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ニンニク由来の抗菌性物質およびその製造方法

国内特許コード P110001581
整理番号 PA04-007
掲載日 2011年3月4日
出願番号 特願2004-264415
公開番号 特開2006-076960
登録番号 特許第4437225号
出願日 平成16年9月10日(2004.9.10)
公開日 平成18年3月23日(2006.3.23)
登録日 平成22年1月15日(2010.1.15)
発明者
  • 北原 晴男
  • 佐々木 成俊
  • 半田 智一
  • 原田 幸雄
出願人
  • 学校法人弘前大学
発明の名称 ニンニク由来の抗菌性物質およびその製造方法
発明の概要

【課題】 新規な抗菌性物質の提供
【解決手段】 ニンニク皮由来の抗菌性物質の製造方法において、下記の工程:(1)ニンニクの皮を用意する;(2)ニンニクの皮を、所望により粉砕した後、酢酸エチルで抽出して、酢酸エチル抽出物を得る;(3)酢酸エチル抽出物を、n-ヘキサンと酢酸エチルとから成る展開溶媒を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィー処理して、3番目に溶出する画分III (Fr.III )を得る;(4)画分III 中の成分をシリカゲル箔層クロマトグラフィーにかけ、展開溶媒として塩化メチレン/エチルエーテル/n-ヘキサン(10:1:7)を用いるシリカゲル箔層クロマトグラフィーにおいて、およそ0.44のRf値を示す物質を採取する;を含んで成る方法、及びこれにより得られる新規抗菌性物質。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


青森県産のニンニク(Allium sativum L.)は全国シェアの約8割を占め、青森県の産業の重要な部分を構成している。ニンニクの可食部分を利用するために除去するニンニクの皮は膨大な量に昇り、現在、産業廃棄物として処理されており、その有効利用が望まれている。ニンニクの皮はニンニクの可食部に対する保護作用を有すると考えられ、ニンニクの皮には何らかの抗菌性物質の存在が予想されるが、そのような物質の存在は確認されていない。



植物炭素病の一種であるリンゴ炭素病は、植物炭素病原菌であるコレトトリカム・アクテイタム(Colletotrichum acutatum)がリンゴの果実の表面に繁殖する植物病であり、このリンゴ炭素病に対しては、べノミル(Benomyl)、ジエトフェンカルブ(Diethofencarb)等の合成農薬使用されている。コレトトリカム・アクテイタム(Colletotrichum acutatum)に対するべノミル(Venomyl)の最少阻止濃度は1250μmであり、ジエトフェンカルブ(Diethofencarb)のそれは625μmであり、植物炭素病原菌に対する、より強力な農薬の開発が望まれている。

産業上の利用分野


本発明は,ニンニク、特にニンニクの皮に由来する抗菌性物質、及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ニンニク皮(保護葉、以下同じ)由来の抗菌性物質の製造方法において、下記の工程:
(1)ニンニクの皮を用意する;
(2)ニンニクの皮を、酢酸エチルで抽出して、酢酸エチル抽出物を得る;
(3)酢酸エチル抽出物を、n-ヘキサンと酢酸エチルとから成る展開溶媒を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィー処理して、3番目に溶出する画分III (Fr.III )を得る;
(4)画分III 中の成分をシリカゲル薄層クロマトグラフィーにかけ、展開溶媒として塩化メチレン/エチルエーテル/n-ヘキサン(10:1:7)を用いるシリカゲル薄層クロマトグラフィーにおいて、およそ0.44のRf値を示す物質を採取する;
を含んで成る方法。

【請求項2】
前記抗菌物質が、コレトトリカム・アクテイタム(Colletotrichum acutatum)に対して、6μg/mlの最少阻止濃度を有する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
工程(2)において、酢酸エチルによる抽出の前にニンニクの皮を粉砕する、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法により得られうる、ニンニク由来の抗菌性物質。

【請求項5】
請求項に記載の抗菌性物質を含んで成る植物炭素病菌に対する農薬。
産業区分
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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