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板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法

国内特許コード P110001465
整理番号 2008-P33
掲載日 2011年1月20日
出願番号 特願2009-057161
公開番号 特開2010-208896
登録番号 特許第5467432号
出願日 平成21年3月10日(2009.3.10)
公開日 平成22年9月24日(2010.9.24)
登録日 平成26年2月7日(2014.2.7)
発明者
  • 相澤 守
  • 庄 志
出願人
  • 学校法人明治大学
発明の名称 板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法
発明の概要 【課題】従来技術では得られなかったc面配向した板状HAp単結晶を工業的規模で製造するための技術の提供。
【解決手段】Ca2+イオン、PO3-イオン、尿素及びウレアーゼを含む酸性水溶液を容器に入れ、該酸性水溶液と外気とが気液接触した状態で保持し、ウレアーゼによる尿素の加水分解による水溶液のpH上昇にしたがって、ヒドロキシアパタイトの結晶核を生成させ、さらに該結晶核をa軸及びb軸方向に成長させ、次いで前記水溶液に浮上している析出物を水溶液から分離採取し、次いで前記析出物に水熱処理を施して板状ヒドロキシアパタイト単結晶を得ることを特徴とする板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要



ヒドロキシアパタイト(以下、HApと略記する)は、一般に、結晶系が六方晶系に属し、c軸方向に成長した結晶面(以下、この結晶面をa面という)と、a軸およびb軸方向に成長した結晶面(以下、この結晶面をc面という)とをもつ。a面は正に帯電し、c面は負に帯電している。この電荷の異なる2つの結晶面をもつため、HApは、酸性基あるいは塩基性基を持つ化合物を吸着保持することができる。このような吸着特性を有するHApは、タンパク質などの生理活性物質の吸着材(例えば、クロマトグラフィ用充填材)に利用されている。





近年、HApの結晶面を選択的に配向させて、その吸着特性に選択性を付与する試みがなされている。例えば、非特許文献1には、均一沈殿法により、a面配向した繊維状HApを合成し、そのa面配向した繊維状HApが塩基性タンパク質(リゾチーム)よりも酸性タンパク質(アルブミン、ポリ-L-グルタミン酸)をより多く吸着することが報告されている。





また、c面配向した板状HApの研究も進められている。特許文献1には、リン酸カルシウム粒子を、アミノ酸水溶液中にて加熱して、HApに転化し、次いで該HApをa軸およびb軸方向に生長させることを特徴とする板状HApの製造方法が開示されている。





さらに、非特許文献2には、CaCO、HPO、尿素およびウレアーゼを含む水溶液を50℃で24時間インキュベートし、溶液から均一な生成物を沈殿させ、次いでこの沈殿物に水熱処理を施してc面配向した板状HApを合成する方法が開示されている。

c面配向したHApは、前記a面配向した繊維状HApとは異なり、酸性タンパク質よりも塩基性タンパク質をより多く吸着する吸着材として期待されている。

産業上の利用分野



本発明は、c面配向した板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
Ca2+イオン、PO3-イオン、尿素及びウレアーゼを含む酸性水溶液を容器に入れ、該酸性水溶液と外気とが気液接触した状態で保持し、ウレアーゼによる尿素の加水分解による水溶液のpH上昇にしたがって、ヒドロキシアパタイトの結晶核を生成させ、さらに該結晶核をa軸及びb軸方向に成長させ、次いで前記水溶液に浮上している析出物を水溶液から分離採取し、次いで前記析出物に水熱処理を施して板状ヒドロキシアパタイト単結晶を得ることを特徴とする板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法。

【請求項2】
前記酸性水溶液中のCa2+イオンの濃度を0.0025~0.0100mol・dm-3の範囲とし、PO3-イオンの濃度を0.0015~0.0060mol・dm-3の範囲とし、尿素の濃度を0.5~2.0mol・dm-3の範囲とし、ウレアーゼの濃度を前記尿素1当量に対して0.2倍当量から3倍当量の範囲とすることを特徴とする請求項1に記載の板状ヒドロキシアパタイト単結晶の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009057161thum.jpg
出願権利状態 登録
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