2に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法を用いて製造されることを特徴とするバイオディーゼル燃料。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
  • 処理操作
  • その他無機化学
  • 有機化合物
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2009187118thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close