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リング発振器

国内特許コード P110001478
掲載日 2011年1月24日
出願番号 特願2008-211330
公開番号 特開2010-050591
登録番号 特許第5126679号
出願日 平成20年8月20日(2008.8.20)
公開日 平成22年3月4日(2010.3.4)
登録日 平成24年11月9日(2012.11.9)
発明者
  • 草賀 貴志
  • 島 健
出願人
  • 学校法人神奈川大学
発明の名称 リング発振器
発明の概要

【課題】
従来のリング発振器に比べて、より高い発振周波数を実現するリング発振器を提供する。
【解決手段】
本リング発振器には、4つのインバータ20-1、20-2、20-3、20-4から構成されるメインループ回路に、5つのインバータを組み合わせて形成する2つの3段の励起回路([20-1、20-5、20-6、20-7、20-8]、[20-2、20-9、20-10、20-11、20-12]、[20-3、20-13、20-14、20-15、20-16]、[20-4、20-17、20-18、20-19、20-20])が4組設けられている。この4組の励起回路によって形成される偶数段のループ回路の数は、メインループ回路の個数以下になっている。すなわち、本リング発振器は、従来のリング発振器に比べて偶数段のループ回路の数が少ないため、高い周波数での発振ができる。
【選択図】 図2

従来技術、競合技術の概要


近年、携帯電話をはじめとする携帯用情報機器においては、画像データや動画データのやり取りが頻繁に行われるため、より高速なデータ通信を行うことが求められている。
このようなデータの通信には、クロックとデータを重畳された入力信号からクロックを抽出するクロックリカバリ回路が用いられている。クロックリカバリ回路の多くは、リング発振器を用いて構成されている。



リング発振器は、インバータを奇数個リング状に接続した発振回路のことであり、広い周波数可変領域を持ち、インダクタやキャパシタを全く必要としないためデジタル回路に広く利用されている。



ところで、クロックリカバリ回路におけるデータ抽出処理の高速化および同回路における複素信号の処理には、同一周波数で90°ごとにずれた4つの信号を発生させるクオドラチャ発振器が不可欠である。
従来のリング発振器によるクオドラチャ発振器の一例として、偶数段と奇数段のリング発振器を組み合わせた発振回路が知られている(特許文献1参照)。



図5は、特許文献1に記載された発振回路の構成を示した図である。
特許文献1に記載された発振回路は、外周を偶数段のリング発振器で取り囲み、内側に奇数段のリング発振器で構成されたループ回路が4個埋め込まれて構成されている。

【特許文献1】特開2007-274431号公報

産業上の利用分野


この発明は、より高い周波数での発振を可能としたリング発振器に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
偶数段のインバータを縦続接続して構成されたメインループ回路と、奇数段のインバータを縦続接続して構成されたループ回路から成る励起回路と、を備えたリング発振器であって、
前記励起回路は前記メインループ回路の周囲に複数接続して設けられ、且つ、前記複数の励起回路によって形成される偶数段のインバータのループ回路の数は、前記メインループ回路の個数以下であることを特徴とするリング発振器。

【請求項2】
4段のインバータを縦続接続して構成されるメインループ回路の周囲に3段のインバータを縦続接続して構成された8つの励起回路を設け、
前記8つの励起回路は、前記メインループ回路を構成するインバータの1つと前記メインループ回路を構成するインバータ以外の2つのインバータとによって構成される第1の励起回路と、前記メインループ回路を構成する隣り合うインバータ間に接続され、前記メインループ回路を構成するインバータ以外の3つのインバータによって構成される第2の励起回路と、を交互に接続して構成されることを特徴とする請求項1に記載のリング発振器。

【請求項3】
4段のインバータを縦続接続して構成されるメインループ回路の周囲に3段のインバータを縦続接続して構成された8つの励起回路を設け、
前記8つの励起回路は、5つのインバータを用いて1つのインバータを共用する並設された2つの励起回路を4組設けて構成され、前記並設された2つの励起回路の一方は前記メインループ回路を構成するインバータの1つと前記メインループ回路を構成するインバータ以外の2つのインバータとによって構成され、他方は前記メインループ回路を構成するインバータ以外の3つのインバータによって構成されることを特徴とする請求項1に記載のリング発振器。
産業区分
  • 基本電子回路
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008211330thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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